それでも武道家はヒーローになりたい。   作:ラッコ21号

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ご覧いただきありがとうございます。ラッコ21号です!お気に入りや投票までしてくださる方がおり驚いているとともに感謝でいっぱいです!これからもどうかよろしくお願いします!
今回は少し長めの文章にしてみました。かなりばっと書いたので駄文かもしれませんがお許し下さい。それではどうぞ!


入試で出会う新たな出会い

学園に入るとまず敷地の広さに圧倒された。ビルのような建物が何個も立っており、体育館らしき建物もいくつか見える。おまけに馬鹿みたいに広い校庭も見えた。

「わ〜凄い!」

「は〜流石は雄英って言ったところか。普通の学校なら維持費だけで学校が潰れそうだ。」

俺と葉隠さんはそんな事に圧倒されながら筆記会場に向かった。筆記試験は受験番号で分けられた教室でテストを受けた。テストは至って普通だが、めちゃくちゃ難しい。何とか答えられているがこれが高校入試って、大学の入試で出るようなものもあるぞ。はぁ〜鬼畜だね、流石雄英。

そんな事を考えながらも必死に解答し、テストが終わった。

「はー疲れた。」

やっとテストから解放された。そういえば葉隠さんはどうだったんだろうか。俺は彼女が、入っていった教室に向かった。すると机に突っ伏している葉隠さんを見つけた。・・・ど、どんまーい。

「えー葉隠さん、取り敢えず次の会場行こうか?」

そう言うとしばらくしてグッと親指がたった。・・・今は話したく無いようだ。

何とか葉隠さんに立ってもらい実技の説明会場に向かった。向かう途中に何とか葉隠さんを元に戻そうと話題を作りながら話すと、だんだんと葉隠さんの調子が戻ってきた。良かった良かった。

葉隠さんと話しているうちに次の会場についたが、この会場でも圧倒されてしまった。何だこの馬鹿広い場所は国会の話し合いでも行われるのか?

「えーっと、席は受験番号順みたいだね。舞也くん何番?」

「俺はこんな感じ。」

そう言うと俺は受験票を見せた。

「あちゃー、全然違う番号だ!」

「あらら、まぁ残念だけどいいか。試験終わった後でいつでも会えるし。」

「え?何でいつも会えるの?」

「だって、合格するんでしょ?そうすれば毎日顔合わせるじゃん。」

「っ!・・・えへへ、そうだね!よっしゃ!やったろ舞也くん!」

ブンブン両手を振っているのが手袋と服で分かった。微笑ましい限りである。

「あぁ俺も負けないよ。」

俺がそう言うと葉隠さんは俺の手を握ってきた。

「えっちょ」

「いくよ舞也くん!せーの、えいえいおー!」

「え、えいえいおー。」

そう言うと握った手をグッと上に突き出した。突然の事に驚きながらも何とか対応できた自分を褒めてやりたい。

「それじゃあ私行くね!バイバーイ!」

葉隠さんはそう言いながらこっちを向きながら走っていった。前向かないと危ないですよー。

っとそんなことを思いながら葉隠さんが前を向くのを見届けると俺も席に向かった。

「えーっと、俺の席は・・・あ、ここか。」

少し探すとすぐに見つかったので座った。

「隣失礼するぞ。」

「は、はい!ど、ど、どうぞ。」

ありゃ隣を見るとさっき転びかけていた緑髪の少年じゃないか。何やら物凄くテンパっているようだが。

「まぁそんなかたくなるなって。実技試験に響いちまうぞ?ほら笑顔笑顔。」

にっと自分の口角を指で持ち上げてみせた。

「は、はい。に、にへぇ〜」

・・・おいおいどこのヴィランの笑顔だよ。駄目だ緊張しすぎてお見せできない笑顔になってやがる。しゃあない適当に話して緊張ほぐしてやるか。そう思った時

「君達、静かにしないか!今は先生方を待つ時間だぞ!特にそこの君!さっき女子生徒とも喋っていただろう!雄英を受験するものとしてその態度、恥ずかしくないのか!」

何やらそんな声が聞こえてきた。周りをキョロキョロして見回すと何やら眼鏡をかけた奴が此方を睨みつけていた。あいつか?

「あー悪い悪い気に障ったなら謝る。それにこいつ緊張してるもんでね、話でもして緊張をほぐそうとしてたわけよ。」

と、緑髪の少年を指差してそう言った。

「それは本人が悪いのだろう。しっかりと心の準備をして受験する、当たり前のことだろう!」

キリッとした顔でそう言ってきた。言ってることは正論だ。

「あーまぁ確かにそうの通りだ。緊張してる奴が悪いとも言えなくは無い。」

俺がそう区切ると眼鏡君は満足そうな顔をして頷いている。だが俺は「でもよ、」言葉を続けた。

「でもよ、そう言う困った奴を助けてやるのがヒーローって奴じゃ無いのか?少なくとも俺が知ってるヒーローって奴は自分の事とかよりも他人の事を優先しちまう、そんな馬鹿のことを言うんだけどな。」

「ぬっ!た、確かにそうだが今は試験、」

「それに試験なら試験で、全力で競えるようにしてやるのが一番フェアだと思うが?」

眼鏡君の言葉を遮り俺は言いたいことを言った。正直俺はヒーローに憧れなんて持ってない。だが困ってる奴がいたら助ける。そんな当たり前のことができるヒーローになりたいとは思っている。

「・・・ま、確かに集中してる奴らには邪魔だったかもな。悪かったな。」

自分の考えもあるが眼鏡君の考えも正しいものなので謝っておいた。

「・・・いや、僕も早急だったようだ!失礼した!」

カクンッと直角に腰が曲がった。うぉ、綺麗なお辞儀だ。

「OKOKお互い頑張ろうぜ。おっと、来たみたいだぞ、教師の方が。」

俺がそう言うと眼鏡君も合わせ周りの奴らの目つきが変わり、空気がピリピリし始めた。そんな中入ってきた教師はテレビなんかでも見たことあるヒーローだった。確か名前は・・・そう!マイク・プレゼント!

「いや違ぇーよ!って何ツッコんでんだ俺?まぁとりえず仕切り直して、すぅぅ・・・俺のライブへようこそ!!エヴィバディセイヘイ!!」

し〜ん。う〜ん可哀想なほど静か!誰かようこそー!って言ってやれよ待ってるぞあの人!

「かぁー!冷たいリスナーだ!だがそれを熱くさせるのが腕の見せ所って奴だぜ!!それじゃあ試験の説明いくぜ!?」

そう言うとマイク・・・いや確かプレゼント・マイクは説明を始めた。色々言っていたが要は1p、2p、3pの擬似ヴィランがに学園側が作った街の中を徘徊してるので、それを多く倒し、ポイントを稼いだ奴が勝ちというものだ。何とシンプルで分かりやすい試験だ。流石は実力主義を謳っている雄英と言ったところだろうか。しかし1つ疑問があるのだが、このもう1つの写真は・・・って緑髪くん大丈夫か?何かボソボソ隣で言ってるぞ?

「質問よろしいでしょうか!この資料に載っている4つ目の写真は一体何なのですか!?もし誤載なら日本最高峰の雄英として恥ずべき痴態ではありませんか!?・・・ついでにそこの緑髪の君!「は、はい!」緊張するなとは言わないがもう少し静かにしてくれ!」

「すみません・・・」

疑問だったことを眼鏡君が質問してくれた。そして緑髪くんが叱られた。はは、まぁどんまいだな。

「オケーオケー!ナイスなお便りセンキューだぜ!そいつはな0p、つまりはお邪魔虫で各会場に一体大暴れしてるギミックよ!」

なるほど避けるべき敵ということか。ゲームみたいで面白そうだ。ご説明ありがとうございました!ザワザワと様々な感想や憶測がとんでいる。・・・お邪魔虫ね。

「最後に我が校の校訓をリスナーに送ろう!かの英雄ナポレオンボナパルトは言った!「真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者」と!!『Plus Ultra‼︎』・・・それでは受験生の諸君良い受難を!」

ニッと思わず笑ってしまった。いいね、会場もだんだん盛り上がってきた。隣の緑髪くんもさっきまでの様子が嘘のように堂々としている。やはり雄英目指すだけはあるって事か。と、そんな事を考えていると会場に移動し始める受験生が出始めた。もう少し待ってからいくか。

「・・・あの!」

「うん?」

そう思い席に座っていると緑髪くんが話しかけてきた。

「さっきは、そのありがとう!僕、緑谷出久って言うんだ!えっと君の名前は?」

「ん?ああ俺は武藤舞也だ。さっきのことなら気にすんな。俺の好きでやった事だからよ。」

「う、うん!ありがとう!・・・ねぇ武藤くんは実技試験自信ある?僕、ヒーローになりたくて、絶対合格するつもりで来たのにみんなの雰囲気とかに圧倒されちゃって・・・」

「・・・まぁ確かにさっきまで挙動不審だったり、ブツブツ呟いたりしてたから目に見て緊張してるのは分かったよ。」

うっと緑谷が落ち込んだのかのように俯いてしまった。

「でもよ、緑谷お前さっき笑ってたろ。」

「っ!そ、それは何というか・・・」

「やっぱ自分でも気づいてたか?これから行われる実技のこと考えてつい出ちまったんだろ?なら大丈夫だ。」

そう言うと俺は立ち上がり出口に向かった。

「え、あの武藤くん!?」

「・・・行こうぜ緑谷、んでさっさと合格決めようぜ。」

「っ!う、うん!行こう武藤くん!」

そう言うと緑谷はバッと立ち上がり出口に走っていった。はは、結構ノリいい奴だな緑谷。・・・さてと俺も切り替えるか。

パンっと頰を叩き、頭の中を切り替え会場を出た。

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ザワザワと会場についても受験生が大勢いた。でも説明の時の会場にいた人数よりはかなり少ない。・・・こんな施設一体何個持ってんだ雄英?うーん興味が尽きない。

そんな事を思いながらも周りに葉隠さんや緑谷を探すが見当たらない。おそらく別会場かもうちょっと奥にいるんだろう。

『はいスタート』

そんな事を考えていると突然声が響いてきた。はいすたーと・・・何だ?ハイスタート、はいスタート・・・はいスタート!?やばっ!バッと俺は集団から走り出した。他の奴らは俺の事を不思議そうに見ながらポカーンとしている。いや、多分もう始まってんぞ!?

「おいおい!もう始まってんぞ!実戦じゃあカウントなんてねぇ!そら走れ走れ!」

そうやけに響く声が言うとみんなはっとしたかのように走り出した。よ、良かった〜フライグとか言われなくて。よし、じゃあ頑張りますか。一足先に飛び出せていた俺は真っ先にロボットを見つけた。

「2Pか・・・できれば1Pが良かったんだがな。」

そう思いながらも俺はそのままのスピードでロボットの顔面?に殴りかかった。

バンッと激しくも軽い音がなり、ロボットが仰向けに倒れた。あら、意外と柔らかい。まぁそれもそうか。あんまり硬くしたら増強系とか攻撃系の個性しか効かなくなるからな。とか言う俺も増強系じゃないし。いやぁ〜良かった良かった。これなら個性無しでも大丈夫そうだ。

そう考えているとロボットが起き上がろうとしているのに気がついた。

「シッ!」

グシャッとロボの顔面(仮)を踏み潰した。

「悪いな。俺も手を抜く余裕はないからさ。」

頭の潰れたロボットにそう言うと、辺りを見回し次のロボを見つけるとそれ目掛けて走り出した。

———————————————————

「いやー今回は粒揃いじゃないか?特にあの金髪の少年!個性もヒーロー向きの強個性だし!何より擬似ヴィランの撃破率が群を抜いて多いときた!いやー育て甲斐がありそうだよ!」

「何、真価が試されるのはここからさ!」

そう言うとポチッとボタンを押した。すると今までプログラム行動だった0ポイント擬似ヴィランが受験生たちを襲い始めた。うーむ緑谷少年は大丈夫だろうか。

「何か心配ですかオールマイトさん。」

「む、相澤くん。い、いや何でもないぞ!それよりも相澤くんからみて良さそうな受験生はいなあのかね?」

話をそらすために聞いておこう。まぁ相澤くんは厳しいからいないかもしれないが。

「・・・1人います。」

「本当かね!それは一体!?」

話をそらすために聞いたのにまさかいたとは予想Guyだ!

「・・・あの受験生です。」

そういい指差したのは緑谷少年と同じ会場にいる1人の少年だった。確かに細身ながらもがっしりした体つきでかなりの数の擬似ヴィランも倒している。増強系の個性だろうか?優秀だと思うが・・・

「正直言うと特出しているとは言えないと思うのだが、それならあの金髪の少年の方が優秀なのでは?」

「自分が言ってるのは撃破数ではありません。情報力や判断力、機動力は勿論のことですが一番注目すべきは、純粋な技術でのヴィラン撃破。」

「純粋な技術・・・つまりあれは個性によるものではないと言うのかね!?」

「100%そうとは言い切れませんが、根拠としてあの受験生の戦闘スタイルは元々この国に存在する、空手や柔道などの武道の突きや技を使っています。更に技の所々は基本の型とは違う部分が見受けられるので恐らくですが、何度も使う内に自分の使いやすい形になったからでしょう。以上の事から個性による補助があったとしても、ほぼ自分の実力で倒しているものと思われますので。」

あの相澤くんが饒舌だと!?

「う、うむそういう事に詳しいんだね相澤くん!?」

「まぁ自分が常々”一芸だけじゃあヒーローは務まらん”って言ってますからね。そういう事も調べるようにしてるんです。」

「なるほど・・・むっ!あれは!」

相澤くんの話に関心しているとある映像が飛び込んできた。それは・・・

『SMASH‼︎‼︎』

色濃く浮かび上がったヒーローの姿だった。

———————————————————

目標視認、排除します。

ブンッと太い腕を横薙ぎに振り回してくるロボ。それを俺は膝を曲げて下に潜る事で回避し、アッパーをロボの顔面の下の部分に叩きつける。しかしロボには痛覚も三半規管もないのですぐに立て直し、俺に向かいもう1つの腕で殴りかかってきた。俺はそれを予想していたのですぐにロボの後方に入り込むと上がったままの頭を掴み、体を支点に背負い投げをし、地面に叩きつけた。

「シャャャア!」

ドォンッと鈍い音がなったのと同時にロボの頭を踏み潰した。

「・・・ふぅ、これで40点くらいか。」

中々取ったと思うのだが、周りを見るとそうとは思えなくなってしまう。足は早い方だが移動速度が上がる個性には勝てない。ロボも二、三発で倒せるが、攻撃系の個性なら一瞬のうちに倒してしまう。そう思うと、この試験は個性の相性がかなり重要だということが今なら理解できる。しかしそうなるとそういう個性じゃない生徒はどうなるのだろうか。ロボも素人が素手で破壊するのは不可能じゃないにしろ難しいだろうし。っと今は考えてる暇はないか。さぁ次、次!

ゴォォオンンッッッ!!!

俺がそう思い一歩踏み出した瞬間とてつもない轟音と共に砂煙がまった。何だ!!?そう思い辺りを見回すとそこには、

「はは、デカすぎだろ。」

資料に載っていた0P擬似ヴィランがそこにいた。ただしとんでもなく巨大だが。その姿を見た受験生たちの行動はただ逃げ出す者がほとんどだった・・・1人を除いては。

ドォォン!その音と共に1人の受験生が砂けむりから上空に飛び出してきた。あれは・・・緑谷か!

緑谷は拳を後ろにグッと構えるとこう叫んだ。

『SMASH‼︎‼︎』

バドォォォッンン!!緑谷が振り抜いた拳が擬似ヴィランに当たると轟音が鳴り響きながら擬似ヴィランが倒れていった。

「はっ、やっぱやれば出来るじゃん緑谷。・・・うん?」

何か様子が変だ。片腕と両足がプラプラしながら自由落下してくる。もし着地するならあの高さなら何かしらのアクションを起こすはずだ。・・・ってことは!

「っ!緑谷!」

バッと緑谷が着地を考えていなかったことを考えつくと緑谷の着地地点に走り出した。間に合うか・・・いや、間に合わせる!

「うぉぉぉぉぉぉ!!!」

見えた!緑谷が見えた瞬間に緑谷の下に飛び込んだ。間に合う!そう思った瞬間砂煙の影から宙に浮いている女の子が見えた。・・・あれ、もしかしてこれ俺いらなかったパターンかーい!ズザァァァー!

アスファルトの地面を思いっきり顔面から滑ったから馬鹿みたいに痛い。顔を上げると緑谷はぐったりとしており女の子は何故かゲロを吐いていた。・・・何が何だか分からないが、緑谷が無事か確かめるか。そう思い立ち上がると緑谷が残った腕一本で前に進もうとしていた。そんな状態で無理したら、

「おい緑谷無理す「せめて1p!!」っ・・・緑谷。」

「終了!!」

会場に無情にも終了の合図が響き渡った。

———————————————————

試験が終わるとリカバリーガールという雄英専属の医師がやってきて、受験生の怪我を治し始めた。緑谷の腕や脚も綺麗に治った。ここもさすが雄英と言っておこう。でだ、試験が終わりみんな帰るだけというこの時間帯、何故か俺は雄英の職員室の前にいる。・・・いや分かるよ。お前何したいんだって言いたいんだろ?俺もそう思う。だってこれ入試だし、しかも実技試験だし、覆しようがないものだ。・・・ものなんだけどな。

「あのセリフ聞いちまったら、ほっとけないだろ。」

“せめて1p!!”緑谷のこの言葉が妙に耳に残っており何もせずに帰るには後味が悪くなってしまった。

「・・・はぁ駄目元で言ってみるか。」

そう思い中に入ろうとすると

「あの?君も職員室に用事があるの?」

そう言われたので振り向くとそこには朝、緑谷が転ぶのを助け、あの時宙に浮いていた女の子がいた。

「えっと君は、」

「ヘイ、なんか騒がしいと思ったらさっきのリスナー達じゃないか、なんか用かい?」

そのタイミングで丁度プレゼントマイクが出てきた。

「はい!私、あの頭モッサモサした、そばかすがある人の、えーっと分かりますか?」

「緑谷の事か?あの最後巨大ロボ倒した。」

「そうそうその人!私、その人にポイント分けてもらえるお願いしに来たんです!・・・最後にせめて1p!!って言ってたからせめて私のせいでロスした分だけでも、分けられないかなって思って!」

・・・驚いた。俺以外にもそんな奴がいたとは。これはあいつの才能って奴なのかな?

「あーポイントは分けられねぇし、分ける必要ないとも思うぜ女子リスナー。」

そうプレゼントマイクは言いながら女子生徒の頭を撫でた。・・・やっぱりあるのか攻撃系の個性じゃなくても合格できる救済措置が。

「そっちの男子リスナーも同じ要件かい?」

「まぁ、そうでしたが・・・必要ないようですね。」

「理解が早くて助かるぜ!」

そう言うと俺の頭も撫で始めた。うーむこういうのは何か慣れてなくてむず痒いな。

しばらくするとプレゼントマイクも仕事があるというので解散になり俺は家路に着いた。ちなみにあの女子とは名前を教え合い、麗日お茶子という名前だと知った。

———————————————————

そして後日

「突然だが、私が投影された!」

雄英から届いた封筒を開けるとオールマイトが飛び出してきた。いやーいつ見てもいい笑顔だ。と言うか雄英の教師だったのか。

「武藤舞也少年!君は・・・文句なしの合格だ!」

よし!っと心の中で思いながらガッツポーズをとった。やっぱり正式に言われると嬉しいものだ。

「さぁようこそ雄英学園へ!君の入学を私も我々教師も祝福しよう!」

そういうとオールマイトは手を伸ばしてきた。掴めないのは知っているが俺も反射的に手を伸ばしていた。あぁやっと俺の夢への第一歩が踏み出せた。さてとこれから3年間頑張りますか!

「そうだ!それはそうと武藤少年、君はどうやら緑谷少年と知り合いのようだし頼みたいのだが、たまにでいいから彼のサポートをしてやってくれないか?これは受けても受けなくても構わない、私からの個人的なお願いだ!では武藤少年また雄英で会おう!さらばだ!」

シュンっとオールマイトを写していた立体映像装置が止まった。

「合格は嬉しいが、オールマイトは緑谷と知り合いなのか。それにサポートってことは緑谷も・・・ふむ、緑谷のあの個性はオールマイトみたいだし師弟関係だったりするのか?・・・ま、入学したら本人にそれとなく聞いてみればいいか。」

俺はそう思うとベットに倒れ込み寝た。

それから月日は流れ・・・春

「身だしなみ・・・おっけー。持ち物、おっけー。あとは、」

チーン。親父に行ってきます。そしてチーン。かぁさんにも行ってきますっと、よしそれじゃあ行くか。

「行ってきます!」

たったったと駅までの足取りが軽い。それもそうだ。夢への第一歩を踏み出す日、そしてやがてはヒーロになる事が夢から目標に変わる日。さぁ夢を叶えよう。

「俺のヒーローアカデミアで!」

 

 




ちょっとずつ原作キャラと絡ませながら進ませたいと考えていますが・・・ヒロインと個性どうしよーか。
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