集英組本部 楽の実家
楽・千棘 「パピヨンコクーン?」
蒼也 「はい。英語で「蝶の蛹」という意味です。
それが今、ビーハイブと敵対している、星力犯罪(せいりょくはんざい)を主な生業としているヨーロッパのマフィアです。」
千棘 「星力犯罪(せいりょくはんざい)って?」
蒼也 「文字通り、星神や星獣を悪用した犯罪です。当然、星神以外が挑んでも歯が立たないので星神にしか解決も止める事も出来ません。」
楽 「あの火向って奴、そんな組織の奴だったのか………」
千棘 「でも変よね。あんだけ消えない炎を自在に出せるんなら、なんであんな小さな店を狙ったのかしら。
もっと大きな銀行とかをを襲った方がお金になるのに………」
蒼也 「そこがパピヨンコクーンの妙な所です、奴らは最近金になる所より、星の光の集まる所ばかりを狙っています。」
楽 「星の光の?」
蒼也 「はい。自分の星獣を育てたいだけならその場所に長時間いるだけでいいんですが………他に何かを探しているとしか………」
千棘 「何か?」
蒼也 「それが何なのかは俺にも分かりません。
とにかく、近い内にビーハイブの星神チームが3人来るので、その者たちと俺ら3人でパピヨンコクーンの探索と討伐をしましょう。」
楽 「討伐か………いよいよ俺、組織間の戦闘まですんのか。」
千棘 「ねぇ蒼也くん、話は変わるけど一つ聞いていい?」
蒼也 「はい?」
千棘 「一昨日、私と楽の星匣を格上げ(ランクアップ)する時に呪文を唱えたよね?
その中にザクシャって………」
楽 「あ!やっぱりアレ、俺の聞き間違いじゃあ無かったんだな!」
蒼也 「ああ、あの呪文は星神の星匣を作った第一人者が決めた者で、親友の女の人が好きな言葉から聞いたものらしいです。」
楽 「え?」
蒼也 「まあ話はここまで、じゃあ俺は楽の訓練とは別の任務をクロード様から任されているので。」
タンタン………
千棘 (親友の女の人………まさか………)
第74話 完
第1巻 第75話 オミセデ
8月も下旬に入り、楽達は凡矢理市内のカフェに来ていた
楽 「なんか久しぶりだよなー。凡高時代のいつものメンツでこうやって集まるのって。」
小野寺 「そうだよね。千棘ちゃんとつぐみちゃんと万里花ちゃんが戻って来た今だから出来るんだよね。」
集 「特に俺はサイコーだよ〜〜、美女が3人も戻って来てくれて。」
宮本 「この浮気者」
ズゴッ
集 「いてっ!」
鶫 「舞子集、貴様は宮本様の恋人だろう?一条楽を見習い他の人をただの友達として宮本様を大事にするという事は出来んのか?」
万里花 「あら、私は楽様に今でもベッタリですわよ。」
千棘 「まあ、私はこうやって楽と2人で楽しく暮らせてるからいーんだけどね♪」
ニコッ
千棘は楽と腕を組みながら満面の笑みで言った
万里花 「ところで、桐崎さんあなた楽様とのマンション生活で楽様に迷惑かけてません?
部屋を散らかすとか、家事をロクにしないとか………」
千棘 「な!失礼ね!そんな事してないわよ!」
楽 「まあまあ千棘………ん?」
プルルルル………楽のiPhone