紅介 「ったく………だらしないねあんたも、
こんなオバさんに手こずって。」
レイナ 「なっ!?アンタ、このアタシをオバさんですって!?」
楽 「こ…紅介、お前なんで俺を助け………?」
紅介 「いやそれがね、俺もあんたの味方って訳では無いけど、訳あってパピヨンコクーンに好きにされるのは困るんだよ。」
楽 「ああ。やっぱりこのオバさん、パピヨンコクーンだったのか。」
レイナ 「だから私はオバさんじゃあ無い!」
紅介 「とにかく話は後、行くよ一条。」
スッ
紅介は金色のリスの紋章が描かれた星匣をポケットから取り出した
紅介 「呪禁冥王(じゅごんめいおう) リズ」
シュンッ
金色の冥王星の光を纏った植物とリスを掛け合わせた外見の紅介の星獣、リズが召喚された
リズ 「オヨビデスカ コウスケ?」
紅介 「パピヨンコクーンの奴が現れた、倒しておくよ。」
リズ 「カシコマリマシタ」
スッ
カシャンッ
紅介の星匣 「籠手の札(コテノフダ)」
シュンッ
紅介の右手にリスの頭を模した籠手が装着された
ボウッ
ダッ
レイナ 「なっ!?」
紅介は星体技(せいたいぎ)で足を強化してレイナに向かって行った
紅介 「たあっ!」
ガッ
レイナ 「くっ!」
レイナは紅介の籠手の札のリスの歯に右手を齧られた
ズズズ………
レイナ 「!」
ピサロ 「なっあんだー!?コレ?」
レイナの右手には金色の光が広まっていた
紅介 「俺の属性、冥王星の光の特性は「呪縛」、冥王星以外の属性の光に触れると光を呪い、狂わせる」
ピサロ 「ウッグァ………レ…レイナ………ボクなんだか、クラクラして来たよ………」
サァァ………
ピサロの木星の光がピサロの体から散乱し出した
紅介 「一条、今だよ。」
楽 「お…おう!」
カシャンッ カシャンッ
楽と紅介は同時に星匣に星札を刺した
楽の星匣 「終の札(ツイノフダ)」
紅介の星匣 「終の札(ツイノフダ)」
ギュルルル………
シュンッ
楽はレオンと合体して太陽の光の火車車になり、紅介はリズの触手に包まれて槍になり、空中に舞い上がった
楽 「うおらっ!」
紅介 「たあっ!」
ピサロ 「ひいっ!」
バガアンッ
ピサロ 「ギィャァーー!!」
ピサロは楽と紅介の終の札を同時に喰らい、木星の光に光化しレイナの星匣に吸い込まれた
レイナ 「ピサロ!」
楽 「ふーー、何とかなったぜ。」
レイナ 「あーもう!今回はここまでにしといてあげるは!覚えてらっしゃい!」
タタタ………
レイナは星体技(せいたいぎ)で逃走して行った
第95話 完
2017年9月22日(土) 凡矢理大学 38号館前
レイナが去った後、楽は紅介に問い詰めていた
楽 「なあ紅介、おまえは俺達の味方なのか?それとも敵なのか?」
紅介 「正確に言えばどちらでも無いね。今回の場合は「パピヨンコクーンを野放しには出来ない」という目的の利害があんたと一致したからあんたと共戦した。
それだけだよ。」
楽 「いやでも………そもそもお前、蒼也の兄貴なんだろ?何でビーハイブを抜けたんだ?」
紅介 「時が来たらちゃんと話すよ。
今はその時じゃ無いだけだよ、前にも言ったろう?」
楽 「で…でも………」
紅介 「ただコレだけは今言っておくよ。」
楽 「え?」
紅介 「俺は少なくとも蒼也の味方では絶対に無い。」
楽 「何!?」
紅介 「じゃあ俺は、今日はこれで失礼するよ。」
タタタ………
楽 「…………………………」
紅介はそう言い残し、スクールバスの方向に歩いて行った
第96話 完