魔法少女の幼馴染 R 作:竜智
魔法を教わり始めた日から2年が経過した。世間様では、中学受験が始まったごろけど、成績に優も不も無く素行も良かったためか、無事に進学することができそうだ。ただ・・・・
「・・・なに」
「なんでもねぇよ」
「イラついてるんだったら、出て行ってくれないかな」
高町が落ちた。いや落とされたと言うべきか。正体不明の敵に襲われ死にかけたそうだ。なんで俺がこんなところに居るかと言うと、高町のお母さんに頼まれたので居座っている。ちなみに八神やフェイトさんは補習を受けている。単位が足りないそうで・・・・
「イラついてるのはお前だろ」
「うるさい」
「はいはい。黙りますよ・・・」
「・・・・・・」
あまり口答えすると何か投げてくる。別に避けられるが、投げるものにより、割れたり飛び散ったりしたので、監視役?の俺が高町の友達に注意を受ける。
「・・・トイレ行ってくる。無暗に出歩くなよ」
「うるさい」
「ったく。それしか言わねぇのか・・・。じゃ、しばらくお願いしますね」
「はい。わかりました」
病室から出て廊下で待つ。直ぐにお湯とタオルを持った看護師さんが来て、病室の中に入っていった。
「・・・・高町さん!? まだ」
「大丈夫です。ひとりでいけまs」
「・・・何が大丈夫だ。患者は大人しく病院の人に従えこん畜生」
20分ぐらいで、病室の中が騒がしくなった。まぁ高町が1人で“立って歩こう”としているのだから仕方ないか。これで傷口が開いたら入院期間が延びて、周りにどれだけ迷惑がかかるかわからないのだろうか。トイレ帰りを装って、病室に入り俵を担ぐように高町を肩に担いで、病室のなかに常備してある車椅子に乗せる。
「・・・だから、ひとりで行けるって」
「ひとりで行けても立って歩けるのとは別だろ。それとリハ室に行っても無駄だぞ。おまえのリハビリの日は決まってるんだからな」
「・・・・・」
「何だ。だんまりか高町」
「・・・なんで、ひかるくんはそんなのこと言うの?」
「・・・・はぁ?」
「わたしは、せっかく知った魔法で頑張ってるのに、なんで、止めるの」
「・・・・・」
「・・・あのな高町、言っちゃ悪いが怪我人のお前に頼るほど、みんなは弱くないんだ。それにお前が何をがんばろうと知ったことじゃない!」
「・・・慰めてよ」
「やだ。慰めるぐらいなら、此処には来ない」
普通の声から鼻声に、そして後ろから車椅子を押しているので顔は見えないが泣いているようだ。正直、トイレに行くと言う嘘はこれで三回目だ。嘘ついて病院の屋上に行って何かする。それで熱を出して寝込んだのが二回。いい加減学習してくれないだろうか。
「ひかるは優しくないね」
「優しくされたいのか?」
「ううん。あんまり思ってない」
「だろうな。傷物に扱われると返って気が滅入るしな」
「なんで、そんなこと・・・そっか」
ふたりで話しながらエレベーターに乗って病院の屋上に来た。たしかに気分転換には確かに見晴らしも良いところだ。
「なんだよ」
「なんでもない」
「そうか?」
「うん」
高町がひとりで何か納得し、俺の顔を一回見てすぐにそらした。
「・・・戻るぞ。今日は確か、ユーノが来るって言ってたしな」
「ユーノ君来るの?」
「嫌いか?」
「嫌いじゃないよ!」
「だろうな」
このあと途中、高町がトイレにより病室に戻ると般若のようは看護師さんが待っていた。そしてユーノが来るまでお説教されたのだった。
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ザフィーラとシグナム、そしてヴィータに魔法(物理)を教わり続けてから3年が経った。中学2年になり、ブラックで陰湿な次空管理局で働く友人や幼馴染たちは、よく仕事で呼ばれたとか言い遅刻・早退・欠席が増えていき、八神がその職場に行くに連れてヴォルケンズも行くことになるので、独学で魔法について学ぶようになっていた。
「・・・いや、お前ら学生の本分忘れてんじゃないのか?」
「「「スミマセン」」」
ぼくは呆れ顔で、図書館で、試験1週間前になって遅れた知識を詰め込んでる3人の幼馴染に言った。
「ひかる、おしーー」
「甘えるな。どうせ数学と英語、理科は余裕だろうが、問題はフェイトさんの国語だ。こん畜生?!」
「あははは・・・」
「笑い事か。おまえらも社会が危ういだろうが!」
3人の幼馴染と頭良い組の二人をバニングさんと月村さんに、フェイトさん以外2人を押し付けて、フェイトさんに付きっきりで教える。
「・・・ひかる。此処は?」
「フェイトさん。まずは教科書で読めない漢字があるならルビ振るから・・・」
やがて日が暮れかけ、女子5人はリッチな車でリッチな車で帰っていった。
『それで、フェイトは大丈夫そうか?』
『正直赤点ギリギリだな。テスト範囲は発表されたし、仲の良い先輩に去年の過去問もらってるから何処を出すのか予想しやすい』
『・・・予想できてるのに赤点ぎりぎりなのか?』
『進みが悪いんだ。疑問があると、そこで深読みして1問に5分は取る』
『・・・・』
『絶望すんな。それにフェイトさんに秘密道具を渡してある。全部、見て読んでくれれば赤点ではなく満点を取れるだろう』
『・・・・なにを渡したんだ』
『俺の暇つぶしだ』
図書館から帰るついでに走っているなか、クロノと念話し、深夜営業の勉強をしていても文句を言わないカフェレストランに入っていった。
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テスト1週間後、クソまじめなフェイトさんは満点は取れなかったが、他の二人よりいい成績を取っていた。カンニングを疑われたが、俺が貸した2冊の本を先生に見せ、逆に褒められたらしい。
「ひかる。これ、ありがとう」
「はいよ。次からは、こんな俗物に頼らないようにちゃんと勉強するように」
「・・・・うん」
「・・・今、間があったよね?・・・」
「・・・あったね。でも、ひかるは何を貸してたのかな?・・・」
「
「・・・俺の勉強で使ったノートを貸しただけだ」
「何の勉強よ。見せなさい!」
「嫌だよ!。・・・月村さん?!」
「・・・・」
「なにな・・・・。 あんた、よくこんな暇あるわね。こんなことしないで勉強してれば満点取れたんじゃない」
お金持ち2人にフェイトさんから返してもらった物を攻防の結果、奪われ中身を見られた。
『フェイトちゃん。ひかるに何を借りたの?』
『そや、語学の為におしえてや』
『何って・・・。漫画?』
速攻で、俺は高町と八神に詰め寄られ、返ってきた2冊のノートを奪われたのだった。全てミッド語で書かれ、隣に日本語が書かれた絵つきのノートを・・・・
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中学2年の夏休み。ある程度の魔法なら使えるようになり、ザフィーラいわく、もう後は実戦で経験し自分で考えろと言われたので、夏休み中は、ミッドチルダで過ごすことにした。夏休みの宿題?貰った日に全部終わらせ、学校のロッカーにしまってきた。
「・・・・物置か?」
「あながち間違えじゃないかな・・・」
最初の週は、職場見学ということで司書としているユーノのところに来たが、第1印象は積まれた本だらけで倉庫のような職場だった。