タタタ………
楽は実家の集英組内を走り回っていた
楽 「どうすんだよ?酔いが覚める前に他の女の子に遭遇したら………」
レオン 「ボクにもどうにも出来ないよ!
集兄まで万里花姉にふっとばされちゃったし、どうしよう?」
楽 「くそ〜〜〜、これからどうすれば………」
? 「あ!一条君だぁ〜〜〜」
楽 ドキッ
小野寺 「一条君だぁ〜〜〜」
楽 「小野寺?」
小野寺 「一条君?私との約束はどうしたの?」
楽 「は?」
小野寺 「私と子供の頃した約束は嘘だったの〜〜?
何で私より千棘ちゃんを選んだの〜〜〜?」
楽 「小野寺!その話は1年前の高校の時にしたはずじゃあ………」
春 「しょーですよぉ〜〜、しぇんぱ〜い〜」
楽 「げっ!?春ちゃん?」
春 「私はお姉ちゃんとしぇんぱいが両思いだったから身をひいたんれす、
なのに……なのに……」
春 「何で桐崎先輩を選んじゃうんれすかぁ〜〜!!」
ワーン
楽 「ええ〜〜〜!?」
レオン 「楽!星体技(せいたいぎ)だよ!」
楽 「え?ああ、そうか!」
レオン 「ハタチにもならない女の子2人くらいなら、星体技(せいたいぎ)で簡単にいなせるよ。」
楽 「おう!」
ボウッ
小咲 「きゃっ!」
春 「ふぇっ!?」
タタタ………
楽は両腕に集めた星の光による腕力で小咲と春をいなすと、再び屋敷の闇の中を走り出した
楽 「ふぅ〜〜〜、よく考えたら星体技(せいたいぎ)を使えば女の子達くらい簡単にまけるじゃん。」
レオン 「そうだね。思ったより簡単に済みそうだっ………」
? 「一条楽………」
楽 「!」
カタカタカタ………楽が恐る恐る振り返ると、そこにいたのは………
鶫 「お前の唇を奪いに来た」
楽 (そうだ〜〜!こいつがいた〜〜!)
ダダッ
楽 「どーすんだよレオン?」
レオン 「ボクにも分かんないよ?つぐみ姉の基礎体力じゃあ、今の楽でも全然敵わないよ!逃げるしか………」
楽 「くっそ〜〜〜!」
タタタ………
第62話 完
第1巻 第63話 ヨイザメ
楽 「どーするんだぁ………他の奴はともかく鶫は俺の星体技(せいたいぎ)じゃあまだ敵わないし………」
レオン 「これは本気でヤバイね。」
? 「ダーリン」
楽 ヒイッ ビクッ
千棘 「やっと見つけたァァ………」
楽 「ち…千棘?」
小咲 「一条君、みーつけた。」
春 「しぇんぱ〜い〜」
楽 「小野寺?春ちゃんも………」
橘 「らっくん………ちとげしゃんからウチに乗り替えるばい」
鶫 「接吻をさせろ。そして私を貴様の愛人にしろ。」
楽 「ひぃ〜〜〜、橘と鶫まで〜〜〜お前ら一体何をする気………」
千棘 「別に何もしないよ?ただ少し、メチャクチャにするだけだよ。」
楽 「やっぱりそれかぁ〜〜〜!」
楽 「ちょっと待っ………」
カシャンッ
?の星匣 「弓の札(ユミノフダ)」
ヒュンッ ヒュンッ ヒュンッ ヒュンッ
千棘・小咲・春・橘・鶫 「ふにゃ?」
ドンッ
5人はたちまち倒れて眠ってしまった
楽 「え?」
? 「ふぅ〜、どうやらギリギリ間に合ったようだね。」
ザッ
楽 「あ!蒼也!」
後ろに立っていたのは蒼也だった
蒼也 「悪いね楽、宴会場から皆んながいなくなっていたから後を付けたら………大体事情は把握したよ。」
楽 「蒼也……こいつら大丈夫なのかぁ?」
蒼也 「今の弓の札で打ったのはただの麻酔針だよ。ついでに酔い覚めの薬も塗っといたから、朝が来る頃には酔いも今の記憶も綺麗サッパリ消えてるよ。」
楽 「ふぅ〜、よかったぁ〜〜〜」
その後、蒼也と2人で皆んなを布団に運んで一件落着。
今日の件は楽と蒼也の2人だけの知るところとなった。
第63話 完