レイナ 「さぁ、行くわよ坊や!」
カシャンッ
レイナの星匣 「筒の札(ツツノフダ)」
シュンッ
レイナの右手に蝶々が花の蜜を吸う為の口の様な物が装備された
レオン 「来るよ楽!」
楽 「おう!」
ヒュンッ
楽 「くっ!」
サッ
楽は星体技(せいたいぎ)で強化した足の瞬発力を使い、左斜め上に跳んでかわした。
楽 「うっ!?」
ガクンッ
楽は何故か全身の体の力が抜けて鈍くなる様な感覚に陥った。
レイナ 「隙アリよ!」
ヒュンッ
ドスッ
楽 「がぁっ!」
楽が怯んだ隙にレイナは筒の札を楽の右手に命中させた
楽 (!?何だこの武器?刺さってるのに痛みが全く無い!?でも何だか、体の力がまた抜けるみたいな………)
チューチュー
楽 「!」
レイナの筒の札(ツツノフダ)から楽のオレンジ色の太陽の光が吸われていた
レイナ 「どう?驚いた?」
楽 「お…お前、俺の星の光を………」
レイナ 「そうよ。これが私の筒の札(ツツノフダ)の能力、あんたの星の光を吸い上げ、あんたの属性の太陽の光から私の属性の木星の光に変換して吸収するのよ。」
楽 「そんな星札もあるのかよ………!くっ!」
カシャンッ
楽の星匣 「剣の札(ツルギノフダ)」
ザンッ
楽は剣の札を召喚し、自分の腕と繋がっているレイナの筒の札(ツツノフダ)を切断した
レイナ 「あーら、切られちゃったわね。
まあいいわ、もう結構吸わせて貰ったしね。
お次は……………」
カシャンッ
レイナの星匣 「翼の札(ツバサノフダ)」
バサッ
楽 「な!?」
レイナの背に緑色の4つの目玉模様が描かれた蛾の翅(はね)が生え、レイナは空中に飛び上がった。
楽 「あいつ………蒼也と同じ飛行能力の札まで持ってんのかよ!?」
レイナ 「さーてここからが本番よ、坊や。」
レオン 「これはホントに厄介だねぇ………」
その頃、38号館の建物の物陰
? 「……………そろそろ加勢してやるか」
第93話 完
レイナ 「あんた、やっぱり所詮は契約したての新米(ルーキー)星神ね。」
バサッ バサッ
楽 「あんだと?」
レイナ 「あたし達大人に敵わないわよ。
集英組の二代目で、親から受け継いだ太陽の光の属性を持ってるからって、自分は少し特別だとでも思ってた?思い上がりが激しいのよ!!」
アハハ………
楽 「なっ!てめ、言わせておけば………
俺は別に自分を特別だなんて………」
レイナ 「そうかしら?あんた気付いてないの?自分の体が鈍くなってる事に。」
楽 「なっ!?」
確かに楽の体は先程レイナの筒の札(ツツノフダ)を受けた時からいつもより鈍くなっていた
楽 「まさか………コレもあんたの仕業なのか?」
レイナ 「そうよ!!ピサロの鱗粉は他の星神や星獣が浴びると、そいつの星の光に強制的に混ざるわ。
しかしそれはアタシと同じ木星の光の持ち主以外には−(マイナス)に働くわ。
だから星体技(せいたいぎ)によるあんたの体の膂力の強化が鈍くなったのよ♪」
楽 「くそっ!ただ俺をおびき寄せるためだけの鱗粉じゃあなかったのかよ!」
レイナ 「今更気付いてももう遅いわよ。」
スッ カシャンッ
レイナの星匣 「終の札(ツイノフダ)」
ピサロ 「イックよーーー!!」
スッ ザッ
レイナは巨大化したピサロの背に乗った
ギュルルル………
そのまま回転してピサロとレイナは木星の光を纏った緑色の竜巻になった
レイナ 「さあ観念なさい、集英組の坊や!」
楽 「くそっ!」
ギュルルル………
緑色の竜巻がどんどん楽とレオンの方に近づいて来た
レイナ 「これはホントにヤバいね………」
その時
? 「やれやれ………見てらんないね。」
楽 「!?」
カシャンッ
?の星匣 「鞭の札(ムチノフダ)」
ヒュンッ
バチッ
緑色の竜巻を植物の様な金色の鞭が打った
ピサロ 「ギィッ!?」
竜巻はあちこちが金色に変色し出し、弱まり消えてしまった
レイナ 「なっ!?何よ?いきなりアタシの終の札(ツイノフダ)が消滅した!?」
? 「俺の鞭は呪いを帯びる。」
ザッ
レイナ 「な!?何者よアンタ!?」
楽 「!?お…お前、紅介!!」
楽とレオンを助けたのは蒼也の双子の兄、紅介だった
第94話 完