八龍士   作:本城淳

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覚醒

「待って!」

目を覚ました恵里香に呼び止められた健斗は、振り替える。

「どういうことなの?健斗くん達は普通の男の子じゃ無かったの?」

恵里香は悲しみに満ちた表情で詰めよってくる。

健斗はその瞳に目を逸らすしかなかった。

「恵里香さん。俺達の事情に巻き込んでしまってすみません。これが裏の世界に身を置く俺達の事情です」

「健斗くん……」

「俺はこれから信と旭を助けにいかなければ行けません。ゆっくり事情を話したいところですけど、ここでお別れです。俺達の事情に巻き込まれない為にも、もうここで俺達とは関わらない方が良いでしょう」

「それって……クビ?もう会えないの?」

彼女を巻き込むわけにはいかない。信や旭がいても同じ判断をしただろう。

健斗は笑顔を恵里香に向ける。

こんな悲しい笑顔を彼女に向けることになるなんて…こんな日が来るのは避けたかったのに……。

恵里香はポロポロと涙を流している。優しい人だ。こんな目にあったのに、それでも俺達との別れを嫌がっているなんて。

「今まで、ありがとうございました。楽しい日々でした。さようなら、恵里香さん」

健斗はバイクに跨がり、明はその後ろに乗る。

「健斗くん!」

「さよなら……」

健斗はバイクを走らせ、流星高校の方面へ向かう。

ヘルメットの中では涙が溢れていた。

(コレが……俺の初恋だったんだな。初恋は実らないと言うけど、気が付いた瞬間に失恋か……まぁ、恵里香さんは俺を弟のようにしか感じてなかっただろうけど…)

木藤の宿命を背負っている以上、彼女のような普通の人間との恋なんて、するべきでは無い。今回の事でわかった。

今の健斗では大切な何かを守る力はない。腕力でも、権力でも……それを得るまでは、自分に誰かを愛する資格はない。

あの日、信と旭が誓ったように……。

(本当の意味で、お前らに近付けた気がする。待ってろよ、信…旭…)

魔の一族が何を意味するのかはわからない。

だが、そんなものは関係ない。あの二人は自分の中ではもうかけがえのない存在なんだから……。

健斗は失恋の痛みを振りきるように、バイクを走らせた。

 

一方

 

流星高校より離れた横浜市市街地。

無事に流星高校から脱出し、セーフハウスのバイクを使って横浜港へ向かおうとした信達。

しかし、セーフハウスまでもう少しという所で二人の男が行く手を阻んだ。

二人とも魔力をほどばしらせ、嫌でも強敵であると認識させられてしまう。

「お前らは…」

「張紅龍」

「張白龍」

「暗黒八龍士だ」

「暗黒八龍士……レイオス以外にもいたのね……」

暗黒八龍士……聞き慣れない言葉に顔をしかめる信と旭。明達と関わるようになって以来、訳のわからない単語が次々と出てくる。

だが、そんな訳のわからない事よりも、こいつらがここにいること自体が謎だった。

「待て。こいつらは恵里香を拐った奴……何でお前らがここにいる?お前らは健斗に用があるんじゃないのか?」

旭が一歩踏み出し、張兄弟を睨み付ける。

「木藤健斗ぉ?ああ、あの邪魔者のことかぁ?あんなのに用はねぇよ。俺らはあくまでもお前らに用事があるんだよ。安倍と和田の長男、政人と義人にな」

紅龍がそう言うと、信と旭は反応する。

「その名前で俺を呼ぶんじゃねぇ!」

「俺らはあくまでも安倍信と和田旭だ。俺は既に義人の名前を捨てている!」

二人は牙を剥き出さんくらいに表情を怒りに歪めた。

安倍政人と和田義人…安倍家と和田家の長男として付けられた信と旭の本名。

家を飛び出したときに捨てた名前だ。

「んなこたぁどうでも良いんだよ。ついでに言えば、お前らの意志なんてのもどうでも良い。欲しいのはお前らの体だからな」

聞きようによっては腐女子が反応しそうであるが、今はそんな場面ではない。

それに、それの意味することについては二人に身に覚えがある。

「へっ!この呪われた体が目的だって?」

「そうだ。この世界の最強の一族とも言える安倍、和田の二つの家系に流れる我々の血筋。その中でも最強の力と才能を持つお前らが、我々には必要だ」

「暗黒八龍士の血筋………魔の一族……」

また新しい単語だ。いい加減イライラする信と旭。

いや、それだけじゃない。

(どういう訳かこいつらといるだけで内側の破壊欲求が止まらなくなる……)

(このままだと……あれが始まる……その前にこの二人だけでも逃がさねぇと……)

信と旭は恐れていた。目の前の暗黒八龍士と名乗る二人にでも、魔の一族という妙な血筋にでもない。

自分自身にだ。

昔から自身にも抑えきれない破壊欲求があった。

一族のなかでもとりわけ強烈な破壊衝動。一族の力を使えば使うほど、より強くなるその欲求。

だから普段は極力は一族の力を……安倍家の恕と和田家の若の力を使わなかった。

それ故に能無し、力を制御できない未熟者として一族でも爪弾きにされてきたのだが…。

『一族の中でも類いまれなる才能がありながら……能無しが』

『泥棒猫の息子のクセに……能無しが……』

『才はあってもこれでは……一族の面汚しだな!』

フラッシュバックする過去の記憶。

それに伴い、より強くなる破壊欲求。

「真樹……麻美………逃げろ……」

信がそう言うと、二人は首を振る。

「そうはいかないわ。暗黒八龍士は邪教徒のシンボル…。私達八龍士の敵よ」

「あんた達こそ逃げなさいよ。これは既に八龍士と邪教徒の戦い。あんた達の出る幕じゃ……」

「良いから逃げろ!俺が正気を保っていられる間に!」

ごおおおおおおおおお!

信と旭の体から凄まじい魔力と気が放出される。

「この力は………八龍士クラスの力……」

信達の力を見て戦慄する麻美達。逆に紅龍達はニヤリとした顔を向けてくる。

「この力だ……この力があれば凍結した魔界の時を動かせる」

「魔界の復活が成されれば、時の神王、ヴェールデが封じたニファンバー・フォレスト、フィンイー・サレパ、リック・クラウスの封印を解ける。伝説の暗黒八龍士が復活する」

「残る鍵はどこかに封じられた時の巫女、水の暗黒八龍士を目覚めさせれば……魔界の時は動き出す。我々魔の一族の悲願が果たせるってもんだぜ」

「安倍政人、和田義人……その力を差し出せ……最強の力を我々に寄越せ……」

恍惚の表情で語り出す張兄弟。

しかし……

「うっせぇ!テメェらは殺す!」

信が解放された力で一気に紅龍との間合いを詰め、紅龍を殴り飛ばす。

「安倍流拳技・奥義……三呪連殺……」

ドカドカドカ!

信が正中線……鳩尾、喉、人中の三ヶ所に一瞬で拳を入れる。たまらず吹き飛ばされる紅龍。

そして、信が殴った箇所には僅かな青い炎の魔力が燻っていた。

「安倍流奥義……恕爆砕!」

チュドオオオォォォォォン!

青い炎が盛大な爆発をあげる。

安倍の力の素である特殊な魔力の青い炎、恕。

普段は通常の魔力でこなしている信であるが、その真の強さはこの恕を使った魔術である。

「紅龍!」

「人の心配をしている暇があるのか?くそが。和田流奥義……瞬移!若烈掌!」

旭が闇に包まれたと思いきや、次の瞬間には白龍の懐に闇と共に現れ、そして赤い気を白龍の鳩尾にゼロ距離で炸裂させる。

和田の力の素である暗黒闘気の若。

旭は普段、技の核程度でしか使っていない若を十割の力で掌底に乗せて技を放った。

「やるぞ、旭」

「ああ」

信と旭は互いの手を重ねる。そこに恕と若を混合させて1つの弾を作る。

「なにっ!安倍と和田の合体技だと!」

「魔力と気の混合……しかも恕と若の特殊な魔力と気の混合なんてやったら……テメェらは…」

驚愕の声をあげる紅龍と白龍。

だが、信達の顔は邪悪に笑っていた。

「旭と共に過ごしたメリットはここにあるんだよ」

「時間はあったからな。この技を完成させる時間は…恕と若の混合を反発させずに使えるようにする訓練をする時間がな。張大人からもらった記録のおかげでもあるがな」

「親父の!?まさか……」

信と旭は知らないことだが、自分達の父親が張蒼龍に託した恕と若の技術の応用技術の書。

二人はそれを研究し、互いの技の合体技を開発していた。

まさか使う日が来るとは思わなかった。自分達はここまでしなくても大抵の者には勝てると思っていたからだ。

それよりも、通常の魔力と気を極めて恕と若に頼らない方向で実家を滅ぼす。信達はそれを最終目標として日々修行をし、そして仕事をこなすことで闘いの実戦修行を重ねていた。

「八龍士、暗黒八龍士……世の中はまだまだ広いって実感したぜ。異世界ウェールテイ。こんなのがゴロゴロいる世界だったとしたならば、俺達の本懐を遂げられる良い実戦訓練になりそうだぜ!」

「無事にコレが終われば、本気でウェールテイに移住するのもありかもな!どうせもう、この横浜には居場所が無くなっちまったしよ!」

「麻美!真樹!俺達を異世界ウェールテイに連れてってくれ!邪教との闘いの戦力としてで構わねぇからよ!」

「ついでに魔の一族やら魔界やら、全部ぶっ壊してやるからよ!」

もう腹は決めた。この世界……明達の言葉で言うならヴェレヴァムに未練はない。

ウェールテイでは魅力的な闘いが待っている。そこで修行を積んで、そして安倍と和田を滅ぼす。自らの一族を滅亡させる。

あまりにも悲しい目的。家族を滅ぼすのが生涯をかけた目標……。その為だけに今まで生きてきた信と旭。

「っつー訳だからよ。とっとと死ねや……張兄弟。張大人には申し訳ねぇけどよ」

「息子を殺すんだからな。恩を仇にして返す訳だが…まぁ、仕方ねぇよな?」

二人は互いの力をバランス良く掛け合わせて作った弾を発射体勢に入る。

「なんつったっけ?どこかの世界に迷い込んだ夢で見たゼルガティスの技は?」

「ディアスだろ?忘れちまったがよ。哮砲……確か哮砲と言ったぜ?」

「センスのねぇ技名だ」

「まったくだ。………今までありがとな。政人…多分、これをやったら俺達は……」

「言うんじゃねぇよ。縁起の悪い。お前からの感謝ってだけでも、それだけで呪いだぜ。なぁ?義人」

互いの本名を呼び合い、そして……

「食らえ!張紅龍!恕哮砲!」

「死ね!張白龍!若哮砲!」

純粋な暗黒魔力と純粋な暗黒気力。

二人が放った哮砲が、張兄弟に迫る!

「ぐあっ!何だこの馬鹿げた力は!……受け止めきれねぇ!」

「八龍士でも無いのに……暗黒八龍士に対抗しうる力だと!?こんな奴等が魔神や魔将以外にもいるのかよ!」

哮砲をまともに受けて耐える張兄弟。

張兄弟は舐めていた。どんな力を使おうと、自分達暗黒八龍士が負けるはずが無いと。

しかし、信と旭は違った。八龍士とかという謎の力に頼らずに、伝説の戦士に対抗しうる力を持っていた。

「う、う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!」

ドオォォォォン!

ついに耐えきれずに、爆発の中に消える張兄弟。

「……凄い………これが安倍と和田の本気……」

「違うわ。安倍信と和田旭……いえ、安倍政人と和田義人の力よ……安倍と和田の力の限界を超えている…。あの二人が新しい暗黒八龍士?」

二人の力に戦慄する麻美と真樹。

しかし、二人は感じ取っていた。戦いが終わったというのに二人の闘気がまったく消えていないこと…。

そのくせ、だらんと項垂れ、猫背になっている。

まるで獣のように……。

「逃げるわよ……何かがヤバイわ」

「うん。絶対に普通じゃないよ。あの様子……」

女八龍士の二人が一歩、また一歩と後ずさる。

この様子は知っている。魔の暴走。

キメラ人間に理性が無いのは普通の人間に魔の一族の力を注入されたからだ。

信と旭は魔の一族の申し子。そんなものが魔の暴走になってしまったら……

「ぅぅぅ………うおおおおおおおおおおおお!」

「はぁ……はぁ………うああああああああ!」

振り返った信と旭の目は………既に人がする目ではなかった。完全に理性を無くし、体のリミッターが外れている。まるでエヴァ○ゲリオンのように…。

「うがぁ!」

信だった者が、アスファルトを砕いて一気に跳躍し、麻美に襲いかかる。

その速度は明以上。50メートル走を2秒で走ると言われても信じてしまうくらいのスピードで迫ってくる。

「何て!スピード!放水銃!」

麻美が水の塊を咄嗟につくって放つが……

「おうあっ!」

なんと暴走した信は自動車1台分を吹っ飛ばせるその麻美の術を裏拳で殴り飛ばし、弾いてしまう。

「何てパワー!コレが……信の本当の力!」

「うがぁ!」

信じられない光景に固まってしまったのが致命的なミスだった。そのまま信は固まった麻美をなぶるかのように何発も何発も拳を振るう。

「おあ!うがあ!」

「ああああああああああ!」

もはやサンドバッグ状態になった麻美。抵抗も出来ずに素早く、重い連撃を受けた麻美にトドメと言わんばかりに恕を爆発させる暴走信。青い炎に包まれて麻美が吹き飛ばされる。

(意識を失ったら焼け死ぬ!魔力の水で消さないと!)

冷静に分析した麻美は魔力で作った水を体に張って青い炎を消そうとする。しかし、恕という特殊な魔力で練られた炎は中々消えない。

(殺される……今のあたしじゃ勝てない……どうにかして逃げないと……)

頭を巡らせる麻美。

こんな危機はこれまで何度もあった。勝てないと判断したならば逃げるのみ。幸い相手は理性がない獣同然の存在。ペテンに嵌めれば逃げるだけなら何とかなるはずだと考える。

それは真樹も同じだった。

真樹も暴走した旭に追い詰められていた。

「電撃で弛緩させれば!」

真樹が自らの体を雷の結界を張ってガードするも……。

「があああああ!」

暴走旭は感電した様子を見せずにそのまま真樹の服を掴む。

「効いていない!」

「うおおおおおおおおおおおお!」

鍛えた技が本能レベルになっているのか、柔術の技を使いこなし、その上で力任せに真樹をコンクリートの建物に向けて投げ飛ばす暴走旭。

「何で………効いてないのよ………」

痛みでスタンした真樹が旭を見ると、若のオーラで身を包んだ旭がゆっくりと真樹に歩いてくる。

「若のバリアで電撃を無力化してたのね……。本能って怖いわ……達人は反復演練で完全に修得した技は、無意識のレベルで使いこなすと言うけれど……あの歳で達人の領域にいるなんて………それを暴走した状態で使われたら、ひとたまりも無いじゃない……」

これは戦闘系の八龍士でも手が余る強さ。明でも……そして不倶戴天の敵であるレイオスでもこの旭には勝てない。

真樹は絶望からではなく、客観的に、そして冷静に判断する。

張兄弟ではないが、真樹も信と旭を舐めていた。いざとなれば自分達の方が強いと…。しかし、蓋を開けて見ればこの様だった。

(実力を隠していた?違う……本気を出すということは、この二人に取っては諸刃の剣だったのね!本気を出さないんじゃなく、出せなかった!)

『俺はお前らより弱い』

そう言っていた信と旭。

だが、言葉の意味が違った。意図的に隠していた可能性もあるが、その言葉の本意は……

(暴走のリスクを抑えた上での強さは私達より弱い…という意味だった!暗黒八龍士でもないのにこの強さ…でも、安倍も和田もこんな力を持っているなんて聞いていない!そもそも、何で元から魔の一族の二人が魔の暴走に陥っているの!?)

張兄弟の言葉が本当であるならば、安倍も和田も魔の一族の末裔。そうであるならば、何故キメラ人間のように魔の暴走が二人に起きているのか……それがまったくわからない。

強さにしても、魔の暴走にしても、この二人はただの魔の一族ではない。

(何なの!?この二人はなんなの!?)

理解不能。

あらゆる知識を総動員してもこの二人は異質すぎる。

知識を溜め込んでいるからこその真樹の弱点。イレギュラーに弱いのが知識あるものの弱点だ。

それをカバーするのが経験や、または直感なのだが、残念ながら真樹はイレギュラーに対して対処する経験も無ければ、直感に従う事を嫌う性質の人間であった。

マクロとミクロの違いである。現場に弱いタイプの人間なのだ。

(どうすれば良いの!?現実的にこっちが負けている…相手は理性のない獣……暴走が収まる気配もない!どうすれば!)

「があああああ!」

ゆっくりと歩いて来ていた旭が、何発もの若を展開する。

散若砲。

ショットガンとも言える細かい若の弾丸を何発も発射する和田流の技の1つだが、1発1発が既にいつぞや旭がゾンビを仕留めるのに使っていた反若砲クラスの大きさになっている。

つまりは………人の頭を簡単に吹き飛ばせる弾が何発も展開されている……。

「お手上げね………もう、どうしようもないわ……」

いくら八龍士でも、これを何発も食らっては耐えられない。そもそも、八龍士の中でも自分は戦闘向きではない。

「ヴェレヴァムなんかに来るんじゃ無かったわ…」

完全に諦めモードの真樹。

諦めたら試合は終了というが、もはや状況はそんな根性論が通用するレベルではない。

「諦めるな!真樹!霊破結界!」

光のサークルが空から降ってきたと思うと、それが結界となって旭を覆う。

「聖なる気!?誰!?」

覆われた聖なる気により、闇の気である若が掻き消される。

「ぎょっ!?ぎょおおおおお!」

散若砲が消され、怒り狂う暴走旭。

更に闇の力を使おうとするが、中々力が溜まらない。

「旭……いや、義人。ここで祓わせてもらう!」

そこにいたのは健斗だった。しかし、今までの健斗とは明らかに違う。この気は……この力は………。

「健斗……まさか………あなたは……目覚めたの?」

「…………ああ」

健斗は霊力を……聖なる気を開放する。

その霊力は、龍の形を形成し、そして健斗の体に戻る。

「新たなる八龍士……光と聖なる力の八龍士、木藤健斗。推参!霊破陣!」

「ぎゃあああああああああああああああ!」

レイオスに食らわせた霊破陣よりも遥かに濃密な光の奔流が旭を襲い、そして、旭は倒れた……。

命に別状は無さそうだが、それにしても暴走した旭をこうもあっさりと………。

「……助かったわ。私の新たなる仲間……八龍士、木藤健斗……」

 

続く

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