でも今回は短めですごめんなさい…
それではどうぞ
パチェはとても凄いですね!その歳で魔法を熟知してるとは……
僕もまだまだですね!
いや……貴方の方がよっぽど凄いでしょうに…
私の何十倍と生きていて、何十倍の魔力、知力を有する貴方に敵うわけ無いわ。
パチェ、そんな悲観的にならないで下さい。
いや、別に悲観的には…
可能性はゼロじゃありません。僕は結局吸血鬼。
だから、ここまで来れたし、魔法も覚えられた。
けど、人間や魔法使いだったら?そこまで行かなかった。
でも、パチェ、貴方は魔法使いの間では扱うのが難しいとされてる魔法をいとも容易く扱う。
僕でさえ、何百年かけたものを。
…そんなに褒めたって
パチェ!
な、なによ⁉
可能性はゼロじゃない…忘れないで下さいね。
ぱ…チュ……様………チュリ…様
パチュリー様!
パチェ「ん…」
コア「もう!そんな所で寝てたら風邪引きますよ!」
パチェ「あら、コアどうしたの?」
どうやら私は本を読みながら寝ていたみたいね。
俗に言う寝落ちってやつかしら。
しかし、随分と懐かしい夢を…
可能性はゼロじゃない…か
あの子はいつもそれを口癖に…そして、私を褒めてくれた。私の魔法や魔力を…私が最初に吸血鬼三姉妹にあって、フラン、ネス二人とも凄い魔力の持ち主だった。特に、ネスの魔力はとんでもなかった。
そして、何よりその知識量と言ったら……
あの子には到底敵わないわ…。全く、レミィもフランもネスもとんでも無いわ…。
そんな彼女らと数百年友達、家族として過ごしてる訳だが…
パチェ「それで?どうしたのかしらコア」
寝てる所を起こしたんだ。それ相応の理由があるのだろう。
コア「レミリアお嬢様がお呼びです」
パチェ「レミィが?」
コア「何でも、変わった外来人が来たとか」
パチェ「外来人?」
コア「はい、何でも左頬に波紋がある様です」
パチェ「!」
私は目を見開いた。それを聞いただけで彼じゃ無いかと思った。
パチェ「コア!貴方はその外来人にあったのかしら?」
コア「いえ、まだです…ですが、あの時の彼なら……嬉しいですね…」
小悪魔事、コアもネスとは知り合いだった。
と言うか、紅魔館メンバーとはいつも四六時中話してた(咲夜との面識は勿論ないが)。…そんなイメージが強かった。そして、分け隔てなく、平等に私達を見てくれていた。
しかし、本当にあの彼なのだろうか?
だが、そんな気持ちは拭い去る何故なら…
パチェ「フフ、可能性はゼロじゃない。コア行くわよ」
コア「そうですね、会ってみましょう!」
転送魔法で紅魔館の主の部屋まで移動した。
〜少女移動ナウ〜
____________
コンコン
どうぞ
ドアをノックすると、ここの館の主であるレミリアから返事がきた。
俺は「失礼します」と一言いいドアを開け中に入った。
相変わらずというかなんというか…
部屋mmdで使用されるような部屋だった。とても分かりすい。
そして、目の前にはレミリア…気のせいだろうか?心なしか羽をパタつかせて、目が輝いてる様に見える。うんかわいい嫁にしたい。
そして、その脇に同じ様に…少し違うか、キラキラした羽をパタつかせてる。何かを期待するかの様に……俺を見ているのかな?
そして、パチュリーと小悪魔もいた。
てか、コアいるんだ。
コア「いや、いくら何でもひどくないですかね?」
心を読むのはやめましょう。めんめ!
幸希「始めまして、幸希です」
俺はドアを占め、少し前に出て挨拶をした。
流石にこんな所で自分の性癖を晒すほど勇気なんてない。殺されるし絶対…
あぁ…でも今すぐにでも抱きしめたい…忠誠心を鼻から出したい。
レミリア「ええ、始めまして、私はここの紅魔館の主、レミリア・スカーレットよ…って鼻血出てるけど大丈夫かしら?」
どうやら忠誠心が出ていたようだ。持ってたハンカチでふく。
存じてますぞ!かりちゅまやカリスマ(笑)やドアノブカバーやバッシュゴーや色々馬鹿にされてる方ですよね!……でも、なんだかんだ言って家族思いで、家族に危害があれば全力で守る…その姿勢に惚れるぜ…
幸希「すみません大丈夫です」
レミリア「そう……フ、フラン挨拶しなさい」
さすがお姉様!やはり高貴な人は俺みたいな低俗で敵対な人間でも、姉として挨拶をしっかり促す!そこに痺れる憧れる!
フラン「分かってますわ!私フラン!フランドール・スカーレット!フランって呼んでね!」
幸希「はい!フラン様よろしくお願いします!」
いくら知ってるキャラクターとはいえ、誰を呼ぶにしても様やさん位はつけないとね。
パチュリー「私は、パチュリー・ノーレッジよ、そして、こっちが…」
コア「小悪魔事コアです!以後お見知りおきを!」
幸希「はい!よろしくお願いします!パチュリー様コアさん」
しかし、誰を見ても美女、美女、美女だ…ハーレムかここは?hshs
フラン「幸希!」
幸希「は、はい!何ですか、フラン様」
やましい事を考えていたお陰で、いきなりの問いかけにびっくりしてしまった。
フラン「幸希ってもしかしてさ…」
ネス?
幸希「…はい?」
フランは期待と不安の目をこちらに向けながら問いかけてきた。
ネス?誰の事だろか?友達か何かかな?
分からないや…
レミリア「フラン、辞めなさい、貴方の気持ちも分かるわ。でもその前に…」
パチン
幸希「うわっ!」
レミリアが指を鳴らすと目の前にさっきレミリアの部屋まで案内してくれた、PA……咲夜が現れて腰が抜けそうな位びっくりした。
咲夜「ここに」
しかし、俺の事は構わずレミリアのお呼び出しに答える。
何かここの咲夜いい感じがしないなぁ…
レミリア「紅茶をお願いするわ…5人分ね」
咲夜「かしこまりました」
パチン
レミリア「紅茶を飲みながらあなたの事聞かせてくれ無いかしら?生まれてから今に至るまで…」
幸希「え?」
俺のことを聞いて何になるのだろうか…俺の人生は糞くらいだ。
そんな話聞いたって…
レミリア「あら?不服かしら?」
心でも読んでるのかな?それとも顔に出てる?怖い事に変わりない。
余計な事を考えるのはよしたほうが良さそうだ。
幸希「滅相もございません…自分の話は面白いか分かりませんが、話させていただきます.」
レミリア「それでいいのよ…そういう運命なのだから」
パチン
音がしたと思ったらテーブルの上に紅茶が5つ乗っかっていた。
パチュリー達は各自適当に座り、俺も残った席に座った……と言っても真ん中なのだが…
幸希「それでは…生まれた時から話します」
そして、生まれてから今までの事を洗いざらい話した。
生まれてから父親や周りの人にこの頬の事で忌み嫌われた事。
母親は気にするなと言ってくれたこと。母親が死んだ事。それから父親からの暴力が酷くなったこと。小中高学生ではいじめを受けていたこと。そして、我慢の限界がきて、父親同級生を皆殺しにした事。
でも、その中でいい事、東方projectに出会えて生きる希望が生まれた事。そして、ここに来たこと。
全部話した。終始皆無言だったけどちゃんと聞いてくれた。
俺は何だか救われた気がした。
きっと誰かに話して楽になりたかったのだろう。
レミリア「そう…貴方の今までの出来事って、いい事無しね」
パチュリー「でも、よくある話ね、自分の事しか考えてないのが人間だからね」
フラン「…幸希」
コア「うう…お母様が可愛そうです…グスン」
皆、俺の言ったことをそんなふうに聞いてくれるなんて…あかん俺も泣きそう
泣いていいっすか
レミリア「でも一つ気になる事を言ってたわね…確か」
パチュリー「東方projectと言うものね」
フラン「もしかしたら」
コア「ニヤニヤ」
レミリア「幸希」
幸希「はい?なんですか?」
レミリア「それは…ゲームとやらかしら?」
幸希「はぁ…そうですが…」
何を聞いてるのかよく分からなかった。
この幻想郷にもゲームという物があるのだろうか?
まぁ、ボードゲーム位ならあるだろうけども。
レミリア「そう…それじゃ一つ質問ね」
レミリア「それを作った人間の名前…いえ、ペンネームと言ったほうがいいかしら?」
幸希「え?」
レミリア「彼の名前…」
ZUN、でしょ?
幸希「な⁉何故あの人の名前を!」
俺は絶句した。東方projectと言うゲームのキャラクターに出てくる、キャラクターが目の前にいるだけでもびっくりなのに、その作品を作った張本人を言い当てた。どういう事だ?何故彼女があの人の事をを…
パチュリー「あー彼ね」
フラン「懐かしいわ!よく遊びに来てくれたよね!」
幸希「え、皆さんお知り合いですか?」
コア「知り合いも何も…」
私達を使ってゲームを作りたいって言い出した人間よ
お疲れ様でした!
実はZUNさんが既に幻想入りしてたみたいですね!(そんなこと無い)
あー幻想入りしたいですね!
え?妖怪に食われちまうのが落ちだって?
ハッハッハ!本望ですw
それでは短めでしたが、ここまでとさせてもらいます!
それではまた次回…
お疲れ様でした!