ポケットモンスター the master road   作:海苔巻000

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よろしくお願いします


一回戦②

「なんだ……?」

グレイシアが出てきた瞬間またあられが強くなり、グレイシアの姿が吹雪の先に消える。

「"こごえるかぜ"!」

その指示のワンテンポあとに風のようなものがリザードに遅いかかる。

「なんだ、どこから?リザード"げきりん"!」

体力の少ないリザードの状態では反動のある"フレアドライブ"は危険だと感じたリオは"げきりん"を指示する。

だがリザードの動きに違和感があることを、リオはすぐに気がついた。

「動きが遅い……?」

「"こごえるかぜ"の効果さ。その状態であられに隠されたグレイシアを見つけられるかな?」

こちらを煽るようにマサルは言葉を紡ぐ。

だがたしかにそれは事実だ。リザードの攻撃は全く空を切っている。

「落ち着け、リザード!よく見ればグレイシアの姿が見えるだろ!よく見れば捉えられる!」

しかしリザードは狂ったように直線上に攻め立てるだけ。

リオはここで自身のミスに気がついた。"げきりん"は使用者の正気を薄くする。今のリザードではとてもグレイシアに攻撃を当てることが出来ない。

「にしても君のリザードは随分珍しい技を覚えているんだね。……まあいいけどさ。行くよ、グレイシア。」

そこで一呼吸置くとマサルは無慈悲に言い放つ。

「"れいとうビーム"」

氷の光線があられで薄く見えるグレイシアの方からリザードに向かって襲いかかる。

リザードはそれに向かって突っ込んでいき、戦闘不能となった。

「……そんな!」

リオのエースが敗れた。ほとんど敗北とも言える状態。

しかしリオの目はまだ死んではいなかった。

 

「行け!ギャラドス!」

四天王バンと共に(ほぼバンだったが)捕まえたリオの最終兵器。

練習試合ですら1度も使っていないのでぶっつけ本番だが、リオはそれにかけた。

リオはポケモン図鑑でギャラドスの使う技を見ると指示を行った。

「頼む、ギャラドス!"たつまき"!!」

リオの精一杯の声はギャラドスに届き、それにギャラドスは応えた。

大きく吠えたギャラドスの周りに竜巻が現れて四方八方に飛ぶ。

グレイシアにも当たったが大したダメージではないようだ。

「あんまり聞いてないようだが?」

マサルが余裕を持ってそう言ってから技を支持しようとするとあることに気づく。

「!?あられが……。」

そう、あられが吹き飛んでいた。

「これが狙いだ。たつまきであられを飛ばす。これがなきゃ隠れるもクソもないだろ?」

「なるほど……。」

マサルが感心したように呟くのを聞き、反撃される前に勝負を決める最大の一撃を放った。

「ギャラドス"あばれる"!」

これもげきりんと同じく正気を失う技だがあられさえなければ簡単にあたる。

"あばれる"を打つギャラドスはグレイシアを吹き飛ばして、さらに追撃してグレイシアを戦闘不能にした。

「やるね。ここまで追い詰められるとは。ならここで勝負を決めよう。ねえ、キュウコン!」

最初に出てきたイーブイを倒した狐のポケモンだ。

 

ギャラドスと睨み合い、臨戦態勢をとる。

それを見たギャラドスはリオの支持を待たずにキュウコンに突っ込む。

その一撃は直撃し、キュウコンは体制をくずした。

「いいぞ、ギャラドス!」

ギャラドスはさらに追撃をしてキュウコンにぶつかるが、キュウコンは最初に使った壁を貼って攻撃を防いだ。

「……またか!」

「僕の優勢だね。君のギャラドス。そろそろ限界じゃないかい?」

マサルが指を指すと同時にギャラドスはフラフラしてその辺に頭をぶつけ始めた。

「これは……混乱状態か!」

「その通り。"あばれる"などの強力な技には代償がある。今度はこっちの番だ。キュウコン"フリーズドライ"!」

不思議な氷がギャラドスに襲いかかる。

「避けろギャラドス!」

しかしギャラドスはその指示を無視して"フリーズドライ"に突っ込んでいく。

瞬間大量の蒸気とともに氷が爆発し、ギャラドスはその場に倒れ込んでしまう。

「ギャラドス!!」

「水タイプに効果抜群となる氷だ。立ち上がれるかな。」

マサルは余裕綽々、という笑みでそう言った。

「頼む、立ち上がってくれ。ギャラドス!」

呼びかけるとギャラドスはなんとか立ち上がり、大きく咆哮を上げた。

「へえ。やるな。」

マサルは感心したように言う。

「よし、ギャラドス。頼む。俺を信じて突っ込んでくれ。」

ギャラドスはニッコリと笑うとつっこむ。混乱も先程のダメージで治っているようだ。

ギャラドスの体力ではもうキュウコンの攻撃は受けきれない。

なら避けるのが困難な"あばれる"では不安。ならば技なしでギリギリまで引きつけるしかない。

「"フリーズドライ"!」

そんなことを考えていると先ほどの氷が飛んでくる。

「避けろ!」

今度は当たらずにきちんとよける。

そしてキュウコンの前に隙が出来た。

「行くぞ、"あばれる"!」

そしてギャラドスが暴れだしてキュウコンにダメージを与えていく。

そして一撃はキュウコンの体力を一気に持っていき、キュウコンは戦闘不能となった。

 

「キュウコン戦闘不能!ギャラドスの勝ち!よって勝者、リオ選手!」

その審判の声とともに歓声があがる。

リオは大会での勝利というのが現実感なく価値が決まってもボーッと突っ立っていた。

ギャラドスが寄ってくる。

そしてその後からマサルが来て

「急所に入ったようだね。運も味方に付けている。素晴らしいトレーナーだ。バトルが出来たことを幸運に思う。次も頑張って。」

そう言われて握手を求められたことでようやく現実へと戻ったリオは一度「よっしゃあああ!」と叫ぶとスッキリした顔でマサルの手をしっかりと握り返した。




バトルの勝敗
リオ vs マサル
イーブイ● vs ○キュウコン
リザード○ vs ●サンドパン
リザード● vs ○グレイシア
ギャラドス○ vs ●グレイシア
ギャラドス○ vs ●キュウコン
1 ─ 0

1回ダメ計してたらギャラドスのレベル間違えてフリーズドライ確一って出てうわ、やべー…って思ってましたw
ではまた次回
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