東方 優しくて狂気な少年の幻想郷   作:tomomi2525

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こんにちは、お久しぶりです。ざっと半年ぶりでしょうか。
今日まで本当に申し訳御座いません。
実はあの日以来出来なかったのは、祖母のガンで入院やらお葬式やらでなかなか出来なかったのと、親と喧嘩して独り暮らしを初めて落ち着けなかったので、出来ませんでした。
これからできるかと言われると、難しいです…がなんとか頑張りますのでよろしくお願いします。


第七話「ならず者の二人」

一ヶ月後

 

あれから一ヶ月、紅美鈴と修業続けてきた。最初こそハードでキツかったが、今では空は自由に飛べるし武術も殆ど出来るようになった。

美鈴と互角とは言わないが、組手をやれば美鈴に対し長期戦まで持ち堪えられる程になった。

そして、そろそろ弾幕やスペルカードを作る時が近づいてきた。

 

 

美鈴「はぁ!」

 

幸希「くっ!……はぁぁあ!」

 

強い!相変わらず強過ぎる!

だが、今ではある程度渡れる!このまま押し込むぞ!

 

 

幸希「もらったぁ!」

 

美鈴「…しまっ!」

 

バチン!

 

決まった!

 

そう思った……が

 

美鈴「ふぅ……危ない危ない危うく顔面にパンチ食らうところでしたよ」

 

余裕そうに幸希の渾身の拳を片手で受け止めていた。

 

幸希「あーやっぱり無理かー…」

 

と残念そうにしているが、5時間ぶっ続けでやってるとは思えないほど疲れた顔を伺えない。

修業して一ヶ月、彼は相当な力を身につけていた。

美鈴と長期戦する程に…

 

美鈴「人間にしては本当に凄いです!疲れた顔一つしないなんて」

 

やはり貴方は…

 

幸希「自分もここまで力をつけられるとは思いませんでしたよ。外の世界でも少しは体動かしてれば良かったです…」

 

美鈴「いえ、十分に強いです!大丈夫ですよ!まだやりますか?」

 

起きてからずっとぶっ通しだと言うのに何を言うかと思えば…

 

幸希「はい!お願いします!」

 

ちょっと待ってよ貴方達!

 

悲鳴にも似た声がした。そんな普段聞き慣れている声の方に二人は挨拶した。

 

幸希「おはようございます、パチュリー様」

 

美鈴「今はお昼ですよ!こんにちは、パチュリー様」

 

パチュリー「えぇ…こんにちは…ん?おはよう???……って違うわよ!いいかげんにやめなさい!周りを見てよ!」

 

言われた通りに周りを見ると………

 

紅魔館の外でやっていたとはいえ、門の扉大破しており、外壁も傷だらけ、紅魔館周りも荒野化としていた……

 

幸希「……え、こんなになってたんですか?」

 

自分でも信じられないと思った…こんなに暴れていたとは……

 

美鈴「あはは……随分と派手にやっちゃいましたね……」

 

パチュリー「…はぁ……何なのよあんた達は…少しは悪びれたらどうなの?」

 

頭を掻きながら反省の色を見せない美鈴に、現状に唖然としてる幸希に、パチュリーは呆気にとられていた。スペカの事もあるし様子を見ればこの惨事だ。この先が不安で仕方なかった…。

 

 

???「あやややや!これはこれは、いい記事が書けそうですね!題して、「謎の少年の幻想入り!その神秘たる力とは!?」良いですね!何だかやる気がアップしますよ!」

 

紅魔館から数キロ離れた所にあるマスゴミ……マスコミがいた。

 

 

幸希「…美鈴さん」

 

美鈴「おぉ!気づかれましたか?」

 

幸希「はい、結構離れていますが誰かこちらを見てます」

 

パチュリー「いやいや、誤魔化そうとしても無駄だからね!ちゃんと片付けなさいよ!」

 

幸希「分かりました。掃除しておきます」

 

本当にいるんだけどなぁ…と思いながらも掃除する事にした。

 

美鈴「誰だか分かりますか?」

 

掃除をしてしばらくして美鈴から聞かれた。

 

幸希「いやいやあった事も無いのに分かるわけないじゃないですか」

 

あっても居ない人を当てるのはなかなかのものだろ。いくら誰かが見てると分かっていても特定の人まで当てられる訳がない。

誰かが見てるなんて、この幻想郷じゃ誰にでも当てはまる。正に障子に目、壁に耳ありだ。

何にせよ悪さは出来ない。するつもりも無いが。

 

美鈴「流石に無理でしたか。そうですね、アレは射命丸文さんですね」

 

幸希「なるほど、射命丸文さんですか……ずっとこっちを見てるなんて、何だかストーカーみたいですね」

 

ちょっとちょっと!誰がストーカーですって!

 

バサリと一瞬羽根を広げ地面に足をつけて目の前に現れた、女性。

現代ではまず見ない容姿、散々イラストなどで見た事ある彼女だけど、見入ってしまう程に綺麗な人だ。と言うか幻想郷の女性はきれいだったり可愛い人ばかりだ。

だが、ここの幻想郷の文さんはどうなのだろうか…

見た目は可愛くても中身がブスだったら話にならない…。

 

そんな烏帽子の様な小さな帽子を被り、いかにもこれから取材しますよと言わんばかりに、メモ帳と万葉筆を持った彼女からいきなり責められた。

 

文「貴方はどこから来てなぜここに居るのですか?!貴方は人間ですよね?どうしてそんなに人間離れした動きができるのですか!?貴方はいくつですか?!背は?体重は?女性経験は?!」

 

幸希「ちょ、まっ…」

 

美鈴「文さん落ち着いて下さい!ちゃんと話の場を設けますから!」

 

最後とんでもない事を言ってた気がするが……まぁ、今までに見てきた射命丸文とは違った個性的な彼女も何だかいいなと、取っ組み合いになりながらもそんな事を思った。

 

 

レミリア「…それでなんで私の部屋なの?」

 

文「いいじゃないですか!減るもんじゃないですし」

 

レミリア「いや、そういう事じゃないのよ。単に貴女がうざいのよ」

 

文「もうもうレミリアちゃんたら恥ずかしがり屋なんだか…いたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたい!」

 

幸希(あの美鈴さん、俺の知ってる文さんじゃないんですけど…)

 

美鈴(彼女は幼女が好きでして…)

 

レミリア「美鈴、貴女今言ってはいけない事、言わなかったかしら?」

 

美鈴「とととととどとどどどとんでもございません!何も言ってません!!」

 

なるほど、文はロリコン、レミリアは幼女呼ばわりされるのが苦手なのか

 

レミリア「幸希!貴方は何納得したように頷いてるのよ!!」

 

文「うふふふふ、レミリアちゃんにもちゃんと一対一で、取材してあ、げ、る 」

 

レミリア「お願いだからやめて頂戴…」

 

まるでゲテモノを見るかの様に拒絶するお嬢様…

文レミ……なかなかじゃないか!いいぞ!もっとやれ!

 

 

話が進まないので何やかんやで取材される事に

 

文「先程聞いたことと同じです。貴方はどこから来て…って外から来たんですよね?」

 

幸希「まぁ、そうですね」

 

レミリア「あの文、離してくれるかしら?」

 

今の現状を伝えると、用意された椅子に座り机を挟んで、文と自分と向かい合って話してるのだが、文の足の上にはレミリアが抱っこされてる状態だった。

目の保養とはこの事か。

 

レミリア「だから!幸希も納得した顔しないで助けてよ!美鈴でもいいからって、いねぇーし!」

 

因みに咲夜さんは外出中

幻想郷は今日も平和である。

 

そして、レミリアを抱っこしながらの取材が終わり

 

文「それでは、私はこれにて、またお邪魔しますね」

 

レミリア「もう来んな」

 

文「うふふふふ、素直じゃないんだからレミリアたん」

 

レミリア「だからその呼び方もやめろ!///」

 

顔を赤くしながら怒る姿がとても可愛くて仕方なかった…。

ここは天国か?

 

文「それじゃ……とその前に、幸希さん」

 

幸希「はい、なんでしょう?」

 

文は飛んで帰ると思ったがそこで踏み止まり幸希に向き直る

 

文「…貴方にとっての幻想郷、見つかるといいですね」

 

幸希「……」

 

文「それでは、失礼します」

 

バサッと広げレミリアの部屋の窓から飛んでいった。

あの言葉の真意がわからない。が、何処か懐かしさを覚えた。

 

俺にとっての幻想郷、か

 

ダダダダダダ、バタン!

パチュリーいるか!

 

???「なんだいないのかー、ん?」

 

いきなり扉を蹴り破って出てきたのは、

普通の魔法使い、霧雨魔理沙

相変わらず、乱暴者だな。だが、彼女はとても頑張り屋さんで幻想郷の妖精だろうと何だろうと、昨日の敵は今日の友と言わんばかりに、皆を大事に思ってる。縁の下の力持ち主とは正に彼女のことを言うのだと思う。いきなりの登場に俺はびっくりした。しかし、お嬢様は…

 

レミリア「一難去ってまた一難……ここは駅のホームじゃないわよ…」

 

お嬢様、貴女は現代の電車の駅を存じてるのですか?それとも中世のヨーロッパには既に駅が存在してるから?何にせよ、彼女の口から駅のホームと言う言葉が出てくる事にまた驚く。

 

魔理沙「私達の仲じゃないか!そんな毛嫌いするなよー」

 

レミリア「別に嫌ってないわ。紅魔館を駅のホームみたいに好きに出入りしてほしくないのよ!美鈴は何してるのよ!」

 

激怒するレミリアそんな彼女を他所に

 

魔理沙「あ、思い出した!最近幻想入りしたっていう、えーと…名前が…思い出せないんだぜ…」

 

初見で彼女の語尾を聞いたらびっくりする人もいるのではと、思う所ではあるが……しかし、今日はお客さんが多いなぁ…

 

幸希「幸希、俺の名前は幸希。よろしく魔理沙」

 

魔理沙「ええ!どうして私の名前分かったのぜ?!」

 

驚いた時ののぜ相変わらずというか何というか…笑えてくる。

 

幸希「まぁ色々あるんだよ」

 

魔理沙「あー察したのぜ、でもびっくりしたぜ…」

 

察しが早くて助かるなぁ。しかし、霧雨魔理沙思ってた以上に

 

小さいなぁ

 

魔理沙「お前今私を小さいとか思っただろ!」

 

幸希「はっはっは……なんの事だか」

 

魔理沙「……」カチャ

 

幸希「無言で八卦炉を顔面に向けるの辞めてくれません?」

 

殺気が凄すぎるんですが…

 

魔理沙「ほう…この道具の名前を知ってるのか、なら使い方も分かるよな?」

 

幸希「わかった…悪かった」

 

魔理沙「?!…お、おう分かったなら良いんだぜ!」

 

何だ今の間は?まぁいいか助かったし

しかし、彼女も可愛いなぁ…心の声が聞こえないから言いたいこと口にしなきゃ、バレないけど……あのコだけには今の俺の心の声を聞かれたくないなぁ…フラグじゃーねーよ?

 

魔理沙「そうそう、パチュリーしらないか?図書館に行ってもいなんだぜ」

 

幸希「パチュリー様はさっき見たけど、もうどこに居るか」

 

ここに居るわよ

 

魔理沙「おお、パチュリーこの本借りたいんだけどいいか?」

 

おお、パッチェさん貴女は神出鬼没かい?

 

パチュリー「いいわよ。でも、そろそろいい加減に貸した本返して欲しいんだけど」

 

魔理沙「ごめん、忘れてきちゃった…」

 

パチュリー「はぁ……さっさと返さないと貸さないからね」

 

魔理沙「分かったのぜ…そんな怒るなよ」

 

パチュリー「怒ってないわよ」

 

魔理沙「怒ってるのぜ!」

 

パチュリー「怒ってないわよ!」

 

と啀み合いながら何処かへ行ってしまった。

 

レミリア「はぁ…もう疲れるわね…ここは駅のホームじゃないのに…」

 

と言いながらも口角が上がったのを見過ごさなかった。

 

幻想郷、キミは俺に何を見せてくれる?

 

幸希「お嬢様、お茶を入れましょうか?」

 

レミリア「だからそんなに畏まらないでよ。貴方は特別なんだから。私と貴方の分用意して頂戴」

 

俺にとっての幻想郷…それは今この瞬間の幸せだ。

 

幸希「かしこまりました」

 

レミリア「もう…」

 

どうか、このままずっと幸せが、この幻想郷が末永く続いてくれます様に…

 

 

後日

 

文々。新聞が届いて絶句した…

 

話した事が捏造されてなく、全部ちゃんと書いてある…これが…これがこの世界の幻想郷か!?

 

と驚いたのはまた別の話。




お疲れ様です。
久しぶりに書いたので、なかなか内容が濃くなかったかもしれませんが、読んでくれてありがとうございます。
また、次の話で。
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