なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? with Decade 作:通りすがりの天才物理ゲーマー
お気に入り、感想、しおりありがとうございます!!!
悪魔の英雄・ヴェネッサの撃破。
ウルザ連邦にて、ウルザークから悪魔たちが撤退。
人類史上最大の反撃は瞬く間に伝わっていった。
他の種族と交戦中の人たちにもその朗報は届いた。
一方のウルザ人類反旗軍は。
王都奪還を果たした安堵と、激戦の苦労が重なり、普段なら夜明けと共に起床するが、朝日が上っても目覚めない。
そんなキャンプを抜け出して、ジャンヌとカイ、リンネ、そして士が会話をしていた。
「荒れ果てた景色になってしまってるけど、こうして地上を歩けるのは三人のおかげね。ありがとう。」
霊光の騎手ジャンヌ。
もとの世界では少女だったが、この世界では男になっていた。
しかしそれは演技でありこの世界でも少女だということが判明。カイはもとの世界での関係をジャンヌに話し、この世界でも仲を深めることに成功した。
「でも、肝心のあなたたちの顔が晴れてないけど?」
「いやホッとしているよ。士がいなかったらヴェネッサには勝てる自信はないし。」
その指摘に士は「さすが俺だな。」と言いたそうな顔をした。
カイはヴェネッサ戦の経過を、偽りなくすべて話した。リンネが最上階から落ちたことを除いて。
シド言う言葉に困惑している隙を狙ったこと。
士が変身するディケイドに良く似た謎のライダー、ディケイドシャドウからの襲撃があったこと。
そしてヴェネッサがディケイドシャドウに殺される前に、カイと同じくもとの世界の記憶について話そうとしたことも。
「ただ、少し知りたいことができたから。」
ヴェネッサは死ぬ前こう言っていた。
{そうだ。世界輪廻、世界は書き換えられる...思い出した。シドめ、あの男が言っていたことはコレか。}
言いかけた言葉。
何を言いたかったのか内容はカイ達にはわからないが、今の状況を知るために必要な有意義な情報だったことはわかっていた。
カイは自分達が異変が起きた側だと思っていた。
別の世界から来た門矢士のように、カイとリンネが別の世界に飛ばされた例外だと。
だがヴェネッサは『世界が書き換えられる』という言葉を話していた。
もしこの言葉が正しければ、何者かによって世界が書き換えられ、カイとリンネはその異変から逃れた側ということになる。
その考えにたどり着いたカイは、世界の改変を正す手段を考えた。
異変を起こした元凶を見つける。しかし現時点では情報が少なすぎて検討もつかない。
しかしヴェネッサのように他の種族の英雄を倒せば、何か情報が得ることが出来ると考えていた。
そんな思考に浸っていたカイはジャンヌに話しかけられ、推理を中断した。
「王都は取り戻した。ここから復興していくでしょう。」
「あぁそうだな。」
「遠回しに言わずに言いたいことがあるならハッキリ言えばどうだ?」
「士!言い方きついよぉ」
「そうね。ハッキリ言うわ。私はこのウルザを発つ。」
そして少女は振り返った。
鎧を着用。ただし、男装用の髪止めは外し、後ろ髪を解放している。
「人間が奪われた連邦は大きく3つ。それぞれ幻獣族、聖霊族、蛮神族に支配されていて、その支配と戦う人類反旗軍があるわ。」
「大体わかった。要するにその応援に行くということだろ?」
「なっ!私が捕捉説明をしようとしたのに...」
何をするか説明をしようとしたファリンだったが、士の「大体わかった。」で止められてしまった。
「わかっているなら話が早いわね。そこでお願いがあるの。」
士は今からジャンヌがいうことはわかっていたが、ここはジャンヌに言わせるようだ。
「一緒に来てほしいの。」
歩いていた足を止めるジャンヌ。
「ウルザ人類反旗軍の指揮官として要請するわ。カイ、リンネ、士。ヴェネッサを倒したあなたたちには、もしかしたらあなたたちのいう世界と同じこと、そう、五種族の大戦を終わらせることができるかもしれない。」
四種族への反撃を宣言したジャンヌ。
「私が指揮を取るわ。あなたたちが最高の力を発揮できるように…」
「...」
「も、もちろんできる限りの優遇は用意するわ!」
「違う違う。嫌ではない。驚いていたんだ。ジャンヌが立派なやつになっていてな。」
「っ!?!?!?なにを言うの!?」
顔を真っ赤にしてジャンヌが吠える。
「カイ!ジャンニャ!いちゃいちゃしないで!」
「おっとすまん。ジャンヌ、この話はまた今度しよう。」
カイは本当は自分から協力を要請するつもりだった。
残る三種族の英雄との戦いに力を貸してくれ、と。
「もちろん俺はいいよ。リンネは?」
「私はカイと一緒に居れたらそれでいいよ。」
そっとカイに身を寄せるリンネ。
「相変わらず俺ははいってないんだな。」
「士はどうする?」
「そうだな。本来ならここでこの世界から離れるが、まだやり残した感じがするからな。俺も付き合おう。」
「三人ともありがとう。とても心強いわ。」
残る英雄は三体。
カイは世界を元に戻すため、ジャンヌは人類救うため挑む。
世界から忘れられた少年と、異空間にいたリンネ、そして世界を渡ってきた世界の破壊者こと門矢 士。
世界の真実に挑む物語が、始まった。
「やっぱり何もないや。」
上空でマシンウィンチャライダー・ジェットモードに乗って荒れ果てた都市を見下ろすミライ。
途中で睡眠を取りつつもウルザ連邦を徘徊していた。
「ん?あっちに大きい道路がある。行ってみよう。」
ミライが向かった先には荒れ果てた道路、ハイウェイがあった。
「ここも荒れてるねぇ。ほんと今何年よ...こんな荒れるような歴史はないはずなのに。」
ハイウェイには道の破片や、異形の怪物の死体が転がっていた。
「こんな気味の悪い場所早く出ようっと。」
ミライがマシンウィンチャに乗ろうとしたとき、ミライの身に大きな振動が襲った。
地震が起きたのかと思ったミライだったが、原因はすぐにわかった。
「なんだあのデカイドラゴンは...」
全身が灰色で、ところところに苔が生えたような色味。
空を飛ぶことに特化したことで、前足は退化してほとんど無くなっている翼龍がそこにいた。
「もうとうとう天才の私でも訳が分からなくなってきたな...でも攻撃してきたということは殺るんだよね?」
そう言うとミライは指を鳴らし腰にベルトを出現させる。
続いて右手に現れた時計のようなもの、ウィンチャーチェンジウォッチを起動した。
<-ウィンチャー!->
そのままベルトの右側にセットし、折り畳む。
「変身!」
翼龍はミライに向かって炎を吐いたが、ミライの周りに現れた謎の結界によって防がれた。
♪自分の未来は勝利の未来!仮面ライダーウィンチャー!♪
ミライは仮面ライダーウィンチャーに変身した。
「空にいるからウィンチャライダーで戦ってもいいけど、壊したくないしこっちを使うとしますか。」
そう言うとウィンチャーはマシンウィンチャライダーをベルトに吸収し、左手にはウィンチャーに変身するときに使った物と似たような物を持っている。
<-エアプレイン!->
それを左側にセットするとウィンチャーの姿は変化した。
「ライダーチェンジ!」
♪雲を突き抜け空の旅!チェンジエアプレイン♪
ウィンチャーは、水色と紺色のボディから飛行機を催した真っ白なボディに変化し、顔は白をベースに水色の複眼、時計の針のようなものが付いている姿、スタイル・エアプレインにライダーチェンジした。
<-ユールーズショット!->
ウィンチャーは右手にユールーズショットと呼ばれた銃を持ち、翼龍がいる空へ飛んでいった。
「空が君だけの領域だと思うな!」
ウィンチャーは翼龍の体をユールーズショットで撃っていく。
しかし翼龍はまったくダメージを負ってないようだった。
「銃の威力が足りないか...だったらこれだ!」
<-ボンバー!->
ウィンチャーは新たに取り出したウォッチを、ユールーズショットにはめる。
<-ボンバー!チャージ!->
翼龍は危険を察知しウィンチャーに炎を吐いていくが、ウィンチャーは軽々と避けていく。
「本来ならすぐ撃っていいけど今回は大サービス!最大エネルギーでいくよ!」
<-マックスチャージ!ユールーズブラスト!->
最大までエネルギーを溜めたウィンチャーは、それを翼龍に向けて撃った。
『ギャアアアアアアア』
「さすがに効いてるみたいだね。じゃあこのまま終わらせるよ。」
<-デェスブロウタイム!->
「勝利の未来は決まった!」
<-エアプレイン!ウィンチャーアタック!->
ウィンチャーは空で一回転したあと右足に溜まったエネルギーを翼龍に叩き込む。
翼龍は耐えられず、爆発した。
「よっと。派手に爆発したなぁ。これに反応して人が来てくれるといいけど...」
ミライは爆発によって人以外のものが来ないことを願った。
サプライズでブレイド回!!!そしてディエンド!!!
来週のジオウも目が離せませんね。