ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第49話 サンニン 第1巻 第50話 クンレン

凡矢理大学 前期試験終了

 

楽 「ふ〜〜、終わった〜〜」

 

楽 (しかしあの紅介って奴、一体何なんだ?

考えてみたら俺、あいつの事蒼也の双子の兄貴って事以外殆ど何も知らねーんだな………蒼也は戦闘と星神の事以外全然教えてくれないし………)

 

タンッ

 

? 「あれ、アレって………」

 

? 「あのー、あなたちょっといい?」

 

楽 「?何ですか………!」

 

秋花 (やっぱり、覚醒してますね。)

 

楽 「あんた、この感じ………」

 

秋花 「アレ?もう星の光の感知神経までそんなに研ぎ澄まされてるんだ。

意外ね、まだ覚醒して3ヶ月そこらの筈なのにその星の光の量も見た感じだと星光量の平均初期値の100の5〜6倍はもうあるわね。」

 

楽 「あんた、星神か?」

 

秋花 「ええ。そうよ。」

 

楽はその突然話しかけてきた少女から確かに普通の人より明らかに多くの星の光を感じ取っていた。しかも、今まで感じた事が無い初めて見る属性の

 

秋花 「でも、やっぱり地球属性の星神や星獣は私が始めてみたいね。

無理もないわ、あなたたち太陽と同じくらいレアだから。」

 

楽 「地球?あんた地球属性なのか?」

 

そういうその少女は、ミルクティーを思わせる鮮やかな薄茶色のロングヘア、薄い灰色の瞳、千棘と同じくらいのスタイル、

千棘と同じくらいの美しい少女だった。

 

秋花 「はい。私の名前は遊原 秋花(ゆばら しゅうか)、あんたと同じ様なマフィアの頭の娘よ。」

 

楽 「遊原?あんた何者なんだ?紅介の時も思ったがなんでギャングの奴が普通に大学通ってるんだ?」

 

秋花 「それは今言う必要はないわ。

私を含めた3人を今日まで気付かなかったあんたにはまだね。」

 

楽 「え?」

 

楽は星光の感知神経を全開にした。

確かに、この大学内には目の前の遊原と紅介意外にも2人、水星属性と土星属性の星の光が走っている

 

秋花 「やっと気付いた?零と牡丹の星の光に。」

 

楽 「え?あんたこの2人の星神と知り合いなのか?」

 

秋花 「まあ、それは次会った時に、今日はこれでバイバイ。」

 

楽 「ちょっ、待てよ」

 

カシャンッ

 

「流の札(ナガレノフダ)」

 

楽 「わっ!?」

 

いきなり青い光が流れたと思ったら、秋花はそこからたちまちいなくなっていた

 

楽 (遊原に紅介、それに零と牡丹………一体あいつらは………)

 

楽は1日にテストの問題より遥かに大きな問題を2つも出された

 

第49話 完

 

 

 

第1巻 第50話 クンレン

 

2017年7月上旬 楽は毎週木曜と土曜夜に蒼也に星神としてのと、マフィアの戦闘訓練を受けていた。

 

ビーハイブ 射撃場

 

ドンッ ドンッ ドンッ

 

蒼也 「十発中10点2発、9点1発、8点3発、6点3発、5点1発

合計100点満点中72点」

 

楽 「おっしゃ!自己ベストタイじゃね?」

 

蒼也 「ああ、だいぶ当たるようになったな。

始めた頃は30点がいいところだったのに。」

 

楽 「お前が毎週週2で訓練に付き合ってくれて、マンションの近くの河原でも練習してるからな。」

 

蒼也 「練習熱心なのは結構だが、一般人には絶対見つかるなよ。」

 

楽 「大丈夫だって!模擬戦用のゴム弾だから、見つかっても「モデルガンが趣味です。」で通るから。」

 

蒼也 「ならいいが………まあいいや、次はCQC(近接格闘)だ」

 

楽 「おう!」

 

 

ビーハイブ CQC場

 

楽 「おりゃ!おりゃ!」

 

バキッ

 

楽のパンチで木の柵が折れた

 

蒼也 「………最近、丈夫な木の柵を折れるようにはなって来たな。

最初とはえらい違いだ、だが………」

 

グイッ

 

楽 「うわっ!?」

 

蒼也は楽の足の服を引っ張り、仰向けにした

 

蒼也 「パンチやキックがまあまあになっても、守りが甘すぎだよ。

実践だったら今の俺の「ねくら返し」で仰向けになった所に銃口を突きつけられて終わりだよ。」

 

楽 「くっそ〜〜、またやられた………」

 

蒼也 「今日はここまで」

 

 

ビーハイブ食堂

 

シュボッ

 

蒼也 「ふ〜〜、まあまあ伸びて入るね。

最初はあんなモヤシみたいな身体能力だったのに、今なら木製の壁を素手で壊すくらいは軽く出来るし、スタミナも銃の腕も大分伸びた、よく頑張ったよ。」

 

楽 「まあ、お前との訓練以外でも銃の練習や週2でランニングと筋トレもだんだん量を増やしてやってるしな。

大事な彼女の為に」

 

蒼也 「まあ、いい事だね。フーー、ところで………」

 

楽 「ん?」

 

蒼也 「楽、あんた紅介と久々に会ったよね?」

 

楽 「ブゥーー!」

 

楽 「ど…どうしてそれを?」

 

蒼也 「兄貴から聞いたでしょ?俺たちは双子の星神は双子座共鳴を起こしてるんだよ。

俺の体験が紅介に伝わるように、紅介の体験も俺に伝わるんだよ。」

 

楽 「あっ、そっか………」

 

蒼也 「にしてもあいつ、星神以外の事も色々話してくれたね………」

 

チャッ

 

蒼也は胸のペンダントを開いて見ながら言った

 

楽 「ん?そういやあ蒼也、そのペンダントいっつも首に下げてるよな?」

 

蒼也 「ん?ああ、コレは………」

 

蒼也は開いたペンダントの中を見せてくれた、楽や蒼也より少しだけ若い高校生くらいの女の子の写真が入っていた。

 

蒼也 「俺の恋人だよ。」

 

楽 「えっ?お前も恋人がいるのか?」

 

蒼也 「ああ、正確には「いた」だね。」

 

楽 「え?もう別れたのか?」

 

蒼也 「いや………」

 

蒼也 「病気になっちまったよ。」

 

楽 「え?」

 

蒼也 「………………」

 

蒼也は辛い過去を思い出しながら、深刻な表情で答えた

 

楽 「わ…わりぃ、俺そうとは知らずに。」

 

蒼也 「いや、いいんだよ。彼女もこっち側に関わっていた人間だったし、あんな事が起こってもおかしくなかった。」

 

楽 (そうか、双神兄弟は2人とも好きな人と別れたんだ………しかも蒼也の方の恋人は病気に………もしかしたらそれが紅介がビーハイブを抜けたきっかけかも………)

 

蒼也 「まあ、こんな俺の辛気臭い身の上話はコレくらいにして早く帰りなよ、お嬢が待ってるよ?」

 

楽 「お…おう!」

 

楽 (俺は千棘とそんな事には絶対ならない、もっと強くならなきゃ………)

 

 

そう思い楽はビーハイブの屋敷を後にした

 

 

蒼也 (………………楽、お前は沢山の自分を好いてくれる女からお嬢を選んで結ばれて、しかも他の女の子達も恋人とは違う形の絆で納得してくれてお嬢と幸せに暮らせてるんだよな。

羨ましいよ。)

 

蒼也 (俺もそうしていれば、玲香があんな病気になる事も、紅介がビーハイブを抜ける事も無かった筈なのに。)

 

蒼也 (楽、俺はあんたを俺の二の舞にはさせない。

必ずお嬢を守れる星神にしてやるよ。)

 

第50話 完

 

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