女性恐怖症の一夏君   作:のんびり日和

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47話

テストが終了した放課後、一夏は警護のモッフ(6号、12号、18号、30号)達とでとある場所に向かっていた。

それは

 

「お! 織斑君やぁ」

 

「こんにちは織斑君!」

 

「こ、こんにちは、狗山さん、ニコラスさん」

 

同じ料理研究部の二人と会った。

この二人と合流したという事は、そう料理研究部の活動部屋『家庭科室』である。

3人はそのまま家庭科室の扉を開けて中へと入ると、其処には色々な料理が並べられていた。

 

「お、来た来た。それじゃあ主役の子達も来たからそれぞれ席に着こうっか」

 

セレスがそう言うとそれぞれ席に着いて行く。

そしてセレスがジュースの入ったコップを持って席を立つ。

 

「それじゃあ、1年生の子達1学期お疲れ様でしたぁ!」

 

「「「「「「お疲れ様でしたぁ!」」」」」

 

セレスの言葉に続く様に言うとそれぞれジュースを口にする。そして各々1年生達が来るまでに作成した料理を口にしていく。

因みに机の上に並べられている料理は全て一夏達1年が到着するまでに先行していたモッフ達が検査しており、安心して食べられると結論付けられている為一夏も安心してご飯を食べていた。

 

机の上に並べられている料理はバゲットと呼ばれるパンの上にトマトだったりチーズなどをドレッシングなどで和えたものを乗せたものや、さっぱりとしたソースがかけられたローストポーク、餃子の皮を使ったラザニアとかそれぞれ時短で、尚且つ華やかな料理が並べられていた。

 

それから暫くして机の上に並べられた料理のほとんどが無くなり、皆満足した表情を浮かべていた。

すると家庭科室の扉が開き廊下から幸平先生が中へと入って来た。

 

「あら丁度皆食べ終えた所かしら?」

 

「あ、エリナ先生。どうかしたんですか?」

 

「えぇ、実は夏休み中の部活動をどうしようかと思ってね。去年は北海道の食べ歩きに行ったけど、今年はどうしようかと思ってね」

 

「うぅ~ん。皆は何か案ある?」

 

エリスがそう聞くとそれぞれ案を出していく。

 

「以前は北海道でしたら今年は別の場所に行くというのはどうですか?」

 

「それでもいいけど、帰ってきたら地獄を見るよ」

 

「え? 地獄ですか?」

 

ニコラスが首を傾げなら聞く。2年生や3年のエリスや紀子が何かあったのか遠い目で口を開く。

 

「「「「「体重」」」」」

 

そう言った瞬間

 

「「止めましょう」」

 

と2人は声を揃えて言った。因みに一夏は

 

「そ、それは大変ですね」

 

と返す。

 

今度はあおいが案を出す。

 

「それやったらキャンプとかは?」

 

「キャンプかぁ。……良いねぇ」

 

「確かに自然の中で自分達で料理を作るのは楽しそうですわね」

 

「それに自然の中でとれる食料を調達するっていうのは面白そうね」

 

「そうね。エリス、今年の夏休みはそれでいいんじゃないかしら?」

 

「うん、それが良いね。あ、ちょっと待った」

 

周りが賛成と言っており決まりと思ったエリス。だがある懸念が思い出し顔を一夏の方に向ける。

 

「織斑君はどう? 行けそう?」

 

エリスは一夏が来れるのか心配となりそう声を掛ける。

すると一夏はおずおずとある事を口にする。

 

「あの、そのキャンプをする日って、○月△日にする事って出来ますか?」

 

「まぁ、日にちは別に皆に合わせる感じだけど、どうして?」

 

「実は、その日に何時も知り合いの人達と一緒にキャンプに行ってるんです」

 

「なるほど。確かに知り合いの人達が居るキャンプなら問題なさそうね。エリナ先生、どうですか?」

 

「別に問題は無いと思うわよ。織斑君の事情を考えたらそっちの方がいいと思うし」

 

幸平から了承を貰えたエリスは部員達の方に顔を向ける。

 

「それじゃあ皆、○月△日にキャンプをしに行くけどいいかしら?」

 

「いいですよ」

 

「うむ、構わぬぞ。久々に山に行けるのは良いのぉ」

 

「そう言えば里佳子ちゃんは故郷が山でしたわね」

 

「山での料理……。フフフ、いい経験になりそうね」

 

「いやぁ、楽しみやなぁ」

 

「うんうん! 山で思いっ切り遊ぶぞぉ!」

 

「こらこら遊ぶのはいいけど、ちゃんと研究部としての活動もするのよ」

 

ニコラスにそう軽く注意する紀子。すると一夏が口を開く。

 

「あの、良いでしょうか?」

 

「どうかしたの、織斑君?」

 

「あの、織斑先生に今回の事伝えた方がいいと思いまして。そのキャンプ、織斑先生も来てるので」

 

「あら、そうなの? それじゃあ早速私から電話してみるわ」

 

そう言い幸平はスマホを取り出し電話を掛ける。

 

その頃千冬はと言うと、何時もの訓練所にて本音と共に訓練に勤しんでいた。そして休憩をしているところにスマホの着信音が鳴り響く。

スマホの画面を確認したところ、幸平先生と表示されていた為それに出る。

 

「もしもし織斑です」

 

『幸平です。今よろしいですか?』

 

「えぇ、構いませんよ」

 

幸平は家庭科室でエリス達が話し合っていたキャンプの事を話し、一夏が千冬に話した方がいいという事で電話したことを伝えた。

 

「なるほど、それで私に電話を」

 

『はい。それで私達料理研究部の部員達もキャンプに参加して大丈夫でしょうか?』

 

「ふむ、私は問題無いと思いますよ。しかしテントなどはどうしますか?」

 

『そちらは此方で手配するので大丈夫です』

 

「そうですか。では詳しい事を話し合いたい為、後日お時間良いですか?」

 

『えぇ構いません。では失礼します』

 

そう言い幸平から電話が切れると、千冬もスマホの画面を消してポケットに仕舞う。するとある事を思いつき一緒に休憩していた本音の方に顔を向ける。

 

「布仏、お前○月△日は暇か?」

 

「ほえ? その日は確か……予定は無かったと思いますよぉ」

 

「そうか。もし暇であるなら一緒にキャンプに行くか?」

 

「キャンプですかぁ?」

 

「あぁ。夏休みになったら良く一夏や伊田とその弟でよくキャンプに行っているんだ。で、さっきの電話は一夏が所属している料理研究部の顧問からのものでな。その日のキャンプにぜひ参加させて欲しいと言われてな」

 

「なるほどぉ。うぅ~ん。先生、それってお姉ちゃんも一緒でも良いですかぁ?」

 

「布仏姉もか? 別に構わんぞ」

 

「ありがとうございますぅ」

 

本音はそう言い笑顔を浮かべながら

 

(キャンプでお姉ちゃんのあの問題解決できたらいいなぁ)

 

と、姉のある問題解決に繋がれば良いなぁと思いを馳せるのであった。




次回予告
学園内が夏休みの事で盛り上がっている中、独居房に放り込まれていた5人。
再テストで赤点を無くすべく猛勉強していた。
そんな中、専用機持ちである4人の政府では学園から届けられた苦情に頭を抱えていた。

次回
問題児達と頭を抱える政府たち。

次回投稿してほしい小説(詳細は活動報告の「次回作一覧」を見てください)

  • ①IS×ウォーシップガンナー2
  • ②IS×メタルギア
  • ③IS×オリジナルストーリー①
  • ④IS×オリジナルストーリー②
  • ⑤IS×クロスアンジュ
  • ⑥IS×タイムクライシス
  • ⑦IS×オリジナルストーリー③
  • ⑧IS×人狼 JIN-ROH
  • ⑨IS×東方project
  • ⑩IS×オリストーリー④
  • ⑪IS×R-type
  • ⑫俺ガイル×IS
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