失われた時間を取り戻す2人の幼馴染の話   作:れぐるぐる

1 / 4
皆さんこんにちわ、れぐるです!
今回はいつもと全く違う雰囲気のお話です!
楽しんでいってくださいね!


プロローグー波打ち際の再開ー

もう何度、後悔しただろうか

 

「お願いだ...!お前まで...俺を1人にしないでくれ...!」

「ごめん...ね...守って...あげられなくて...」

 

もう何度、自分を恨んだだろうか

 

「そんなこと...!なぁ...もう嫌なんだ...大切な人を失うなんて...俺は...もう...」

「大丈...夫...私は...死なないよ...?ずっと...君の心の中で...君を応援してる...から...ね...?これからは...ずっと..ずぅっと...一緒...だ...ね...」

 

もう何度、自分の無力さを嘆いただろうか

 

「おい、ハル...ハル...!お前も...俺をおいていくのかよッ...俺は...俺はァ...!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」

 

ーまた会えるなら...今度は俺が...お前を守ってやるー

ーうん、待ってるよ...しゅう君...ー

 

「...おい、化け物...お前だけは...お前だけはァァァァァァァ!」

 

今度こそ...もっと...もっと...強くッ...

 

ザッ...ザザザザザザザザザザザザザザ

 

「今から...迎えに行ってやる...ハr」グサッ

 

次はもっと君と...

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

都内某所

 

「はっ...!?はぁ...はぁはぁ...なんだ今の...夢...か...?わ、わけわかんねぇ...やけに鮮明だし...なんであんなに剣にグサグサ刺されてたんだ...ってもうこんな時間かよ!?やっべ、言ってる場合じゃねぇ!このままじゃ軍学校遅れちまう....!母さん父さん、行ってくる!」

どうしても朝に弱い俺は、その"弱さ"を克服することができずにいる。

俺の名前は水瀬 秀弥、22歳だ。幼い頃に両親と海に出かけていた俺は、謎の生物『深海棲艦』の襲撃に遭ってしまった。その時の事故で、俺を庇った両親は息を引き取り、俺は1人...いわば孤児になってしまった。その後、母親の両親である祖父母に引き取られ、その後の人生を送った。

幼い俺は、ただひたすらに勉学を学び、前述した化け物...深海棲艦を倒すことが出来る唯一の存在...『艦娘』なる少女達の指揮を執る『提督』になる努力をしてきた。

そして現在、提督になるために俺は、軍学校にて勉学や鍛錬に励んでいた。

提督になるためには、『妖精』とわれている生物を見ることが出来なければいけないらしい。

俺は、幼い頃に巻き込まれた事件の際、海上にて光る生物ー後に妖精だということがわかったーを見た。

その時のことを現場に居合わせていた提督ー現在の元帥らしいーにその事を言うと

『君は提督になれる。そして、この悲劇の場にて生き残った君なら、きっと素晴らしい提督になることが出来る』

と仰っていただいた。

その後、住所や名前等を聞かれ、高校卒業後に軍学校に特待生として入れてもらえることになった。

そうして俺は、その言葉を胸に色々なことに励んできた。

そして今日、遂に軍学校の卒業式を迎えるのである。

提督になるための資格は全て取得し、万全の状態でこの日を迎えることが出来る、はずだったのだが...

「くそ、昨日の夜緊張して眠れなかったのが原因だな...間違いなく。お願いだから間に合ってくれよ〜俺ェ...」

そう、遅刻の危機にあるのである。

だがしかし、俺には最強の近道と最強のママチャリがあるのである。これできっと間に合わせて...いや、間に合ってみせる!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その近道は、浜辺を経由して行く必要がある。その浜辺は、鎮守府に近いということもあり、道が普及されており、近所の人々からは最高のランニングルートだと愛されている。もちろん俺も例にもれなく愛用している。

「よし、ここまで来たら間に合う...『ドゴーン』な...なんだ!?」

突然、近くの海から爆発音が聞こえ、近くにいた俺は、水しぶきに呑まれてしまった。だが、この程度の波、軍学校での苦行に比べれば全然平気なのである。

と、その時、荒波広がる広大な海に、大砲を携えた少女のシルエットがふたつ見えた。

そう、片方が艦娘であり、もう片方は深海棲艦である。

そうして、水しぶきが収まり、小さなピンク髪の女の子はこちらを見据え、喋りかけてきた。

「あの...そこの貴方...!大丈夫ですか、はい。その制服...軍学校の生徒でしたか、はい」

彼女の名はー白露型5番艦駆逐艦 春雨ーである。

憶測に過ぎないが、この子はあそこの鎮守府に俺より先に所属していた艦のようだ。

「そうだ、軍学校の生徒であり、明日からあそこの鎮守府に配属する予定の男だ!司令官が配属していないのに戦闘をしているとは...いい度胸を...!?な...急に激痛が...!どうなっているんだ...これは...!」

なにか...春雨を見ていると懐かしいような...何かを思い出しそうな...そんな気がして...

「提督さん...それは謝るです、はい...!?なんです...これ...頭...痛い...」

どうやら急な頭痛は春雨も同じようである。っつ...!頭...がッ...!

 

ーしゅうくん...しゅうくん...!ー

 

今朝の夢に出てきていたあの少女か...!?なぜ、何故今...ま、まさか...

 

「ハ...ハル...なのか...?」

 

春雨side

 

なに...これ...頭が痛い...胸が苦しい...です...なんで...?提督さんを見てるとなんだか...心が温かくなるような...胸が締め付けられるような...不思議な感じがします、はい...

 

ーハル...ハル...!ー

 

ハル...?もしかして...提督は...

 

「しゅう...くん...なのですか...?」




いかがでしたか?
感想や意見、春雨ちゃんはこんなじゃない!や誤字指摘よろしくお願いします!
それではまた次回まで、ばいちゃ〜
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。