ポケットモンスター the master road   作:海苔巻000

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よろしくお願いします


一回戦①

試合会場では既に第一試合が始まっている。

片方が繰り出したのはコラッタ。もう片方はガーディだ。

「よし、行くぞガーディ!"かみつく!"」

「迎え撃てコラッタ!"でんこうせっか"!」

2体のポケモンがぶつかりあい、火花を散らす。熱いバトルだ。

 

するとアナウンスが鳴った。

「第五試合までのトレーナー達は控え室に集まってください。」

その声を聞いてリオは控え室に歩いていく。

 

控え室にはもう大体のトレーナーが集まっていた。

「えーと第三試合の奴は……。」

「君が僕の対戦相手かい?」

そう言いながら茶色い髪の少年が話しかけてきた。

「僕はマサル。君の一回戦の相手だよ!よろしく。」

そう言うとマサルはリオに向かって手を差し出す。

リオも「よろしく。」と言いながらその手を握り返すと

「大会は初めてかい?」

とマサルが聞いてきた。話しやすく社交的なマサルと雑談をしていると時間はあっという間に過ぎ、リオ達の出番となった。

 

「お、僕達の出番か。じゃあ行こう、リオくん。」

「ああ。負けねぇよ?」

リオがそう言いながら不敵に笑うとマサルもそれに習って笑う。話していてマサルが15歳で大会にも幾つか出場していると聞いた。

一回戦からかなり苦戦しそうだ、とリオは感じていた。

 

『さあ第三試合は!リルドタウンから来たリオ選手!ジムバッジ2つの今大会初参加の期待のルーキーです!対するはこちらも若手!ジムバッジ4つのマサル!さあどのような戦いを見せてくれるのか!試合開始です!』

その声と同時に審判が手を上げる。

刹那、リオとマサルは同時にモンスターボールのスイッチを押した。

 

「行くよ、キュウコン!」「出ろ、イーブイ!」

2体のポケモンが向かい合う。

相手のポケモンは水色でたくさんの尾がついている。

とても綺麗なポケモンだ。

 

少し気を取られているとフィールドにパラパラ、とあられが降ってくるのが見えた。

「……!?なんで?」

「リージョンフォームキュウコンの特性。"ゆきふらし"。こおりポケモンじゃない君のポケモンじゃ体力を奪われてしまう。」

「なるほどな……。ならその前に倒す!イーブイ"のろい"!」

『おっと、これは珍しいわざと特性の押収!隠れ特性のゆきふらしにジョウト地方以外ではあまり見ることの無いイーブイの"のろい"!』

アナウンサーが興奮気味に話す。

「よし、イーブイ!新技のお披露目だ。"かみつく"!」

特訓で手に入れた新たな技だ。イーブイが相手に襲いかかり、ぶつかる。

キュウコンは吹き飛ばされるがすぐに体制を立て直した。全く攻撃が通用していないようだ。

「お返しだ。キュウコン。"ムーンフォース"!」

キュウコンが力をため、一撃を放つ。

その一撃はイーブイに直撃し、激しい轟音が聞こえた。

 

「イーブイ!」

イーブイはなんとか立ち上がったがもう既に満身創痍だ。

「頼む、イーブイ。頑張ってくれ。"でんこうせっか"」

イーブイが高速でキュウコンにぶつかる。だがキュウコンは余裕を持ってその攻撃を受け切ると返しの技の準備をした。

「キュウコン、"オーロラベール"!」

その指示を出すとキュウコンが大きな声で鳴く。するとオーロラのようなものがキュウコンの前に現れ、それが消える頃にキュウコンの前に壁が作られていた。

「……なんだ、あれ?」

リオがあっけに取られているうちにキュウコンは"ムーンフォース"でイーブイに一撃を加えて撃破した。

 

「よし、作戦通り。このままじゃ君に勝ち目はないよ。」

不敵な笑いを上げながらマサルがリオに向かってそう言う。

『おーっと!先手を取ったのはマサル選手!やはり経験の差で一枚上手なのかー!?』

 

そんなアナウンサーの声を聞きながらリオは2体目のポケモンを繰り出す。

「行け、リザード!」

「なるほど相性意識か。戻れキュウコン。行くよ、サンドパン。」

 

『おっと?マサル選手どうしたことか。キュウコンを戻して炎が4倍弱点のサンドパンを出してきました。なにか作戦があるのか。』

 

「当然だ。このあられ下の状態なら僕のサンドパンは……無敵だよ。」

その声とともにサンドパンが動き出す。

「……速い!?」

とんでもないスピードでリザードの後ろに回るとサンドパンはリザードが反応する前に技を繰り出す。

「"まるくなる"、そして"アイスボール"!」

以前見た"まるくなる"と"ころがる"のコンボだ。

一撃でリザードは体制を崩される。

「もう一撃!」

これを好機と見たマサルはサンドパンに追撃を指示する。

だがリザードは身を捻らせ、ギリギリでそれを避ける。

「なに!?」

マサルとサンドパンが驚愕の表情を見せる。そこに一瞬の隙が生まれた。

「"フレアドライブ"!」

リザードの一撃がサンドパンに直撃する。

いくら防御が上がっていてもリザードの最強技である"フレアドライブ"は並の火力ではない。

サンドパンは体制を崩し、絶好のチャンスを作り出した。

「トドメだ、"フレアドライブ"!」

「負けるな、サンドパン!"アイスボール"!」

お互いの最高火力がぶつかり合い火花を散らす。

押し切ったのはリザードだ。"フレアドライブ"を纏ったリザードは丸くなったサンドパンを貫き、吹き飛ばした。

 

「……まさかあられ下のサンドパンを倒すとはね。お見事。じゃあこいつはどうかな?行け、グレイシア!」

マサルの最後のポケモンはまた綺麗な水色のポケモンだった。こいつもこおりタイプなのだろう。

「リザード、このまま行くぞ!」

リザードは頷くと前を向き、大きく吠えた。

「"フレアドライブ"!」

先程同様リザードは"フレアドライブ"でグレイシアに飛び込むが、その攻撃は空を切る結果となった。

「残念だったね。このあられの中で僕のグレイシアを見つけられるかな?」

この強いあられの中でグレイシアの目は獲物を見据えた捕食者のように光った。




ちな前回で書き忘れてましたがこの大会は持ち物なしです
バトル終わらないと交換出来ないルールを今になって後悔し始めてます

Rキュウコンって強いと思うんだけど何故か使ってる人あんまり見ないんですよねー。
以前スカーフ巻かせてゲッコウガの上とってフリーズドライとか打ってたけどあんまり有効打点にならず断念した記憶があります
サンドパンは弱点が少なければ使うこともあるんでしょうがね。グレイシアは……どうなんでしょうね
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