ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第118話 モノカキ

2017年9月28日(木) PM:13:45

 

凡矢理大学 18号館前の噴水広場

 

楽 「え!?星物書き(ほしものかき)?」

 

冬吾 「そう。俺はヤクザやギャングなんかの裏社会、特に星神や星獣の情報を集めて、

同盟条約を結んでる組織に売る星物書き(ほしものかき)の見習い。

まあ、表世界で言う、

ジャーナリストだな。」

 

楽 「そんな職業があったのかよ………」

 

冬吾 「まあ、星神として覚醒してまだ半年未満なら知らなくても無理はねーな。

俺だって、師匠に会ったのは13の時だったけど、

覚醒してクリアと出会えて、星神になって修行を始めるのを認められたのは、お前と同じ今年の春だったからな。」

 

楽 「え!?お前、13歳の時から既に星神や星獣の事知ってたのか?」

 

冬吾 「ああ、普通は暗黙の掟(オルメテ)で18未満の者には教えれないきまりだったんだが、俺の場合は中二の時にある事件に巻き込まれた時に、師匠に助けられてな。

まあ、星の光の素養は昔からあったみたいなんだが………」

 

楽 「ヤクザやギャング以外にも、そんな事をしている星神がいたのか………」

 

冬吾 「しっかし、さっきの木星ワームとの戦闘での苦戦は、木星ワームとの戦いが初めてだったみたいな上に、お前とは相性が悪かったから仕方が無いかもしれないけど、楽お前、

星神に覚醒して半年目にもなって、星札は基本の武器札しか知らなかったのか?

獣の札(ケモノノフダ)や飼の札(カイノフダ)、あの様子じゃあ、

俺の流の札(ナガレノフダ)も初めてみたんじゃ無いのか?」

 

楽 「あっ!そうだよ、あの「流の札(ナガレノフダ)」って、何なんだ?確か遊原って、女の子も大学の夏休みに入る前に使ってたけど、さっきお前が使ったみたいに、

水がドバーって、出る様な効果じゃ無かった筈だぞ?」

 

冬吾 「遊原?ああ、あのイギリスのマフィアの娘か。

確か彼女からは地球の光を感じてたからね、地球属性なら流の札(ナガレノフダ)が使えても不思議じゃ無いよ。

地球属性が使える属性の光の一つだからね。

水星の光は。」

 

楽 「え?お前、あの子が星神だって事も知ってたのか?」

 

冬吾 「当たり前だろ!他の星神の星の光の探査能力の低いお前と一緒にするなよ!

それに俺はまだ見習いとはいえ星物書き(ほしものかき)だからな、星神やマフィア組織の情報を集める為に、星の光を察知する感覚は普段から磨いてるんだ。」

 

楽 「なるほどな………

え?でも何であの子はお前と同じ水を出す札を使えるんだ?

だってあの子、地球属性の筈だろ?」

 

冬吾 「?お前、それも知らなかったのか?

地球属性の星神は、複数の多属性の光と同じ効果の星札を扱えるんだ。」

 

楽 「え?他の星の光を?

出来んのかよ、そんな事?」

 

冬吾 「ああ。

地球の光は少し特殊でな、3属性のの光を扱えるんだ。」

 

楽 「でも遊原があの札を使った時は、

さっきお前が使った時みたいに水なんか出てこなかったぞ?

あいつが俺の前から一瞬でいなくなって………」

 

冬吾 「ん?遊原の流の札(ナガレノフダ)は、移動系の方だったのか………」

 

楽 「移動系?」

 

冬吾 「流の札(ナガレノフダ)」は、使用者によって効果がふた通りあるんだ。

1つ目が俺の札の様に水星の光をシャワー状に周りに放射して、相手の星の光を弱めるタイプ。

 

楽 「同じ名前の札でも、使う奴で効果が違う。

そんな星札もあるのか………」

 

冬吾 「そしてもう1つが、

お前が見た移の札(ウツリノフダ)」と同じ様に、速度を上昇させて数100m〜数km離れた場所に瞬間移動みたいに移動するタイプだ。」

 

楽 「移の札(ウツリノフダ)?」

 

楽 「確か俺が星神になった日、蒼也が使ってた………」

 

冬吾 「あっちは純粋に、ただの移動系の札だ。」

 

楽 「なるほど………じゃあ、獣の札(ケモノノフダ)と、飼の札(カイノフダ)ってのは?」

 

冬吾 「獣の札(ケモノノフダ)」は、契約星獣から武器や能力を借りるんじゃ無くて、契約星獣を直接呼び出して、戦いに参加させる札だ。

楽、お前も持ってる筈だぜ?」

 

楽 「ええ!?ああ……コレの事か?」

 

ガサッ

 

楽は自分の星匣から、レオンが描かれた星札を出した。

 

楽 「コレ、レオンとの契約の証明なだけだと思ってたぜ。

まさか、そんか効果があったとはな………」

 

冬吾 「あと、飼の札(カイノフダ)」は、

野良星獣を、封印しておいて、

後で別の場所で出せる札だ。

まあ、海王星属性の特殊な催眠をかけない限り、

野生の星獣が自分の言う通りには動かないし、

自分の契約星獣より星力値が高い星獣は、封印出来ないけどな。」

 

楽 「そんな札もあるし、そんな事も出来んのか………知らなかったぜ。」

 

冬吾 「星神に覚醒してもう半年目で、

ここまで札の事を知らなかったとはな………

まあいい。俺の星物書き(ほしものかき)としての仕事は、今日ここで起こった星力犯罪を、纏めて記事にする事だ。

楽、お前も自分の組織にちゃんと報告しろよ!」

 

楽 「ああ。今日はありがとうな。

じゃあな、冬吾!」

 

楽と千棘の半年記念日まで、あと8日(ようか)

 

第118話 完

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