魔法少女の幼馴染 R   作:竜智

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事故・事件、そして

 

 高校生になった俺は、月に何度かヴォルケンリッターの戦闘陣との組手をやって、たまにボランティアで友人の仕事を手伝っている。

 

 

「・・・、マジか」

 

 今回はミッドチルダには観光のため来たが、空港に着いて荷物を受け取ろうとした瞬間に、空港のどこからか爆音が聞こえ、周りの人たちは徐々にパニックになっていき、呆然としている間に、天井に取り付けられていたスプリンクラーの水が頭にかかったのだった。

 

「・・・おっと」

 

 お・か・し、で出口に向かっていたが、途中何人か怪我人がいた。そして頭上から崩れ落ちたきた瓦礫を避けて、歩けない人を背負い、歩ける人を先導して出口に向かっていく。

 

『・・・く・・・!。やさ・・・ん!』

 

『おっ八神さん』

 

『やっと繋がった!? いまどこにいるん!』

 

『・・・空港の中だな』

 

『どこら辺! いま行くから!』

 

『・・・北側のゲート。いつも迎えに・・・、来てもらう所に居るよ』

 

 八神と念話が繋がり、背負っていた怪我人を下ろして、防御魔法、索敵魔法、それと身体強化魔法を詠唱し発動させる。

 

『前方、生体反応なし。八神、緊急事態だからぶち抜くけど良いよな』

 

『・・・はぁ?』

 

 詠唱が終わり、胸の高さに三つ連なるように魔力球生成して、後ろに居る怪我人に衝撃がいかないように配慮して、振りかぶって生成した魔力球を殴る。

 

「ハンマアアアアア!シュラアアアクッ!!!!」

 

 結果、出口を塞いでいた瓦礫を吹き飛ばし、また怪我人を背負って出口から出ていく。

 

・・・手の骨折れたかも・・・

 

 着いてきた人たちにお礼されたが、紫色に染まった右手の感覚が無くて幼馴染に怒られると、空を翔けていく桃色と黄色の光を見ながら思っていた。

 

 

・・・

 

 

「・・・また何か、やらかしたの?」

 

「・・・ああ、この前の空港事故。あのとき北側のゲートで爆発があったろ」

 

「・・・あー、なるほど」

 

 男友達のひそひそ声が聞こえるが、今現在、般若(八神)、魔王(高町)、修羅(フェイト)の三人に囲まれ怒られ続けている。

 

「反省や!」

 

「わたしに、あんなに言って、ひかるは・・・」

 

「あまり無理しないでね」

 

 八神に右頬をビンタを振りぬかれ、そのまま左を向いていると高町に左頬をビンタで振りぬかれ、最後にフェイトに顔をやさしく両手で挟まれ

 

「・・・、なんだよ」

 

「・・・なんか腹立ってきたかも」

 

「おいいいい!?」

 

 そして電気を流された。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 そしてあっちでは、放送されないテレビを見るためクロノを訪ねると事件が待っていた。

 

「ごめん。こんなこと頼めるのひかるしかいなくて!」

 

「・・・わかった。このことはみんなには秘密にしておく」

 

「・・・・・・あっ」

 

「・・・・・」

 

 赤い髪の毛、幼い子ども、短パン・・・・。隠し子を疑ったが、年齢的に違うことを悟るのに二時間かかった。

 

「・・・・・」

 

「どうした?」

 

「あなたは、フェイトさんの・・・」

 

「違う」

 

「えっ?!」

 

「そこは、足でー!?」

 

 赤髪の少年は大人しい。いまいる場所は、ハラウオン家の自宅で家主、その家族は一週間ほど帰ってこないらしい。適当にあったお菓子を渡し、クロノに頼み、録画してもらったとある格闘技の大会を見ている。

 

「・・・・」

 

「見てても、つまらない、だろうっと」

 

「・・・・」

 

「ぐっ、ほっと・・・」

 

 重り代わりに少年を背負って走り、帰りに走っている途中で見つけた公園で、仮想の敵を想像して魔法なしで訓練する。

 

「終わりっと・・・。風呂はいるぞ、めしはその後だ!」

 

「うん」

 

 浴槽にお湯が貯まる間、先に体を洗い、隣で体を洗っているはずの少年を見るが、まだ泡すら立っていなかった。

 

「・・・・・うんぎゃああああ?!」

 

「おま?! でんきながすなああああああああ?!」

 

 仕方なく。身体を洗ってやり頭を洗い流すと、耳に水が入ったらしく。漏電し感電した・・・・・・・・

 

「・・・ひかるさんは、フェイトさんとお付き合いしているんですか?」

 

「してない」

 

「本当にですか!」

 

「してないしてない。早く食え。好き嫌いしてる奴は・・・」

 

「好き嫌いすると・・・?」

 

「背が伸びなくなる」

 

「・・・・?」

 

「フェイトは背が大きい人が好みだと聞いたことがあるからなー」

 

「?!。おやすみなさい!!」

 

 こうして、フェイトに預けられた少年と俺の一日は終わった。

 

「・・・・、そういえば名前なんだ?」

 

 後日、フェイトに少年、エリオが食べ物を好き嫌いしないようになったとお礼を言われた。

 

 

・・・・

 

 

「・・・・落ち着け、座れ。感動の対面をさせないぞ」

 

「うるさいな! ウドの大木!」

 

「じゃあ、呼ぶなクロスケ!」

 

「「ああん!!!」」

 

「二人とも喧嘩しない!。ひかるは煽らないの!」

 

 何故か、ミッドチルダの病院に居る俺は、騒がしいクロノに連れられ、挙動不審な行動をするクロノを面白おかしく見ている。此処まで来て何なのか察して、リラックスさせようとするも失敗に終わり、フェイトに止められた。

 

「ああ、気分悪い。フェイトさん悪いけど、フェイトさんのお兄さんにかまってるほど暇じゃな・・・。わかったよ。そんな目で見るなよ」

 

「ありがと」

 

 今日この日、クロノに双子の子どもが産まれた。家族水入らずで双子の産まれたのを祝い。後日改めて、お祝いの品を渡しにいくと

 

「いや、泣かれると困るんで・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

 育児に疲れ切った夫婦と、あらあらうふふと笑う魔女と「おにいちゃ~ん!?」と気を失ったクロノに駆け寄るフェイトさんが居た。双子のお子様たちは、リンディさんに座っている状態で渡され、泣かれるかと思うと双子は寝てしまった。

 

「ひかるくん。わたし、あまり寝てないの」

 

「はあ・・・」

 

「よろしくね」

 

「だぁ!」

 

「ばぶばぶ」

 

 そしてリンディさんに双子をかえそうとすると、リンディさんはそう言い寝てしまった。そして二人の凶悪なベビーが目が覚めてしまった。おかげで半日ほど寝たハラウオン家の代わりに、赤子をおもてなしするハメになった。

 

「部長飲みますね~。おお! 主任も! 二人ともザルですか!?」

 

「ぶ~ゲフ」

 

「だぁーだぁゲフ」

 

「・・・・何している」

 

「大人の対応、ほらお父さんが復活したぞ~」

 

「あーあー、ばーあーぎゃあああん!」

 

「ふぇえええええええええん!?」

 

「・・・・」

 

「崩れんな。ちょうどおむつ交換なだけだ」

 

「・・・慣れてないか?」

 

「高校のインターンシップで、病院の手伝いしてたんだよ」

 

「だぁ!」

 

「そうか」

 

「だぁああ!!!」

 

「そうだ。主任、暇だからって顔叩かないで」

 

 こうして、双子のベビーが離れると泣くので泊まることになったのだった。今日、連休の最終日だったのに・・・

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