女性恐怖症の一夏君   作:のんびり日和

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また本編が滞り始めたので、ヤンデレだったら編part2をあげます。

ちょっと間が空いていたので日記形式で書くのに苦労した為、読みづらくなっているかもしれません。
その辺はどうかご了承ください。


閑話~もしも、本音さんがヤンデレだったら(日記編)~part2

△月×日 曇

 

朝何時も通りイッチーと楽しく会話して教室に行ってきよきよ達とお話してた。

その時に2組に転入生がやってくる話題になった。別段に気にもしなかったし、イッチーも特に気にしている様子はなく、むしろ関わって来なかったら良いなって零していた。

 

それよりもイッチーが気にしていたのはクラス代表戦の事だった。

きよきよやつっきー達は専用機持ちはイッチーと4組のかんちゃんだけって話をしていたけど、確かに専用機を持っている人は結構有利だよねぇ。

イッチーとかんちゃんが戦う事になったら、どっちを応援しようかなって考えていたら、イッチーが負けた場合の事をつい想像してしまったらしく表情が悪くなったから慌てて大丈夫だよぉって慰めた。

イッチーの状態に気付いた皆も負けても怒らないよって言って慰めていた。そりゃあ私もデザートのフリーパスは欲しいけど、イッチーには無理してほしくないなぁ。

 

皆の励ましでイッチーの表情が幾分か良くなったと思った瞬間に、イッチーの後ろの扉から私より若干背の低い子がイッチーの名前を叫びながら乱入してきた。その所為でイッチーは発作が起きた。

その後乱入してきた生徒は織斑先生が追い返したけど、私は驚き固まってしまってイッチーの事何もしてあげられなかった。ちょっと自分が無力に感じちゃった。il||li(つд-。)il||li

 

 

けど、織斑先生が私の心情を察したか分からないけど、イッチーの容体がまだ悪かったら保健室に連れて行ってやってくれって頼まれた。

 

授業中特にイッチーの容体が悪くなったりすることは無く無事にお昼までこれた。良かった良かったと思ってたら、今度はしののんとセッシーがイッチーに変な言い掛かりを吹っ掛けてきた。

自分達が当てられているのにも気付かないのが悪いのに、それをイッチーの所為にするのは流石に酷過ぎるでしょ。

あんまりこの2人と一緒にさせていたら、イッチーの症状が悪くなると思って私はイッチーを連れて屋上に行った。

2人っきりで初めてご飯を食べたけど、美味しかったなぁ。最初はイッチーの症状に影響が出るんじゃ?って思ったけど、特に問題も無かった。また2人で屋上でご飯食べようねって約束した。次何時行こっかなぁ。

 

お昼ご飯食べた後、授業中眠かったけどそれよりもイッチーが眠そうだったからペンでツンツンして起こしてあげた。起こした後前を見たら、織斑先生が目線で『GJ!』と送って来たように思えた。何でだろうぉ?

 

放課後いつもと同じようにイッチーと一緒に帰ろうとしたら、しののんとセッシーが何か割り込んできた。ちょっとムッとなって顔に出そうになったけど、必死に我慢してこの2人を動けなくする方法が無いか探したら、織斑先生が睨んだ顔で2人を見ていたから、2人に教えてあげた。そしたら2人とも静かに自分の机に座って補習を始めた。私って優しいぃ!壁|ー ̄) ニヤッ

 

その後はイッチーと一緒に寮に帰った。部屋でこの日記を書いていたら、突然部屋の外からイッチーの名前を叫ぶ転入生の声が聞こえた。その後織斑先生の名前が出るわ、怒鳴り声が聞こえるわ何事かと思ってドアからこっそり覗き見たら織斑先生が

『しっかりせんとな、お姉ちゃんだからな!』

と、小さい声で零しながら頬を叩いて顔を引き締めてイッチーの部屋から去って行った。若干涙目だったけど、頬を叩いからなのかな?

 

 

×月☆日 晴れ

 

此処最近日記が書けなかった。理由は隣に転入してきたあの生徒が原因だと思う。

だってイッチーが女性恐怖症だって他のクラスの人達だってある程度は知っていると思う。つっきーやきよきよ達から聞いたが、他のクラスの生徒達もある程度情報は入っているらしい。

けど、暫くの間あの転入生のリンリンはイッチーにお構いなしに近寄ってくる。その所為で暫くの間、イッチーはずっと怯えた日々が続いていた。

しかも自分が悪い事をしているっていう自覚が無く、これも一夏の為!って言って来るから、無性に腹が立った。(○`ε´○)プンプン!! 

イッチーは漸くクラスの皆と少しずつお話しできるようになったのに、これじゃあ全部ぱぁになるじゃん。

まぁ、皆(しののんとせっしー以外)が一丸になってリンリンを教室内に入ってこない様にしたから酷くなることは無かった。

それにしてもイッチーも不運だなぁ。幼馴染2人が自己中で人の気持ち何にも考えないだもん。

もし私が小さい頃にイッチーと遇ってたら、今頃は今以上に仲良くなってるのかなぁ?

 

それと今日のクラス代表戦だった。それでイッチーと対戦相手を確認しに行ったら、あのリンリンが代表になっていた。イッチーがピットに備えられている装置で織斑先生に確認したら、教師に何も言わずに変わって貰ったらしい。

本当何考えているんだろぉ?

 

イッチーに声援を送った後、観客席から皆と合流してイッチーの応援を始めた。アリーナにはリンリンが既に出ていてイッチーが出てくるのを待っていた。そしてイッチーが出てきて何か会話をしていたようだけど、多分自分が代表で驚いたでしょ?とか聞いてたのかな? その後怒り出して何か喚いているようだったけど、結局何を言っていたのか分からなかった。

けど、開始直前にリンリンが何か言った後イッチーの様子が可笑しかった。よく見ると小刻みに震えていて、私もしかして発作が起きたんじゃ?って心配したけど次の瞬間イッチーが物凄い剣幕で怒った。

皆も怒ったイッチーに一瞬茫然となったけど、怒ったのがリンリンが何か言ったからなのでは?と推論して、皆応援の力を強くした。

試合はほとんどイッチーの独壇場だった。最後らへんは危ない様子だったけど、意表を突く攻撃でリンリンを倒してイッチーが勝った。

皆大喜びしてたけど、私だけ素直に喜べなかった。あの時のイッチーは普段とは違う動きだった。だからもしかしたらイッチーの容体が悪くなっているのでと思って、気が気じゃなかった。

だからきよきよ達に一言言ってからイッチーのピットに行った。けど、ピットに入る許可も無いのに勝手に入ったら怒られるかも。でもイッチーの事も心配だしって扉の前で右往左往していたら、織斑先生から電話が来て出たらイッチーの様子を見に行ってくれって用件だった。

やっぱり織斑先生もイッチーの事心配だったんだぁ。

 

ピット内に入ってイッチーを探したら直ぐに見つかったけど、ベンチに座りながら背もたれに凭れて顔を伏せていたから、一瞬背筋が凍えたのは今でも憶えてる。

恐る恐るイッチーに近付いて声を掛けたら、すぅすぅって寝息を立てていたから寝てたのかぁ。って一気に体から力が抜けちゃった。

その後織斑先生に報告した後、保険医を送るって言われたからピットで待ってた。座るところがイッチーの座っているベンチしかなかったから、イッチーの隣に座って待ってたらイッチーの頭が私の肩に乗っかって来た。

その時私ついイッチーの頭を膝の上に乗せちゃったんだよねぇ。今思い返しても恥ずかしかしい事しちゃったなぁ。(n*´ω`*n)

でも、なんだか嬉しくも思ったなぁ。

暫くしたら保険医の先生が来たから仕方なくイッチーの頭を膝から降ろして枕状にしたタオルの上に寝かせてから、扉を開けて保険医の先生にイッチーを預けた。

 

イッチーが医務室で治療されている間、スマホにきよきよ達からメッセージが届いていて、内容がイッチーの容体についてだった。多分皆心配してるのか、履歴に沢山メッセージが届いてほとんどがイッチーの容体についてだった。

皆心配性だなぁ。といっても私もイッチーに何かあったらと思うと心配になるか。(^▽^;)

 

暫く医務室前で待っていたら、イッチーが出てきた。もう大丈夫らしく、部屋に帰っても良いって許可を貰ったらしいから一緒に帰った。

途中でイッチーが部活に入部する為、怖いから一緒に付いて来てほしいって頼まれた。

無論OKって了承した。イッチーは安心したような笑顔を浮かべるのを見て、私少し心がキュンってなっちゃった。

 

部屋に戻ったらルームメイトのつっきーからしののん達3人が織斑先生に鉄拳教育を受けたって教えてもらった。

何でもイッチーのお見舞いに行こうとしたら医務室前で3人が鉢合って喧嘩を始めたらしく、それで医務室の先生が織斑先生を呼んで3人を引き取ってもらったらしい。

本当に何考えてるのか、分からないやぁ。それにイッチーに逢えるわけないのにねぇ。

それにしても、またあの3人が織斑先生に鉄拳教育されたねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッチーに迷惑な事をするからだ、ざまぁみろ。




ま、まだヤンデレにはなってないはず?

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