魔法少女の幼馴染 R   作:竜智

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サプライズ・バレンタイン

 高校が自由登校になり、残すところ卒業式になった。今日は、この世界に居る学友に呼び出しをされた。なんでも、大事な用事らしい。

 

「・・・遅い」

 

「5分前だろうが、それより早く待っているお前が悪い」

 

「まぁまぁ二人とも」

 

 待ち合わせ場所は、なのはの実家が経営している喫茶店。前までは、なのはの兄貴も手伝いで働いていたが、今は月村の姉さんと海外に行っているらしい。

 

「輝くんは、カフェオレで良かったよね?」

 

「ありがとうございます」

 

「いいえ、輝くんにはお世話になってるから、じゃ3人で仲良くしててね」

 

 注文せずに、高町のお母さんが持ってきてくれた。そして喧嘩するなと忠告を遠回しに受けた。

 

「それで、向こうで働いてる3人なんだけど」

 

「3人がどうした」

 

「どうしたじゃあないわよ。全然かえって来ないじゃない!」

 

「らしいな。本人らも、そんなこと言ってたよ」

 

「それで最近では、あんたもあっちに居る日が多いし」

 

「就職活動、そして今日の呼び出しと関係ないことを言うな」

 

「あはは、それであの3人をこっちに呼ぶって・・・」

 

「無理だな。こっちとあっちは、時差がかなりある。そして3人のシフトが合わない」

 

「わたしの嫌いな言葉知ってる?」

 

「知るか。でも、3人に会う方法ならある」

 

「何々?」

 

「それはな・・・・・」

 

 こうして俺と二人の学友は、悪だくみをはじめた。

 

 

・・・・

 

 

「よう」

 

「? ひさしぶりやな。どうしたん? シグナムなら今日は仕事やで」

 

「合鍵って・・・、はやて油断し過ぎじゃない」

 

「違うよアリサちゃん。公認ってことだよ」

 

「ひかるー。鍛錬につきあえー。ボコボコにするからー」

 

 仕事上、なかなか休みが取れないが、久しぶりの休日に料理していると玄関が開く音が聞こえ、ひかるが入ってきたみたいだ。そして彼に声をかけられ、言うであろう言葉予測して言うと、懐かしい声が聞こえた。

 ひかるは、ヴィータに外に連れて行かれた。

 

「はぁ?! なんで居るん?!!」

 

「なんで居るって連絡したじゃない? 遊びに行くって」

 

「連絡?」

 

「うん、ちゃんと郵送したよ先週に」

 

「アイゼン!!!!!!」

 

「ちょ?! 本気でくんな!」

 

「なんだか、ヤバそうなんだけど。良いのアレ?」

 

「あっちは、いつものことやからって・・・、先週地球から送ったってことは?!」

 

 あまり郵便物が来ない(家に居ない)ので、久しぶりに郵便受けを見ると、かわいらしいポストカードが入っていた。差出人は、アリサちゃんとすずかちゃんだ。

 

「今日届いてたんか・・・」

 

「くっそ。鍛えやがって、ボコボコにできないじゃないかよ」

 

「ウィル、損傷具合はどれくらいだ?」

 

『全体の約8パーセントです。戦闘には問題ありません』

 

「言ってくれるじゃねぇかよ。アイゼン!ロードカートリッジ!」

 

「ウィル。局所防御に切り替えろ、他は根性でまかなう!」

 

 外から、何回も轟音が響いてくる。近隣住民からは、またかという目で見られている。外の二人、もう少しおとなしくできないやろうか。

 

「・・・なんのー、音ですかはやてちゃん?」

 

「妖精?」

 

「妖精って、美味しいのかな?」

 

「ひぃいいい?! 美味しくないですよ!!!」

 

 家の中も外もカオスな状況になってきた。なんだろ、受け継がない血が騒いでる気が・・・・・

 

 

・・・・・・

 

 

「・・・なるほど、やないわ! 急に来て、それでひかるもひかるや!前もって言ってや!」

 

 ヴィータによるアイゼンの攻撃を切り抜け、何とか腹に有効打を、身体に当てることができた。落ち着く暇もなく、ヴィータの攻撃が返ってくるが、八神の声でヴィータが止まった。

 

「あ、お久しぶりですひかるさん」

 

「ひさしぶりリン。前もってて、職探しの俺には連絡する暇などない。そして連絡しても繋がらなかった」

 

「ウソや。連絡受けた履歴も残ってない!」

 

「連絡したよなー。リン、そしてヴィータ」

 

「来てましたよ~?」

 

「来てたな」

 

「・・・・・どういうことや?」

 

「「サプラーイズ!」」

 

 どうやらサプライズは成功したらしい。いま二人が、ドッキリと書かれたボードを出した。

 

「こんにちは、あれ?だれか来てるみたいだけど・・・。嘘?!!!!」

 

「「サプラーイズ!!!」」

 

 高町には、今日仕事でやっている戦闘訓練の指導が、どれほどなのか教えてもらうため、八神家に来てくれと頼んでいた。そして高町は腰が抜けたのか床に尻もち着き。高町の目の前でハイタッチするバニングと月村とハイタッチする。

 

 

・・・・・・

 

 

 つもる話もあるらしく、バニングのお説教が終わらない。高町、どんまい。

 

「・・・? どうしたん、ですか~?」

 

「いや、もう一人はどうしても夜か明日に・・・・」

 

「なのはが大変なことになったって本当?!」

 

「・・・もう着たか。じゃは遊びに行ってくるから」

 

「わたしも行くです! 久しぶりにひかると遊ぶです!」

 

「え? なのはが大変って・・・・」

 

「大変だな、いまお説教を受けてるし、向こうの部屋に居るから」

 

 時間的に夕日が差してきたが、旅行として2泊3日で来たので、明日に交通手段としてくれば良いだろう。そう思い、八神家からリンフォースⅡと出て行った。旅行後に、月村とバニングに何を話していたか聞くと秘密と、はぐらかされた。

 後日、この前のお礼と言われチョコを渡された。3倍で返せとか言うんだろ?と軽口言い、口に含むと視界が黒くなった。シャマルお手製のチョコレートだったみたいだ。

 

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