ソードアート・オンライン ─集約した世界の物語─   作:和狼

15 / 17
 

漢字変換・ルビ振りが一定していなくてすみません……。

 


Stage.14:再会は攻略会議の後で

 

 

 

 

 

 キバオウの元ベータテスターに向けての万謝(ばんしゃ)に釣られて盛り上がったプレイヤー達を、ディアベルが(しず)めた。

 ステージを満たしていた(ざわ)めきが落ち着いた所で、キバオウも「割り込んでスマンかった」と一言謝ってから観客席へと戻って行った。そんな中で、少しずつ気持ちを落ち着かせていた俺は……だがしかし、観客席へは戻らずに其の場に立ち尽くしている。

 

「それじゃあ、会議を続けるから、リョウヤ君も席に戻ってくれるかな」

 

「あー…えっと…あのー……すいません。戻る前に、自分からも一つ皆さんに伝えておきたい事が有るんですが、良いですか……?」

 

 観客席へと戻らない様子の俺を見て、案の定ディアベルから、観客席へと戻る様に、と催促(さいそく)の声が掛かる。が、其れに対して俺は(うなず)くのではなく、伝えたい事が有るから少し時間を(もら)えないだろうか、と許可を(あお)ぐ。

 元より、会議の最中に許可を得て発言する予定でいたのだ。折角(みな)の前に立っている事なので、此の機会を逃す手はあるまい。

 そんな俺の願い出に対して、彼は「構わないよ」と快く承諾(しょうだく)の応えを返してくれた。

 という訳で、俺は彼に一礼してから、観客席の方へと向き直る。集まる視線で緊張(きんちょう)する心を深呼吸をする事で落ち着かせてから、俺は口を開く。

 

「えっと……先ずは、改めて自己紹介を。俺の名前はリョウヤ、元ベータテスターです」

 

 (すで)に名前は知られているが、一応の礼儀として改めて自己紹介をした俺は、ウエストポーチから羊皮紙を()じた簡易な本状のアイテムを取り出し、(かか)げる。

 

「皆さんはもう、《トールバーナ》(へん)の《攻略本》の最新版は手に入れましたか?」

 

 (みな)に確認の問いを投げ掛けてから、「()だの人達は是非(ぜひ)とも手に入れて下さい」と付け加える。其れ程までに、今俺が掲げている本状アイテムの重要性は高いのだ。

 

 俺が取り出した本状アイテムの正体は、《エリア別攻略本》という物だ。

 丸い耳と左右三本ずつのヒゲを図案化した《(ねずみ)マーク》が表紙に(えが)かれている此の本状アイテムは、マークから察する事が出来る通り、情報屋・《鼠》のアルゴによって製本されている物だ。《アルゴの攻略本》とも呼ばれている其れは、委託(いたく)された道具屋によって無料で販売されている。

 内容は、詳細な地形から出現モンスター、ドロップアイテム、クエストの解説などといった様々な情報が記載(きさい)されており、そして其れらの情報は、アルゴ自身による調査や、元ベータテスター達からの提供によって成り立っている。

 とは言え、アルゴとて一介の人間。一度で全ての情報を網羅(もうら)出来る訳でもないらしく、本の販売後に新しい情報を見付ける事も有るのだとか。其の場合は、其の都度新しい情報や有益(ゆうえき)な情報などを加筆・修正した最新版を発行しているのだ。

 

 そして、今から俺が(みな)に伝えなくてはならない情報の一部も、此の《攻略本》にきちんと()せられている。……が、それでも見逃してしまっているプレイヤーも居るかも知れない。ならばと、確実に伝わる様に今から口頭で伝えるのだ。

 俺は《攻略本》を開き、問題の箇所(かしょ)に関しての説明を始める。

 

「《攻略本》の町の地図に記されている【!】マークが、クエストNPCの位置を示しているものである事は、皆さんもう既にご存知ですよね」

 

 前置きの確認を入れてから……さて、此処からがいよいよ本題だ。

 

「其の中の一つ、町の南東の(はし)に記された【!】マークなんですが…………此れは、ベータテスト時には無かったものなんです」

 

 俺の言葉に、再びステージが騒めき始める。

 特に此れに関しては、元ベータテスター達の方が(おどろ)きが強いだろう。何せ、ベータテストで散々やり込んだ(はず)の自分達が知らない情報が見付かったというのだから。

 

「《鼠》に調査して貰って、俺のパーティーの方でも実際にクエストを受けて確認しましたので、ほぼ間違い無い情報だと思います」

 

 俺は考えていた。

 ベータテスト時のゲーム内容は()だ開発途中のものであり、完成品である正式版ではベータ時の内容が変更、(ある)いは内容が追加されている可能性が有る、と。

 なので俺はアルゴに依頼して、主にクエストに関する情報を調査して貰ったのだ。町で大きな変更や追加が有るとすればクエストが一番可能性が高い、と考えたからだ。

 其の結果、今回の情報が発覚したのだ。

 

「そして、此のクエストは非常に重要なものであり、ボス攻略にも大いに関係の有るものです」

 

 ただ、(いく)らベータテスト時には無かった情報とは言え、今はボス攻略に関して話し合う為の場……貴重な時間を割いて貰ってまで、ボス攻略とは関係の無い情報を話すのはどうかと思われるだろう。

 勿論、そんなのは百も承知の事だ。(むし)ろ、ボス攻略に大いに関係が有るからこそこうして話をしているのだ。

 俺は、情報の詳細についてを語る。

 

「結論から言いますと、此のクエストでは、《カタナ》スキルを使うモンスターと戦闘する事になります」

 

 俺が語った内容に、ステージの騒めきが一層に大きくなる。

 そうなるのも無理のない話だと思う。何せ、《カタナ》スキルはゲーム開始時点では選択不可能な武器スキルであり、(いま)だに習得者は居ないし、スキルの知識だって無い。下手をすれば《カタナ》スキルの存在すら知らなかったなんて者も居るだろう。

 自分達が知らないスキルをモンスターが使うともなればそりゃ驚くだろうし、()してやそんな相手と戦う事になるともなれば恐怖や不安の念を(いだ)く事だろう。

 だが、問題は其れで終わりではないのだ。

 

「そして、此のクエストの達成後に、NPCが非常に重要な情報を教えてくれました」

 

「リョウヤ君…………其の非常に重要な情報っていうのは……まさか……」

 

「多分、お察しの通りだと思います。──ボスは、《カタナ》スキルを使用すると思われます」

 

 此処までの流れで話の着地点を察してしまった様で、問い掛けて来たディアベルも、観客席の(みな)も其の表情を強張らせてしまう。……それでも伝えなくてはいけない事である為、無情である事を自覚しながらも、俺はNPCから教えて貰った情報を口にする。

 

 俺達にクエストを依頼したNPCの子供達が言っていた──前に、大きなコボルトが、村を(おそ)って来たたコボルトと同じ武器を持って、(とう)の方へ歩いて行くのを見た事が有る、と。

 大きなコボルト、というのは、塔──(すなわ)ち《迷宮区》の方へと向かって行ったという話から察するに、恐らくはベータテストにて第一層のボスとして君臨していたコボルトの王の事であると思われる。

 (ちな)みに、ゲームの仕様上ボスが《迷宮区》のボス部屋から出て来る事は決して有り得ないので、コボルト王が《迷宮区》の方へ歩いて行くのを見た事が有る、という子供達の話は、コボルト王が《カタナ》を使う事を示唆(しさ)するに当たっての設定(かおりづけ)みたいなものだろう。

 

 其れはさて置き。

 子供達から教えて貰った情報が事実なのだとすれば、状況は大分厄介なものであると言えよう。ただでさえ強くて厄介であるボスが、俺達にとって知識の明るくてない武器(カタナ)を使って来るというのだ。攻略の難易度は益々(ますます)高くなるだろう。

 

 だが、救いは在る。

 其れこそ(くだん)のクエストだ。未知のスキルを相手にするというリスクは在るものの、その分《カタナ》スキルに関する経験を得るというリターンが在る。

 

「ですので、ボス攻略前に必ず一度は此のクエストを行って《カタナ》スキルに慣れておいて下さい」

 

 最後にそう()(くく)る形で俺からの報告は終了。ディアベルに一礼してから、俺は観客席へと戻る。

 此の報告によって、一応(みな)の生存率を上げる事が出来たとは思うが、果たして第一層ボス攻略はどうなる事だろうか……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結局の所、キバオウによる元ベータテスターへの万謝と、俺からのボスの使用武器の情報が攻略会議のハイライトとなった。

 何せ、()だ《迷宮区》の最上階に到達したばかりの段階であり、ボスの姿を確認出来ていない状況だ。《カタナ》以外の詳細な情報が無い為、現状では戦略の()り様が無いのだ。

 一応ベータテスト時の情報が有るには有るが、しかし、其れは()くまでも旧第一層ボスのもの。正式版の第一層ボスが旧ボスと同じである保証は何処にも無い。現に、正式版のボスが旧ボスが使用していなかった《カタナ》を使用する事が示唆されているのだから。

 そういう訳だから、詳細な作戦会議は一度ボス部屋を(のぞ)いてから、という事になった。

 後は《迷宮区》最上階までのマップデータが全員に共有され、其れを(もっ)て攻略会議はお開きとなった。

 

 ……其の後が少し大変だった。

 と言うのも、ステージを立とうとした所で、他の参加者に声を掛けられたのだ。其の目的は単純に挨拶(あいさつ)やお礼だとかだ。

 ……ただ、話し掛けて来たのは一部の参加者だけではなく、参加していたほぼ全員だった。次から次へと話し掛けられるものだから、解放されるまでに時間が掛かってしまった。

 後、()りの深い顔立ちからして外国人なのであろう褐色肌(かっしょくはだ)のスキンヘッドの巨漢に話し掛けられた時には、少しびびってしまった。身体的特徴(とくちょう)相俟(あいま)って圧が(すご)かった……。

 

 そんな訳で、(ようや)く解放された俺。

 スクアーロ達とも別れ、ずっと待っていてくれた妹達にお礼を言って、リズ達と合流するべく改めてステージを立とうとした……其の時だった──

 

「なあ、ちょっと良いか……?」

 

 ……またもや声を掛けられた。どうやら俺が解放されるまでにはもう少し掛かるらしい。

 其の事に若干の(いら)つきを覚えながら振り向いた俺は、振り向いた先に居た人物達の姿を見て目を見開く事になった。

 

 振り向いた先に居たのは、四人のプレイヤー。

 他三人よりも前に立っているのは、大人しいスタイルの黒髪に、性別の判断に困りそうな線の細い顔立ちをしたプレイヤー。……服装から判断するに、恐らくは男性だろう。

 他三人よりも前に立っている事や、先の声の声音から察するに、話し掛けて来たのは恐らく彼(?)なのであろう。

 ……だがしかし、驚きの原因は彼(?)ではない。俺が驚いたのは、寧ろ彼(?)の後ろに立っているパーティーメンバー達の方だ。

 

 一人は、線の細めな顔立ちながらも、一人目よりは明確に男性であると判断出来るプレイヤー。柔らかそうなアッシュブラウンの髪の下に有るのは、優しげな目鼻立ちで、(ひとみ)の色は濃いめのグリーンをしている。

 ……ただ、原因は彼でもない。

 

 一人は、さらさらとしたショートの黒髪の女性プレイヤーであり、額の両側で()わえた細い房がアクセントになっている。くっきりとした(まゆ)の下には、猫科動物を思わせる様な黒色の大きな瞳が有り、小振りな鼻と色の(うす)(くちびる)が其れに続いている。

 ……残念ながら、彼女でもない。

 

 詰まる所、驚きの原因は残りの一人。

 (くせ)の無い、(つや)やかな金色の長髪の女性プレイヤーであり、髪の下には透明感の有る真っ白い肌が覗いている。少し切れ上がった目は、綺麗(きれい)な深青色の瞳をしている。

 ……俺は、彼女に覚えが有る。

 直接彼女と会った事が有る訳ではない。が、サービス開始日に《はじまりの街》にて、俺は彼女とそっくりなプレイヤーを見掛けている。割と目立つ見た目をしていたので印象に残っているのだ。

 《はじまりの街》の彼女は、俺がサービス開始日に少し仲良くなった《キリト》というプレイヤーを(さが)していた。其の彼女とそっくりなプレイヤーが仲間と(おぼ)しきプレイヤー達と共に居る。

 《はじまりの街》の彼女と目の前の彼女が同一人物であると仮定した場合、其処から導き出される答えは、詰まる所──

 

「……お前……キリトなのか……?」

 

 半信半疑の思いで、導き出した答えを確かめる。

 そうなるのも当然の事で、俺達はGMによって強制的に現実の姿に酷似(こくじ)したアバターに変更させられており、今目の前に居るキリト(仮)もまた、チュートリアルよりも前に出会ったファンタジーアニメの主人公然とした姿の《キリト》とは余りにも掛け(はな)れた姿をしているのだから。……そうなると、金髪碧眼(へきがん)の彼女は、チュートリアル前のアバターと現実の姿には大差が無かったという事になるのだろうか。

 

 其れはさて置き。

 

 すると如何(どう)だろうか……俺の問い掛けに目を見開いたキリト(仮)は、(たちま)ち其の表情を(ほころ)ばせながら言葉を返して来た。

 

「ッ! やっぱり! お前があの時のポニーテールのリョウヤなんだな!」

 

 瞬間、俺も目の前の人物がログイン直後に出会った《キリト》である事を確信した。俺のチュートリアル前のアバターの容姿を知っているのは、妹にユウキ、ラン、そしてキリトだけだからな。

 

「おう。久し振りだな」

 

「ああ、久し振り。無事で何よりだよ」

 

「そっちもな。……ところで、お前……どうやって俺の事を判断したんだ?」

 

 再会とお互いの無事を喜び合う俺達だったが、俺はふとある事に疑問を(いだ)き、其の疑問についてキリトへと問い掛ける。

 先にも()べた通り、俺達の姿は、チュートリアル前のアバターから現実の姿に酷似したアバターへと強制的に変更させられている。特に俺なんかは変化の差がかなり大きい部類だ。

 では、キリトは何を以てチュートリアル前の《リョウヤ》と今の俺を同一人物であると判断したのだろうか?

 

「あー……其れなんだけどな……俺も確信が有った訳じゃないんだ。フレンドの位置情報でお前が此の場に居るって表示されてたから、()しかしたらって思ってな」

 

「あー、成る程な」

 

 其れに対するキリトからの返答は、確固たる証拠(しょうこ)が有ってのものではなく、推測によるものであるとの事。そして其の判断材料となったものが、俺にも馴染みの有るフレンドの位置情報であるとの事。

 俺が彼の返答に納得していると、今度は彼の方から俺に対して疑問を問い掛けられた。

 

「そういうお前こそ、何で直ぐ俺だって分かったんだ?」

 

「ん? あー……ぶっちゃけるとな、お前を見て判断した訳じゃなくて、そっちの金髪の子を見てお前なんじゃないかと思ったんだ」

 

「……アリスを?」

 

 俺の返答に、《アリス》という名前らしい金髪の子に目を向けて首を(かし)げるキリトと、不意に自身に意識を向けられた事できょとんとしている金髪の子。そんな彼らを見て、俺は詳細な説明を付け加える。

 

「彼女が、サービス開始日に《はじまりの街》でお前の事を探していた金髪の子とそっくりだったから、一緒に居るお前が若しかして《キリト》なんじゃないかって思ったんだよ」

 

「あー、成る程な。……あ、因みに、同一人物だよ」

 

「やっぱり、そうだよな」

 

 其れで漸く、キリトも納得がいった様だ。

 

「ちょっと、キリト! 友達と再会出来て(うれ)しいのは解るけど、何時(いつ)までも二人だけで盛り上がってないで、わたし達も会話に混ぜなさいよ!」

 

「そうだよ、リョウヤ君! わたし達の事も紹介して欲しいな」

 

 そうして話の区切りが付いたタイミングを見計らってか、此処まで蚊帳(かや)の外にしてしまっていたお互いのパーティーメンバーを代表して、アリスとアスナからお(しか)りを受けてしまった。周りを見れば、他の面々も彼女達に同意する様に頷いている。

 

「あー、スマンスマン。どうしても気になったもんだから、ついな」

 

「ご、ごめん……」

 

 此れは此方の分が悪いし、そもそもの話、彼女達をほったらかしにして話し込んでしまっていた俺達が悪いので、二人で素直に謝る事に。

 そうした所で、それでは此処からは彼女達も交えて会話を……

 

「そんじゃあ、先ずはお互いの自己紹介から…………と行きたいところだけど、こんな所で長々と話すのもアレだし、連れも待たせてるんだ。てな訳で、話は何処かの宿か店で夕飯を食べながらでも構わないか?」

 

 ……再開するのではなく、俺は場所の移動を提案する。

 今は十二月の夕方。仮想の身体であるが故に風邪をひく事は無いとは言え、それでも寒空の下で長々と会話をするのは身体に応えるだろう。

 それに、リズとサチを長い事待たせてしまっている。(ただ)でさえ会議後の他の参加者との()り取りで時間が経っているというのに、此れ以上待たせてしまうのは申し訳ないというものだ。

 付け加えて言えば、分けて紹介をするのが面倒だというのもある。恐らくキリト達とは今後も会う事になる事だろう。其の時にリズとサチの事を紹介をする、キリト達に自己紹介をさせるというのは割と手間であろう。であれば、(まと)めて遣れる時に遣っておいた方が楽というものだ。

 後は、腹が減って来たというのも理由の一つだ。仮想世界であるSAOに()いても、不思議な事に食欲を感じるのだ。仮想の身体であるが故に絶食したとしても餓死(がし)する事は無いとは思うのだが、それでも一度感じた空腹感は食事をしない限り消える事は無い。此れが意外とキツかったりするのだ。

 

「さんせー! ボクお腹空いて来ちゃったよぉ……」

 

「確かにそうだね。それに、話を続けるには外は寒いもんね」

 

「サチ達を此れ以上待たせるのも悪いしね」

 

「異議無ーし!」

 

 以上の理由からの提案に対し、俺のパーティーメンバー達からは続々と賛同の声が挙がる。

 

「えっと……俺は其れでも構わないけど、三人はどうする……?」

 

「わたしも構わないわ。(たま)には大勢で楽しく食事をするのも良い事だと思うから、寧ろ大賛成よ」

 

「僕も構わないよ」

 

「私も、良いと思うわ」

 

 一方のキリトや、キリトのパーティーメンバー達からも色()い返事を貰う事が出来た。満場一致で『賛成』の様だ。

 

「決まりだな。んじゃ、先ずはうちのメンバーと合流しに行きますか」

 

 という事で、俺達は漸く野外ステージを立ち、リズ達の(もと)へと向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……因みに

 

「やっぱり知ってやがったんだな! んで、テメェが教えたんじゃ面白くねえとか考えて、俺には黙ってたんだろ!?」

 

「オー、短い付き合いなのに、オレっちの事よく解ってるじゃないカー。オネーサン嬉しいゾー」

 

「じゃかあしいわ齧歯類(げっしるい)ッ!」

 

 リズ達の(もと)へと向かってみれば、其処には捜し人(アルゴ)の姿も在った為、俺の二つ名の件について問い(ただ)したのであった。

 

 

 

 

 




 

[今回の可能性(もしも)

・ボスの武器を知る為のキークエストを発見・公表していたら。


──という訳で、本作品に於けるディアベル生存ルート(仮)への導入は此の様な形を取らせて頂きました。
第二層、第三層ではボスの情報が有ったのだから、第一層でもボスの情報は有ったのではないか、という解釈の(もと)に此の様な展開となりました。
此れを受けて第一層ボス攻略がどの様な展開になるのか、乞うご期待です。

さてさてさーて、此処に来て漸くアリスの名前が出て来ました! ……すみません、アリスだけです。残りの二人の名前は次回となります。
其れに合わせて、アリスの説明も次回とさせて頂きます。今(しばら)くお待ち下さい。

さて、皆さんお気付きだと思いますが…………キリトが面倒を()け負った筈のクライン達が居ません!
此れは何故なのか?
恐らく本編で語る事は無いと思うので此処で書かせて頂きますと、『キリトからある程度の事を教わった時点でクラインが同行を断り、何時(いつ)か必ず合流する事を約束してキリト達を先に行かせた』という設定になっています。
クラインを第一層ボス攻略に参加させる、という案も考えましたが、こっちの方がクラインらしいかなと思い、原作通り第一層ボス攻略には不参加という形にしました。

という訳で、今回は此処まで。
……中々ボス攻略に辿り着かず申し訳ないです。

 
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。