魔法少女の幼馴染 R   作:竜智

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アインウィル

ミッドチルダに来てから約半年と経った。高校卒業のときは無職街道まっしぐらだったが、いまでは無事就職し、こっちに居る幼馴染ともたまに顔合わせをしている。

 

「今回の定期整備で、いくつかモードを追加しておきました。設計図とか部品代は予定していたより少しかかりましたけど、きっと気に入ってくれると思います」

 

「・・・アイン、モード1展開」

 

『モード1 展開します』

 

 定期整備と新装備のため、機動六課のデバイスマイスターさんに頼んだところ。良い仕上がりになったみたいだ。

 

「モード0。これは今まで通りですがより高速機動魔法に順応できるように手甲に小型魔力砲を付け加えました。これで空中での方向転換および加速が容易になったはずです」

 

「それでモード1、これは見た目は今まで通りの手甲型ですが・・・」

 

『魔力残滓の吸収および還元を開始します。ブラスターモードまで3、2、1、0。ブラスターモード完了です』

 

「このように周囲の魔力残滓を吸収還元して、高速機動に特化したモードになります。このモード時では集束槍(パイルバンカー)が最大3発まで打つことが出来ます」

 

「・・・3発以上は」

 

「まだ実用段階でないので・・・。熱処理の為、ブラスターモードが強制解除されます」

 

「・・・・」

 

 AMF突破のための新装備だったが、普段の手甲より何キロか重くなりブラスターモードとの両立は大変そうだ。

 

「つぎにモード2です」

 

『モード2 展開します』

 

「・・・あまり変わってないような?」

 

「はい、あまり変えてません。手抜きとかではなく、まず装甲自体をより固くして指先を鋭くして貫けるように、小指から肘にかけて・・・」

 

『エッジ オン!』

 

「このように圧縮魔力刃を展開できるようにしました。集束自体は100%で1分間。集束は約20分ほどかかりまして、それとモード1同様に、高速機動にも対応してます」

 

 凶悪な感じに指先が鋭利になり、そして斬る感触がない刃が追加されているようだ。

 

「・・・・おまえは何を目指してるんだ」

 

「それで1分以上使うと、モード1と同じように・・・ですか」

 

「はい」

 

 そして同室しているシグナムがやや引いているが、元の魔力量が少ない自分はこうまでしないとAMFを突破できない。前回の戦闘で突破できたのも指先をピンポイントで魔力強化して貫いていたが、燃費が悪いので却下になっている。

 

 

 

・・・・・

 

 

「・・・・モード1、2とも、非常時以外使用禁止な」

 

「まぁ、そうなるわな・・・」

 

 八神に新装備の説明してから、一緒にモード1、2の確認したところ、わかったのが体が持たないと言うことだ。確かに、より硬く、より速く、より鋭くと注文したが、ここまでの武装になるとは思っていなかった。

 

「まさか、追いつかれるとは、思いま、せんでした」

 

「・・・卑怯とかじゃねェ。凶悪なもんつくりやがって!!」

 

「ああ、たった1分と油断したがシールドを切り裂くうえに今までの高速機動より速くなっている。」

 

 まずモード0はエリオの高速機動に着いていけた。次にモード1はヴィータのシールドを貫いた。そしてモード2はシールドを切り裂き、超至近距離での高速機動戦になった。

 モード0は、今までより少し早いとしか感じなかったが、モード1、2は身体が持たない。集束槍1発で肩が脱臼しかけて、エッジは被殺傷設定なのにバリアジャケットも抵抗感なく斬る。おそろしい装備になってしまった。

 

「・・・すみません。あとモード3もありまして」

 

「まだあるん?! 次はどんな凶悪なやつなん!」

 

「いえ、防御特化です」

 

「へっ?」

 

「理論上ではブレイカ―級を一度防いで、防いだ1割ほどの魔力を吸収還元できるようにしました」

 

「・・・それなら」

 

「そして高速吸収還元処理した魔力はアインウィル自体で保管して、使用者の身体強化を向上のために使われるようにしました」

 

「つまり、かな~り硬くなるってことだな・・・」

 

 その一言をヴィータが言った途端に、ヴィータとシグナムが叩き、斬りかかってきたが、本当に硬くなっていてヒビが入るのにも1時間ほどかかっていた。なんだか過改造してしまった気がする。

 あと何故か、アインウィルを整備した為か、声がすこし変わってハスキー声に変わっていた。

 

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