皆様、こんにちはこんばんは。
和狼でございます。
1話の更新でございます。
以前の更新速度と比べると速いですよねぇ。
…………まあその分、文章量が少なく、内容もあまり進んでいないんですけどね!
此れが自分の、新たな更新スタイルでっす!
それからですね……なんと、此の話からもう既に原作とは全く異なる展開になっております!
どんな風に異なっているのかは、読んでみてのお楽しみです。
ではでは皆様、Let's スクロール! ……でございますよ。
[2/12]本文を加筆しました。
[9/27]本文を加筆しました。
[4/6]特殊タグを追加しました。
[8/27]段落付けを行いました。
閉じていた
ダイブ直前まで見上げていた天井は、其の天辺を
そして、そんな空と大地との間には
どうやら、俺は無事にSAOの舞台──そのスタート地点である《はじまりの街》へと降り立つ事が出来た様である。
巨大浮遊城《アインクラッド》──。
其れこそが、此のSAOというゲームをプレイする為にと用意された舞台の名前である。
『浮遊城』の名が指し示す通り無限の
さて置き。
先細りの構造を持つ城の内部には、幾つかの都市と多くの小規模な街や村、森や草原、湖などといった様々なフィールドが存在している。
上下のフロアを
他のモンスターよりも遥かに強力であるフロアボスの攻略は相当に困難ではあるものの、倒す事が出来れば次の階層への道が
そして、九十九もの階層をひたすらに駆け上がり、到達する城の頂上──第百層。其処には此のゲームのラスボスが待ち受けており、其のラスボスを倒す事こそが此のSAOの最終的な目標であるのだ。
さて。
無事に《はじまりの街》に降り立った俺は、続々とログインして来た他のプレイヤー達が此の世界の
別に、此の世界の景色やアバターの感触に全く感動や興奮を覚えない訳ではない。と言うか
ただ、『時は金なり』──其れらに
其れから十分くらい経っただろうか。
腕を組み、黒鉄宮の外壁に
まあ、そんな事はさて置き。
未だに
何にしても、ただ待っているだけというのは実に暇だ。こんな時、手元にスマートフォンが有れば、小説でも読んで時間を
などと思いながら、何とは無しに辺りを見回してみる。すると、黒鉄宮の出入り口前に有る数段程度の階段に腰掛けた、
実は随分と前から其処に居たのを知っているので、彼もまた此処で誰かを待っているのだろうか。
「なあ、あんた」
そう考えた俺は、其の疑問を問うべく彼へと声を掛ける。
実を言えば、俺は社交性に欠けている……其の様に自覚をしている。其れ故に、普段の俺であれば自ら進んで他人と関わり合いになりに行く様な事はあまりしないのだが、今回は暇で仕方が無かった事もあって、何とは無しに声を掛けてみる事にしたのだ。
「……えーっと、俺……?」
声を掛けられた彼はと言えば、声を掛けられた事に対して何処か戸惑っている様な表情を浮かべている。返す言葉も何だか歯切れが悪い。
其の様子を見て察した──嗚呼、彼はきっと俺と同類なのだろう。彼もまた社交性に欠け、他人と関わり合いになるのはあまり得意ではない口なのだろう、と。
そんな彼に対して密かにシンパシーを
「そ、あんた。もしかしてだけど、あんたも誰かを待ってるのか」
「……え? あ、ああ、うん。幼馴染達とな…… 一緒にやろうって約束してるんだ」
「へぇ、そうなのか」
予想的中である。
俺の問い掛けに素直に応えを返してくれた彼は、俺の言い回しに気が付いた様子で、同じ問い掛けを投げ返して来る。
「『も』って事は、あんたも誰かと待ち合わせを?」
「ああ、妹とな」
聞き返されるであろう事は予想出来ていた事なので、此方も
其の直後に、そう言えばまだ相手に此方の名前──当然ながらプレイヤーネームの方だ──を名乗っていないし、相手の名前も
もしかしたら此の場限りの出会いになるやも知れないが、かと言って此のまま名乗りもせず、何時
そうと決まればと、再び此方から話を振る。我ながら今日は何時もよりも積極的だな、と思う。
「そう言えば、まだ自己紹介をしてなかったな。俺の名前は《リョウヤ》だ。宜しく」
「……俺は《キリト》だ。……って、え?『俺』って…………」
お互いに名乗り合った直後、彼──キリトは俺の『俺』という一人称に対して何やら強い違和感を
俺の方も、《キリト》という名前に何と無く引っ掛かるものを感じる。聞き覚えが有るのだが、其れがどの様な形で聞いたものなのかが思い出せない。
まあ、そんな事は此の際置いておくとしてだ。
キリトが何故に俺の一人称に対して違和感を
「あー ……OK、Alright、理解把握。うん、ぶっちゃけるとな、こんな見た目をしちゃあいるけど、リアルの俺は男だよ。ああ、それと……先に断っておくけど、俺にはネカマの趣味とかは全くねぇから」
「……………………そ、そうか……」
……やはりと言うべきか、俺のアバターの外見──主に頭部の造形が
というのも、顔の線は細く鼻筋も通っており、切れ長の目は
そういう訳なので、俺は彼の誤解を解いておくべく、MMOに
そもそもの話、女性だと誤解されない様に男性らしいアバターにしておけば、そんなタブーを犯す事になる様な事態にはならずに済むのではないのか、と思うだろうが……………………まあ、その、何だ……事情というものがあるのだ。察して頂きたい……。
ともあれ、リアルの性別をバラした事によって、キリトの理解は得られた模様。……ただ、其の表情は驚きと呆れが混ざった様な複雑そうなものであったが。
……其れに加えて、周りからも驚きや呆れ、落胆といった感情を含んだ複数の声が聴こえて来る始末。……
「まあ、そんな訳で、改めて宜しくな」
「あ、ああ……。此方こそ宜しく」
其れに関しては今はさて置くとして。
握手と共に、改めてキリトと挨拶を交わす。そして、此れも何かの縁だという事で、
そうして、出会ったばかりの彼と急速に仲を深めていた所だった──
「カズトー! 何処に居るのー?」
友人か誰かを探しているのだろうか、高く大きな声が《はじまりの街》の広場に
声が聴こえて来た方向へと視線を向ければ、同様に
数段程度とは言え俺達が高い位置に居る事と、俺のアバターの身長が百七十センチ程に設定してあった事が幸いした。でなければ、人集りの所為で奥の様子を
さて、件の女性プレイヤーの容姿なのだが…………正直言って、一瞬だが見
「カズトー! 早く返事をしなさいよー!」
目当ての人物は未だに見付けられないらしく、女性プレイヤーは再び探し人のものと思しき名を大声で呼ぶ。
『探し人』──そして其処から連想される『待ち人』というフレーズ。其れらが頭の中に浮かんだ瞬間に、俺の視線はキリトへと向かった。が、向かう途中にてはたと気が付いた。確かに彼にも待ち人が居るが、彼の名前は《キリト》──何と無く名前の雰囲気が似ている様な気もしなくもないが、彼は《カズト》なる人物ではない。
そう思いつつもキリトへと視線を向けて見ると……………………彼は顔を
其の様子を見た瞬間、俺は悟ってしまった──
──カズトこいつだぁぁぁぁぁあああああああー!!
どうやら、俺の目の前にて悲哀感に
「まあ、その、何だ……………………ドンマイ?」
「……………………ああ」
そんな在り来たりな
「……そういう訳だから、俺は行くよ」
「お、おう……。何か有ったら連絡してくれよ? 可能な限りで助けてやるからさ」
「……ああ、ありがとな。それじゃあ」
「おう。気を付けてな」
ゲームを本格的に始める前であるにも
「あ、お兄ちゃーん!」
其の直後であった。どうやら俺の
「お待たせ、お兄ちゃん!」
「こんにちはー!」
「……いきなり押し掛けてしまってすみません」
──其の背後に、誰とも知らない二人の女性プレイヤーを引き連れた、妹だと思しき女性プレイヤーが。
【今回の
・キリト /
──そんな訳で、此処のキリト君にはなんと幼馴染みが存在します!
其の内の一人はもう誰だかお判りの事でしょうが、正式な発表は本編に名前が出てからにさせて頂きます。
因みに、幼馴染みが居るお陰で、彼のコミュ症や妹との関係は若干改善されている、という設定になっています。