ポケットモンスター the master road 作:海苔巻000
"10万ボルト"と"かえんほうしゃ"がぶつかり合い、火花を散らす。
その中で先に反応したのはリオだった。
「行くぜ!"にほんばれ"!」
その指示を聞いたブーバーンが両手を上にあげる。すると天気が良くなり、日差しが強くなった。
"にほんばれ"を使うとほのおタイプの威力が上がる。
リオはその事を理解していた。
「もういっちょ喰らえ!"かえんほうしゃ"!」
「残念、"まもる"!」
カインの指示を聞いたエレキブルが手を前にかざしてバリアのようなものをだした。
「まさか天候を利用して技の威力を上げてくるとはな。やるじゃねぇか。」
「まあな。」
リオは珍しくこちらを純粋に褒めるカインに嬉しく思いながらも意表を突くつもりでうった天気の技のカラクリが見抜かれていたことに少しだけガッカリした。
同タイプの天候の補助が入った"かえんほうしゃ"ならエレキブルもひとたまりもないはずだったが。
「じゃあこっちの番だ。エレキブル、"プラズマシャワー"。」
カインが指示を言うとエレキブルがフィールドに黄色い雨を降らせる。
ポケモンに触るとパチパチと静電気のような音を出すが何もダメージはないようだ。
「なんだこれは?」
「分からないようじゃまだまだだな。行け!"ギガインパクト"!」
それを見たブーバーンは"かえんほうしゃ"を打つ体制を取った。
"ギガインパクト"なら耐えられると判断したのだ。
それにこの技は使ったあとに反動で動きがとまるデメリットがあるのでもう一撃浴びせられる。
それなら確実に勝てる。
しかしエレキブルのうった"ギガインパクト"は黄色い色をしていた。
その黄色い"ギガインパクト"はブーバーンに直撃し、その体力を丸ごと持っていった。
「な!?」
リオは予想外の出来事に目を見開いて驚愕の表情を露わにする。
「さっきの"プラズマシャワー"のおかげだよ。」
リオが得意顔で説明を始める。
「あの技はノーマルタイプの技をでんきタイプにする力を持ってるんだ。」
「くっそー。」
素直に悔しい。勝てる勝負を完全にダメにしてしまった。
「"まもる"しとけば良かった……。」
「なんでしなかったんだ?」
「"まもる"使ったら技使うの遅れただろ。どうせ耐えると思ってたし。」
それを聞くとカインは「馬鹿だな。」と一言いって笑った。
その時、
「129番、130番の方。ポケモンの回復が終わりましたよ。」
というアナウンスが聞こえてきた。
リオたちの番号だ。
「じゃ、こいつら返してから取りに行くか。」
カインのその言葉にリオも頷いてからポケモンをモンスターボールに戻した。
「おまちどおさま!ポケモンはすっかり元気になりましたよ!またのご利用をお待ちしております!」
「「ありがとう。」」
2人で声を揃えたあとカインがジョーイさんとなにかの話をしてからお金をだした。するとジョーイさんがどこかの鍵を持ってくる。
「?なにそれ?」
それを聞いたカインはありえない、と言ったような顔をして
「え?ここの客室の鍵に決まってるだろ?お前泊まんないの?もう夜になるぞ。」
と言った。
リオは納得した顔をしてからカインに習って鍵を貰った。
「お前102号室か。明日の7時にロビー集合しようぜ。ジム戦行こう。」
そう言ってから一呼吸置いて
「遅刻したら置いてくからな。」
とカインがニヤニヤしながら言った。
何笑ってんだ。と思いながらリオは「いいよ。」と答えた。
その日2階の食事場でヒトカゲと一緒に食べた食事はとても美味で予想を遥かに超えるものだった。
そしてリオは風呂に入り、打ち解けてきたヒトカゲのことを一撫でして布団に入った。
朝、目が覚めて時計を見ると時計は9時を過ぎていた。
この世界のポケモンセンターは5階建てで
1階がロビー、エントランス、そしてポケモンの医務室
2階に食事場、レンタルルーム。
3階はホテルの101~110号室。
4階は201~210号室。
5階は301~310号室。
という設計になっています。
あと、レンタルバトルで使用したエレキブルとブーバーンのデータです。
エレキブル ♂ lv.30
特性:でんきエンジン 性格:いじっぱり
個体値6U
プラズマシャワー 10万ボルト
ギガインパクト まもる
ブーバーン ♂ lv.30
特性:ほのおのからだ 性格:れいせい
個体値6U
かえんほうしゃ にほんばれ
まもる オーバーヒート
この2体はオーバーヒートとプラズマシャワーギガインパクトのぶつかりで決着にしようと考えていましたがめんどくさくなってやめました。w
ではこの辺で失礼します。ありがとうございました