戦姫絶唱シンフォギアBe The One   作:なうし

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第7話『絶望と奇跡』

戦兎たちが学校に着いて向かうとそこには大量のノイズと万丈の姿があった

 

『万丈?無事だったのか!』

 

と叫び戦兎が歩み寄ろうとするとノイズが立ちはだかった

 

『ようやく来たようね!』

 

と女性の声が聞こえた

 

上を見ると櫻井さんがそこに立っていた

 

『櫻井さん、何をしてるんですか!危ないですよ!』

 

と響は叫んだが

 

『あいつはフィーネだ』

 

とクリスが言った

 

『え、』

 

と一同が振り返りクリスをみた

 

『そんはずはない、あれは間違いなく…』

 

と翼が言い終える前に櫻井が

 

『そうよ、私はフィーネよ』

 

と言った

 

『う…そですよね?だって…』

 

と響は未だに信じられずにいたが

 

『なら、こうすれば信じるようね…』

 

と薄ら笑いを浮かべフィーネへと変身した

 

『そ、そんな…』

 

と響と翼と戦兎は信じられずにフィーネをみた

 

『櫻井は私が乗っ取った事により死んだわよ』

 

と一同に告げた

 

響と翼はそれを聞き落ち込んだが戦兎は

 

『2人とも受け止めて切り替えろ、迷いがある状態じゃあいつを倒してこの戦いを終わらせることはできない』

 

と告げた

 

『承知…致しました』

 

と翼は言い響もゆっくり頷いた。戦兎はそれをみて安心しビルドドライバーを取り出しフィーネに向けた

 

『フィーネ…お前の野望は…俺たちが砕く!』

 

と言いベルトをつけた

 

『いや、お前の相手は私はしない。行け万丈』

 

と言い万丈は戦兎を見てビルドドライバーを出した

 

『万丈…万丈に何をした?!』

 

と戦兎はフィーネに叫んだ

 

『彼を洗脳しただけよ。地球外生命体の遺伝子を極限まで覚醒させてね』

 

とフィーネは笑いながら答えた

 

『フィーネ…!』

 

と戦兎が叫ぶと万丈はベルトをつけクローズドラゴンに見知らぬボトルを挿した

 

『そ、そのボトルは…』

 

と戦兎が言うとフィーネは

 

『あぁ、それはネーフィシュタンの鎧と彼の遺伝子を組み合わせてできた最強のボトルよ、貴方には止められないわ』

 

と答えた

 

『Are you rdady?』

 

と変身音が鳴り万丈は仮面ライダークローズに変身した

 

しかし、そのクローズは全身が返り血を浴びたように赤く狂気に満ちていた姿だった

 

『仮面ライダーデストロイクローズよ』

 

とフィーネは答えた

 

『デストロイクローズ…』

 

と戦兎は呟いた

 

『響、翼、クリスはフィーネを頼む、俺は万丈を止める!』

 

と叫び3人は頷いて戦姫へと変身しフィーネに立ち向かった

 

『さあ、実験を始めようか!』

 

と戦兎は言いボトルを二本ベルトに挿してレバーを回し『Are you rdady?』の音声が聞こえてくる間に万丈との想い出が脳裏に浮かんだ

 

そして…『変身!』と戦兎は叫び仮面ライダービルドラビットタンクフォームとなった

 

ビルドとデストロイクローズは向き合い少しの間を置いてお互いに全力疾走で走りお互いの胸にパンチをした

 

パワーではやはりデストロイクローズの方が強くビルドは吹き飛ばされた

 

『先生!』

 

と響が叫ぶと翼が

 

『立花!よそ見をするな!』

 

と怒った

 

『その通りだ、私たちの相手はフィーネだ!集中しろよ!』

 

とクリスは言い響は頷きフィーネに立ち向かった

 

『貴方達じゃ、私は倒せないわよ』

 

とフィーネは言い3人を吹き飛ばした

 

『っく…やっぱ強い』

 

と翼が立ち上がりながら言った

 

ビルドとデストロイクローズの戦いはビルドはベストマッチフォームになり戦術を変えるもののデストロイクローズは通じずに万事休すの戦況となっていた

 

『うわぁぁぁ!!』

 

とビルドは叫びデストロイクローズのパンチに吹き飛ばされた

 

デストロイクローズはベルトのレバーをゆっくり回した

 

背後から赤いドラゴンが現れてクローズはゆっくりとビルドに近づき立ち上がろうとしたビルドに左手でストレートパンチをした

 

『ぐは…』

 

とビルドは言い変身解除して倒れた

 

『先生!!』

 

と響が叫ぶと翼とクリスも戦兎を見て叫んだが

 

『どこを見てるのかしら』

 

とフィーネが呟き3人は鞭で攻撃されダメージを受けた

 

『っあぁ!!』

 

と3人は叫び変身解除してしまった

 

デストロイクローズは戦兎の首を掴み締め上げつつ右手に力を込めて殴ろうとしていた

 

『ば、ば、万丈…』

 

と戦兎は消えかかっている意識の中、デストロイクローズの左手を優しく触った

 

『やれ、クローズ』

 

とフィーネが言いデストロイクローズが戦兎の顔面に向けて殴りかかろうとした瞬間にデストロイクローズのパンチは止まった

 

『な、何をしてる!早くそいつを殺せ!』

 

とフィーネは叫んだがデストロイクローズは戦兎をゆっくり降ろした

 

『こ、こいつ何故』

 

とフィーネは驚きを隠せずにいた

 

『ば、万丈さん…』

 

と響が呟くと

 

デストロイクローズは自らクローズドラゴンからボトルを取り出し砕いた

すると、変身は解除されて万丈に戻った

 

『な、何故だおかしい、お前は私が洗脳したはずでは?』

 

とフィーネが言うと万丈は

 

『あぁ、確かに俺はお前に洗脳されていた。けど、俺の相棒が俺の手を握ってくれた時にこいつらとの想い出が頭を駆け巡り呪縛が解けたのさ』

 

と答えた

 

『あ、ありえない、そんな事で私の洗脳が解けるわけがない』

 

とフィーネが言うと

 

『まだ、わからないか、お前の洗脳なんかよりもこいつらと過ごした時間の方が強かっただけだ。それに俺はデストロイクローズじゃない、仮面ライダークローズだ!覚えておけ!』

 

と叫び万丈はクローズドラゴンにボトルを挿してレバーを回した

 

『変身!!』と叫び仮面ライダークローズになった

 

『行くぞ!フィーネ!』

 

と叫びクローズはフィーネに立ち向かった

 

『図に乗るな!!』

 

と叫びノイズを大量に出したがクローズはレバーを思い切り回して蹴り技をかましてノイズは一瞬で消滅した

 

『ば、ば、バカな』

 

とフィーネが言うとクローズはフィーネに連続で殴りかかった

 

『こ、こいつハザードレベルが上がってるだと』

 

とフィーネは言った

 

『万丈さん、凄い』

 

と響は言い戦兎を翼とクリスと抱えた

 

『あれが、あいつの真の力か』

 

とクリスは言った

 

クローズはフィーネを吹き飛ばしレバーを回してフィーネに向かってドラゴニックフィニッシュを決めるとフィーネは吹き飛び爆発した

 

『やったのか?』

 

とクローズが言うと

 

『っく、多少はやるじゃないか…』

 

とフィーネが火の中から出てきた

 

『しぶとい野郎だな』

 

とクローズが言うとフィーネは

 

『なら…私も本気を出すまで…』

 

と言い地割れが起きた

 

すると、フィーネは変化を遂げて巨大な怪物となった

 

『なんだよ…これ…』

 

とクローズが言うと怪物と化したフィーネは

 

『もはや、お前では止められない!消えろ!』とレーザー光線をクローズにめがけてうちクローズは吹き飛んだ

 

『ぐぁぁ!』

 

と叫びクローズは変身解除された

 

『万丈…』と戦兎たちは万丈に歩み寄った

 

『あんな怪物どうすれば良いんだよ』

 

とクリスが言い

 

『私たちではどうにもできないのか…』

 

と翼は下唇を噛み締めた

 

各々が諦めていた時に校内放送を通じて未来たちが歌う校歌が流れた

 

『この声は…みんなの』

 

と響は言った

 

『なんだ、この忌々しい歌は…』

 

とフィーネは言った

 

(響頑張って、私たちに出来ることはこれしかないかもしれないけど、響たちの力になりたい!だから歌うよ!)

 

と未来は心の中で思いながら歌った

 

それを聞いた響が

 

『翼さん、クリスちゃん、戦兎先生、万丈さん、戦いましょう!みんなの願いのために』

 

と響は言った

 

一同は頷きフィーネに目を向けた

 

『ば、バカな、お前たちの心は完全に私が砕いたはず、なのに何故また私に立ち向かおうとする…あの忌々しい歌のせいか…お前たちが纏うそれはなんだ!何がお前たちを駆り立てる?』

 

とフィーネが言うと

 

『ごちゃごちゃうるせ!』

 

と万丈が叫んだ

 

『お前を倒して平和を愛ある世界を取り戻す!その為にも俺たちが負けるわけにはいかない!』

 

と戦兎が言うと5人は大いなる光に包まれた

 

『なんだこの光は?』

 

とフィーネが叫ぶと

 

『みんなの歌が!みんなの願いが!くれた!!シンフォギアだ!仮面ライダーの力だ!』

 

と響と戦兎が交互に叫び現れたのは

 

XDを纏った響、翼、クリスの姿と金のビルドと銀色のクローズが現れた

 

フィーネはその姿に驚いていた

 

『勝利の法則は決まった!!』

 

とビルドが叫び物語は最終決戦へと突入するのだった。

 

7話完結


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