魔法少女の幼馴染 R   作:竜智

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山と廃ビルと空

 聖王教会に就職して約3か月ほど経ったある日、ベルカ自治領の名前のわからない山で上司の義弟であるアコース査察官の捜査の護衛をしている。この3か月間で色々とあり、色々した結果、アインウィルに俺が無茶しないようにとリミッターが設定された。

 

「・・・・・」

 

「まさか、こんなところにも居るとわね。・・・周囲にアレと同型は何機いるかわかるかい?」

 

「あそこの茂みに2機。その後ろにでかいのがいる」

 

「なるほど・・・」

 

「どうします? 正直ここまで魔法の使用を制限されると辛いですが・・・」

 

「そんなこと言って、此処までくる間に何機倒してきたんだい。」

 

 楕円形のよくわからない機械。今いる場所に来るまでに8機と、魔力結合が上手くいかないが襲ってきたので壊してきている。

 

 そしてアレが、どういう仕組みで動いてるのか。動力はなんなのか。魔力結合を妨害するのにどういう仕組みなのか。かなり興味があったけど自爆するので、サンプルを持ち帰れないでいるのが現状だ。

 

「しかし捜査っいえ何でもないです」

 

「聞かない方が君のためだね。はやてにも巻き込まないように口止めされてるし」

 

「そうですか。でも今、巻き込まれてますよね?」

 

「捜査中、正体不明の戦闘機械に襲われた。たまたま護衛していたブラザー八坂が敵と判断して破壊。行動不能になった瞬間に爆発し、サンプルは持ち帰れなかった。ってのを誤魔化して護衛中は何事もなく。ぼくの護衛をしていたとでも報告はしておけば良いさ。姉さんには僕から報告しとくから」

 

「了解しました」

 

「それじゃあ、アレも破壊したら本部に帰ろうか。流石に山道は疲れたよ」

 

 結局、この捜査で何がわかったのかは聞かなかったが、八神と高町、フェイト。そして機動六課に関係がある捜査と自分で考えつきアコース査察官を護衛しつつ下山するのであった。

 

 

・・・・・・

 

 

 一ヶ月に二回、騎士カリムからの指令で機動六課に来ている。もう現場に出たストライカー4人と混ざりながらの基礎訓練をして、チームプレイを学んだ方が良いと高町に言われ大人しく模擬訓練に参加している。

 

「さすがに、制限キツイな・・・」

 

『現在保有魔力量の30パーセントを制限されてますので、必要最低限に魔法の使用はした方が良いと思います』

 

「とわ言ってもな・・・」

 

『ブラザー八坂! 無駄口言ってないで前線に向かってください!!』

 

「了解」

 

 廃都市の設定なのか。身の隠れやすい崩れたビル街、その空でピンク色の魔方陣が小さく光っているのが見える。

 

「・・・・っと、はっと、ほっと」

 

『スバル、エリオ。ブラザー八坂がポイントに到着したは、ふたりは其処から散開して・・・』

 

「ブラザー八坂、行きます!」

 

「オールライト。問題ない!」

 

 目標地点に到着した途端、高町の砲撃が飛んでくる。それをスレスレで躱しながら高町に向かって近づいていく。他の近距離二人は、高町を両側から挟み撃ちするそうだ。

 

「?! ブラザー八坂、キャロを防衛してください!」

 

「アクセル!」

 

「八坂さん?!」

 

 そしてティアナの命令道理に、砲撃魔からの砲撃に晒されていたキャロの前に移動してシールドを展開する。もの数秒ほど耐えたが、直ぐにシールドを放棄してキャロを抱えて砲撃の射線上から移動する。

 

『総魔力量の50%使用されました。のこり20%です。周囲魔力残滓の蒐集を開始します』

 

「っち、キャロ、ティアナのところまで走れ。此処は任せろ」

 

「八坂さん・・・、っく」

 

「なにドラマチックなことしてるの。降参で良いのかな?」

 

「降参だ? あまり舐めんな!!!」

 

「チェーンバインドで雁字搦めで何言って?!」

 

「・・・ふぅ」

 

『総魔力の10%を使用しました。残り総魔力量10%になりましたので防御形態に移行します』

 

「危ないな、なんなのかなーいまの?」

 

「・・・降参」

 

 身体を雁字搦めにしたチェーンバインドを、全身を駆使し回転力を生み引き千切りながら殴りかかるもシールドに阻まれ直撃には至らなかった。この技を知ったのは、DSAAの試合で使われた技だったりする。

 

「じゃ、共同訓練はおしまい。少し休んでから個人訓練にうつってねー」

 

「「「「はい!」」」」

 

「・・・・・」

 

「・・・何、逃げようとしてんだ。これからシグナムと訓練だろ?」

 

「訓練で死にかけてたまるか!」

 

『今回までの戦績は68戦中、1勝49敗18引き分けです。敗戦した結果中38回は撃墜、11回は魔力切れによるものです』

 

「一応、勝ったことはあるみてぇだな」

 

「・・・・・」

 

 本当にあの戦闘狂に一度買ったことがあるのかと思い返したが、記憶が飛ぶぐらいボコボコにされるので思い出せない。

 

「・・・此処にいたか八坂、それでは戦技訓練に付き合え」

 

「うっす」

 

『現在、総魔力量の80%回復しました。100%になるまでには、あと30分ほどかかります』

 

 シグナムとの高速機動戦、結果は惨敗。戦闘は空戦がメインで、足場として魔方陣を駆使し跳ねるように空を移動するけど、直線的な移動しかできないせいか。こちらの移動先、攻撃方法を予測され撃破される流れとなった。

 

 

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