ポケットモンスター the master road 作:海苔巻000
「うずら連合?」
リオは聞き慣れない単語に首を傾げる。
随分おかしな名前だ。
いまいちピンと来ていないような表情の
「彼らはポケモンを盗んで裏で流したり、法外な実験を行うなどをしてお金を荒稼ぎしてる。いわゆる、ポケモンマフィアよ。」
「なんだそれ。」
その話を聞いたリオは思わず怒りの表情を顕にした。
ポケモンをなんだと思っているのか。
「その通りだと思うわ。でもヤツらは狡猾で中々尻尾が掴めずにいて……。」
そう言うとジュンサーさんは悔しそうに言い淀む。
手強い相手なのだろう。先程のヤツらは下っ端なのかもしれない。
リオが事情聴取を受けているのと全く同時刻にとある場所ではリオを襲った2人組の男が自身らのアジトに帰ってきていた。
「で?お前ら成果はどうだった。」
片方の目が白目の男がもう片方の目で男達を睨みつける。
「へえ、それが今回は一体も……。申し訳ありません、ボルドー様。」
デルビルを使っていた方の男がビクビクしながらも報告を行う。ボルドーと呼ばれた男は舌打ちをして
「使えない奴らだ。」
と吐き捨てた。
しかしそこでポチエナを使っていた男が補足を行う。
「で、でも!おもしれぇヒトカゲを見つけたんすよ!"フレアドライブ"とか"げきりん"とかを覚えていて……。」
「捕まえてなきゃいみねぇだろうが。」
男の必死の言い訳もボルドーは一瞬で切り捨てる。
しかし男の言葉を聞いていた整った顔の青年が興味を示した。
「おい、そのヒトカゲは研究所のポケモンじゃねぇか?」
しかし男は青年を睨んで「知らねぇよ。」と言った。
部屋を出ると男達はそれぞれの愚痴を漏らす。
「全くあのイケメン野郎、なんであんな馴れ馴れしいんすかね。幹部にも気に入られてるし。ただの用心棒の癖に。」
「さあな。俺たちに上の者の考えは分かんねぇよ。」
そんなことを言っていると2人の男の前に一人の男が現れた。白髪で身長2mを超えていそうな大男だ。
「おい、ボルドーはいるか?」
「ああ?何者だ?てめぇ。」
「てめえのことはこのアジトで見たことねぇな。新入りって感じでもねぇし……。」
そう言うと2人はモンスターボールに手を伸ばした。
「俺たちは今気がたってんだ。誰だか知らんが身の程を教えてやる。」
そう言うと兄貴分の方がモンスターボールからデルビルを繰り出した。
「何言っとるんだ。」
そう言うと大男もモンスターボールを懐から取出してポケモンを繰り出した。
中からは龍のような巨大なポケモンが現れる。
「うわぁ!なんだ、こいつ?」
「ビビってんなよ、おい!」
ポチエナ使いの方が驚愕の声を上げて、腰を抜かしてしまう。
兄貴分の方も強がりながらも震えている。
「く、デルビル、"ひのこ"!」
デルビルが巨大なポケモンに"ひのこ"を放つ。
しかしその攻撃は全く通用せずかき消されてしまった。
「ふん、ギャラドス。身の程を教えてやれ。」
ギャラドスと呼ばれたそのポケモンは尾に水を纏ってデルビルを吹き飛ばした。あまりの衝撃でアジトの壁ごとデルビルが吹き飛ぶ。
「な……。デルビル?」
当然デルビルは戦闘不能。男はあまりの恐ろしさに腰を抜かしてしまった。
「あ、兄貴ぃ……。」
弟分の方は動くことすらできていない。
すると騒ぎを聞きつけてボルドーが駆けつけてきた。
「ちょ、グラド様!何を?」
男達は耳を疑った。
いつも偉そうにしているこの幹部がこの男に敬語を使っている。よっぽど身分の高い人間なのだろうか。
「おい、お前ら。何か無礼を働いていないのだろうな。」
ボルドーが男達を睨む。
「え?えと、ボルドー様。この男は……。」
「下っ端は知らされていないのか。このお方はグラド様。うずら連合のナンバー2だ。」
それを聞いた瞬間この男に無礼を働いてしまった2人は全く同時に思った。
──絶対死んだ、と。
「貴様ら、今回は見逃してやる。情報が伝わっていなかったようだしな。」
あまりの恐怖で死んだような顔をしていたふたりをみて憐れに思ったのかグラドは見逃すと言った趣旨の発言をした。しかしその声は2人に届いてはいなかった。
そんな2人を尻目にボルドーはグラドに今回の件について追求し始めた。
「ところでグラド様。なぜここに?」
「……あるトレーナーについて調べたくてな。」
グラドは微笑を浮かべながらそう言った。
ありがとうございました
うずら連合の幹部達(今考えた)を徐々に出していきます
今回のデルビルvsギャラドスは当然ながらダメ計すらしていません。絶対確一ですしねw
なんかモチベが上がりません助けてください(´;ω;`)