なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? with Decade   作:通りすがりの天才物理ゲーマー

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第13話 出発!新たな場所と出会い

イオ連邦に向かう当日。

 

カイ達は装甲車に乗ろうとしていたが、士は乗る素振りを見せなかった。

 

「おーい士、乗らないのか?」

 

「わざわざ車に乗らないと移動できないのか?」

 

「装甲車以外にどんな方法があるんだ?...まさか!」

 

士は灰色のカーテンを出現させた。

 

カイとリンネは(そういえばカーテンあったな...)と特に驚いていないが、初めて見るジャンヌは驚いているようだ。

 

「門矢、そのカーテンのようなものはなんだ?」

 

「俺にもわからん。だが手軽に遠距離や世界に行ける優れものだと認識している。」

 

「ジャンヌ、あのカーテンで移動しよう。大丈夫だ、もちろん安全だ。」

 

カイが安全だと言うとジャンヌは他の兵にも伝える。

 

兵達はジャンヌの命令を聞き、灰色のカーテンに入っていく。

 

「俺達も入るか...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界大陸東部。

 

地上の三文の一が山崖地帯。

 

残りの平地部分の多くは森林地帯と予測されている。(未調査の場所が多いためあくまで予測)

 

未調査の部分はもちろん蛮神族の領域である。

 

「天使は雲の上に宮殿を作り、妖精は汚染されていない綺麗な湖に村を構え、ドワーフとエルフは森を住処とする、か。」

 

士は出発前にアシュランから聞いたことを、思い出したように口にする。

 

「天使と妖精はなんとなくわかるが、ドワーフとエルフってなんだ?」

 

「ドワーフは腰の曲がった老人のような見た目だ。だがエルフはドワーフより人間と似ているんだろ?リンネ」

 

「あー。うん、似ているかも」

 

リンネが相づちする。

 

「ニオイは全然違うし蛮神族は法力を持っているから、蛮神族からは見極めがつくの。でも法力を感じることができない人間には難しいかも」

 

「誤射例が実際にあるんだよ。」

 

エルフは透けるように薄い肌色と尖った耳という特徴があるが、遠くから見ると男女とともに類似している。

 

妖精にも人間の子供とそっくりな個体もいる。

 

相手を正確に判断できないとき、シルエットだけで射撃をすれば誤射が起こり得るのだ。

 

「士は大丈夫だと思うが、アシュラン、サキは廃墟の物陰でなにかが動いていてもむやみに撃たないでくれ。」

 

「わかっている」「もちろん!」

 

今カイ達がいるのはイオ連邦の王都郊外、第八都市カシオペアというイオ連邦の王都に近接する工業地帯。

 

ここには人間が蛮神族に敗北する前までは、最新の武器を生産する工場があった。

 

ジャンヌはこの都市の奥にイオ人類反旗軍の本部があるらしい。

 

「士、イオ人類反旗軍の本部がある場所を知っていたのか?」

 

「あの灰色のやつは行ったことない場所でも、場所の名前を指定すればある程度近くには行けるらしい。」

 

カイはこれからも士のカーテンにはお世話になるだろうとこの時思うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンヌの指示に従い、しばらく歩いているとビルの多くが苔やツタに覆われている場所に着いた。

 

真っ赤な蔓に真っ青な花が咲き、大きな橙色の実が生っている。

 

見たことない植物だらけにカイは少し驚いていたが、士はなにか奇妙なものを見つけたような顔をしている。

 

「士?どうした?」

 

「見たことある実を見つけてな。」

 

士が指を指した先には、緑色のツタに緑色の葉がついた紫色の果実があった。

 

「カイ、この果実おいs...なにあれ!?士!あの果実食べてもいいよね!」

 

リンネが士の指した果実が生っている場所に向かおうとする。

 

それを士はあわてて止めた。

 

「やめておけ。あの実を食べたらインベスになるぞ。」

 

「「インベス?」」

 

カイとリンネは声をハモらせた。

 

 

 

士はインベスと紫色の実、ヘルヘイムの実についてカイとリンネに話した。

 

「...というわけだ。」

 

「うーん私よくわかんない」

 

「簡単に言えばあのときのファンガイアのように本来では存在しない怪物がいるってことだろ?士」

 

「ああ、そうだ。」

 

(これもあのディケイドシャドウが関わっているのか、それとも...)

 

「三人ともそこでなにをしている?はやくいくぞ」

 

ジャンヌに声をかけられカイ達はジャンヌについていった。

 

 

 

 

あれから少し歩いているとジャンヌはビルとビルの隙間の近くで止まった。

 

「この隙間の奥がイオ人類反旗軍の本部だ。失礼のないようにするんだぞ。」

 

ジャンヌと護衛のファリンを先頭に、次々と隙間を通っていく。

 

カイとリンネと士が入ろうとしたとき突然、廃墟と化したビルの窓が割れそこから怪物が降りてきた。

 

「なんだあの怪物は!?!?」 「ジャンヌ様!ファリン様!怪物が!」

 

まだ隙間を通っていない兵達が騒ぐ。

 

そこでカイは大声で兵士たちに伝える。

 

「ここは俺たちがなんとかするから、みんなは先に入って!ジャンヌにもそうつたえてくれ!」

 

「士、あれが士がいってたインベスってやつ?」

 

「そうだ。片付けるぞ。」

 

士はマゼンタのバックル、ネオディケイドライバーを装着し、ライドブッカーからカードを取り出す。

 

「変身!」

 

-KAMEN RIDE DECADE-

 

士はディケイドに変身した。

 

「兵の皆は本部に全員行ったよ士。」

 

「カイ戻ってきたか。じゃあリンネは右のインベスを。カイは左のインベスを頼もうか」

 

「「了解!」」

 

ディケイドは目線の先にいたインベスに攻撃する。

 

初級インベスを次々と倒していき、ディケイドの前には残り一体になっていた。

 

「シカインベスか...だったらこの姿が良いかな。」

 

-KAMEN RIDE GAIM-

 

オレンジアームズ!花道オンステージ!

 

バックルから音声がながれると、ディケイドの上からオレンジのような鎧がディケイドに落ちていく。

 

そしてディケイドは仮面ライダー鎧武にカメンライドした。

 

ディケイド鎧武は大橙丸を手にし、シカインベスを切り裂いていく。

 

『グワアアアアア!』

 

シカインベスは一方的にディケイド鎧武の攻撃を受けている。

 

「手応えがないな。これで終わらせようか。」

 

ディケイド鎧武がライドブッカーから一枚のカードを取りだし、ネオディケイドライバーにいれようとしたとき、後ろから声が聞こえた。

 

「そこをどいて!」

 

<-ウィンチャーアタック!->

 

ディケイド鎧武の物ではない別の音声が聞こえると同時に水色と紺色のライダーが現れ、シカインベスにエネルギーがたまった足でキックをした。

 

シカインベスは耐えきれず爆発した。

 

「ふうよかったよかった。」

 

それと同時にカイとリンネも戦いを終えた。

 

「お前、仮面ライダーか?それにしては見たことないが...」

 

鎧武からディケイドに戻り、突然現れた仮面ライダーに質問をする。

 

「私は永劫ミライ、仮面ライダーウィンチャーよ。あなたは仮面ライダー鎧武かしら?」

 

「違うな。俺は通りすがりの仮面ライダー、ディケイドだ。」

 

「士、ウィンチャーってしっているのか?」

 

戦いを終えディケイドの元に戻ったカイが聞く。

 

「いや知らないな。」

 

「私もディケイドなんて聞いたことないね。」

 

ウィンチャーは変身を解いた。

 

それに続いてディケイドも変身を解く。

 

「永劫ミライさん?あなたはイオ人類反旗軍の人ですか?」

 

「人類反旗軍?それってあのビルの隙間の奥にあるやつだよね?」

 

「そうですけど」

 

「なら関係者だね。まっこんなところで立ち話もあれだし人類反旗軍?の本部で話さない?ディケイドにも興味があるからね。」

 

「そうですね。リンネ、士、本部へとりあえずいこう。ジャンヌ達が待ってる。」

 

カイ達は本部へ向かっていった。




タイトルは鎧武のタイトルをイメージしましたがわかりましたか?

ついにディケイドとウィンチャーが出会いましたね。

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