それでも武道家はヒーローになりたい。   作:ラッコ21号

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どうもラッコ21号です!
しおりの数などが増えて嬉しい限りです!皆さんありがとうございます!今回少しご都合主義が入っているのでご注意下さい。それではどぞ!


2章 雄英授業編
個性把握テスト


4.個性的な仲間たち

 

電車から降りると目的地の雄英学園に向かい走り始めた。そう言えば今日は葉隠さんに会わなかったが時間が違ったのか?そう思いながら走っていると目の前に見たことのある後ろ姿が見えた。やっぱり受かってたか。

「おはようえーっと、麗日さん。」

「あっおはようえーっと・・・あっ!舞子くん!」

「舞也ね、よく言われるけど。まぁそれは置いておいて、受かってて安心した。」

「へへへ、まぁ何とかと言ったところですな!・・・それよりもあのモサモサくん大丈夫だったかな?」

モサモサ、緑谷の事だよな。たぶんオールマイトが言ってから大丈夫だろ。

「まぁ、あの言い方じゃあ大丈夫だと思うぞ。それよりそろそろ急ぐか。時間も迫ってるだろうし。」

「あ、そうだね!よし急ごう!」

そう言うと俺と麗日さんは学園に急いだ。

——————————————————-

しばらく走り学園に入ると振り分けられたクラスに向かった。

「そう言えば麗日さんはどっちのクラスなんだ?」

「私はAだよ!舞也くんは?」

「お、俺もA。何か今回は同率順位の奴ら多くいたらしくてAとBが1人ずつ多いらしいぞ。」

今年はいつもよりも優秀だったと言う事だろうか。そんな事を話しながら歩いているとAクラスの教室の入り口が見えてきた。

「あれ、入り口にいるのモサモサくんじゃない!?」

そう言うと麗日さんは緑谷のところに走って行った。やっぱ受かってたか、良かった良かった。俺もそう思いながら入り口に近づいていった。そして

「よう緑谷、受かってたみたいで安心したよ。」

「武藤くん!武藤くんも直談判してくれてありがとう!」

「ん?なんで知ってんだ?」

「そんなんだよ!私もびっくりしたんだ!」

そんな事を話していると服を引っ張られた。うん、誰だ?そう思い振り返ると女子の制服が浮いていた。まさか、

「やほー!舞也くんも受かってたんだ!良かった良かった!」

「葉隠さんか!葉隠さんも受かってたんだな!」

「何とかねー!それで隣の2人は誰?」

「あぁこの2人は」

俺が緑谷と麗日さんのことを紹介しようとした瞬間、

「仲良しごっこなら他所でやれ。ここはヒーロ科だ。」

足元から声が聞こえた。そちらを見るとミノムシのように寝袋に入っている小汚い人がいた。

「ハイ静かになるまでに8秒かかりました。君達は合理性にかくよね。」

そう言うとスッと立ち上がってきた。・・・立ち姿に隙がない、流石プロヒーローだな。

「担任の相澤消汰だよろしくね。早速だが着替えてグラウンドに出てもらう。」

そう言うとそそくさ出ていったのでみんな急いで着替えてグラウンドに出た。

グラウンドに出ると個性把握テストをすると言い始め、金髪の爆轟という奴がお手本で個性を使いボールを投げた。はぁー飛んでくなぁー。俺がそんな事を考えていると他の奴らは個性が使えるのが嬉しいらしくはしゃいでいた。すると、

「面白そうね・・・お前ら3年間そんな気持ちで生活するのか?・・・決めた、このテストで1番トータル順位が低かった者を見込みなしとして除籍処分とする。」

っ!おいおいまじかよ。自由な校風とは聞いてたけど教師まで自由かよ!

「楽しい学校生活を想像してたなら残念。雄英は君たち生徒に全力で苦難を与え続ける。『Puls ultra』さ。さぁ乗り越えてみせろ全力で。」

にっと笑いながら相澤先生は生徒達にそう語りかけた。

・・・ったく雄英に来てから驚いてばかりだな。よし!やれるだけやりますか!・・・まぁこのテストに個性が使えるか微妙だが。

 

第一種目50メートル走

たたたたたっ!ピッ!5秒42‼︎

「・・・まあまあかな。」

他の奴らは・・・眼鏡君3秒とかまじかよ。そして他の奴らもそれぞれ個性を工夫しながら使ってる。やっぱ個性使うとかなり違うな。

第2種目握力測定

「540kg!?あんたゴリラタコか!?」

「・・・タコっていいよな。」

540とか握られたら軽く頭割れるよな。ちなみに俺は右が94で左が85。少しバランスが悪いから左をもう少し鍛えないとな。てかポニーテールさんよ万力はどうかと思うが。

第3種目立ち幅跳び

ここでも爆轟やおへそビームくんなどが個性をうまく使い、常識離れした記録を作っていた、ちなみに俺は3m60㎝だった。・・・緑谷のやつ、かなり青い顔してるが大丈夫か?

第4種目反復横飛び

「ひゅうううううう!」

なんか葡萄みたいな奴が物凄い速度で左右にに飛び・・いや弾き返されていた。いいのかあれは?まぁ一応線を超えてるからありなんだろけれども。あと特筆すべきは爆轟が爆風で高速移動していることくらいだろうか。

第5種目ソフトボール投げ

麗日さんが∞という、とんでもない記録を出し圧倒的ななか緑谷の順番が来た。増強系だと思われるこのテストに持ってこいの個性のはずなのだが・・・使わないのはあの時の腕や両脚の状態と何か関係してるのか?

「はぁぁぁぁ!」

ポーン、ポンポン、「46m」ん?何だ多分だが今個性を使おうとしていたはず?そう疑問に思ったが緑谷が叫んでいたので理解できた。相澤先生は抹消ヒーロー・イレイザーヘッドというヒーローらしい。個性は見た相手の個性を消すというものらしく、今のは緑谷の個性を相澤先生が消したようだ。・・・多分体術の心得もあるから近接ができて、更に個性が消せる強個性。うーん少し手合わせしたいと思うってしまうのは武をやってるものとして仕方ないだろう。しかし何故そんなにも強いヒーローが有名じゃないんだ?俺はともかく周りの奴らはヒーローに憧れて入ってきてる奴らばかりだろうに。周りの話をそれとなく聞くと、アングラー系のヒーローとの事だ。

そうこう考えているうちに相澤先生が立ち位置に戻った。すると緑谷はブツブツ何かを呟き始めた。

「彼が心配かい?僕は全然!」

そういうとおへそビームくんは麗日さんの肩にさり気無く手を置いた。腕をへし折るぞ。

「指導を受けていたようだが・・・」

「除籍勧告だろ。」

「かも知れないけど大丈夫だろ。」

俺は眼鏡君と金髪の爆轟君にそう言った。

「あぁ!?何だテメー?」

「ん?君は試験の時の」

「どもども眼鏡君、それと初めまして金髪爆轟君。」

「だからなんだテメー!?それにデクの野郎が大丈夫とか頭沸いてんのか!?」

「俺はクラスメイトの武藤舞也で、ちなみに頭はまだ沸いてない。大丈夫だという根拠は試験の時に見せた増強系の個性に、心の強さ。・・・そら、よく見とけ。」

俺がそういうとちょうど緑谷がボールを投げるところだった。緑谷の手から離れた瞬間何かに押されたかのようにボールは天高く消えていった。

「なっやっぱり大丈夫だったろ?あいつはやる奴だからな。ま、怪我をしちまってるみたいだけどな。」

「指が膨れ上がっているな。入試の時もそうだったがおかしな個性だ。」

「やっとヒーローらしい記録が出たー!」

「・・・」

俺の感想とともにクラスメイトもそれぞれの感想を口に出していた。1人を除いては

「ん?爆轟君どうしたどこか調子でも・・・」

「デクーー!!」

爆轟はそういうと緑谷に向かい勢いよく突っ込んでいった。まぁ相澤先生がいるから大丈夫だろと思っていると予想通炭素繊維で出来た帯のようなもので拘束していた。すると相澤先生は爆轟を睨みつけ、

「何度も能力使わせるな。俺はドライアイなんだよ!」

そう言った。多分ここにいる全員が思っているだろうが・・・個性強いのに勿体ねぇ!

しばらくすると相澤先生は爆轟の拘束をとき順位の発表に移った。トータル最下位は除籍だったな。大丈夫だとは思うが、果たして・・・

「あ、ちなみに除籍勧告は嘘だから。君達の実力を引き出すための合理的虚偽。」

・・・何てこったい、あれー?何かあの時は本気で言ってるように思えたんだが、気のせいか?隣でいた眼鏡君も同じ様ように思っていたらしく、ポニーテールさんは嘘だと気付いていたようだ。ふむ、俺もまだまだだな。

「・・・そう言えば武藤。お前個性一度も使わなかったよな?何故だ?」

俺がそう考えていると相澤先生が気がついたかのようにそう聞いてきた。するとクラスメイトメイトが驚いたような、何か探るような目で見てきた。いや、理由特にないから。

「まぁ深い理由は無いですが。強いて挙げれば、このテストじゃあ、あまり俺の個性が役に立たないからですかね。」

個性はあるにはあるがここじゃあね。本当に限られたことにしか使えない個性だから。万能に使えるポニーテールさんの個性とか羨ましいよ。

「・・・今回は記録的にいいが、個性は使わなければ伸びないぞ。使える時はどんどん使え。」

「了解です。」

俺がそう言うと相澤先生は去っていった。てか何で個性使ってないの分かったんだ?まさか俺にも競技中消滅かけてたとか・・・まさかな。

「お前!個性使ってなかったってマジか!?」

結構でかい声でいつの間にか横にいた赤髪ツンツン君にそう言われた。

「あーまぁ使ってないと言うよりは使えなかっただけだ。」

「つまり使ってなかったんだろ!なのにあの記録ってお前すげぇ男らしいぜ!あ、俺は切島鋭児郎て言うんだよろしくな!」

「お、おう。ありがとう。俺は武藤舞也よろしくな。」

何だか勢いのあるやつだ。だが不思議と本音で言っているのが分かるので、いい奴だということはすぐ分かった。

その後軽く切島や緑也達と今日のことについてはなすと皆と一緒に教室に戻り初日が終了した。

———————————————————

そして次の日

午前中はどこの学校にでもある普通の授業を受け昼食の時間となった。昼食はプロヒーローが作る料理を食べたが、特に白米が美味しかった。そして午後・・・

「わーたーしーがー普通にドアから来た‼︎」

「オールマイトだすげぇ‼︎」「銀時代のコスチュームだ!」「画風が違いすぎて鳥肌がっ!」

みんなオールマイトが来て盛り上がっていた。凄いのは知っていたがあまりヒーロについて知らないから周りの盛り上りについていけない。まぁ見てわかる筋肉と圧が凄いし、もし立ち会っても十中八九負けるのは目に見えてるからな。

「君オールマイト来て嬉しく無いの?」

俺がそう考えていると隣にいたピンクちゃんがそう言ってきた。

「あー嬉しいけどみんなほどじゃ無いのかな?」

「へぇーそうなんだ、私はめちゃくちゃ嬉しいいよ!」

そういうととても嬉しそうな笑顔を見せた。その笑顔を見ると何処か幼さがある可愛らしい子なので少し返答に詰まりそうになったが何とかなった。よし、葉隠さんと麗日さんで耐性がついてきたぞ!

「それじゃあ早速だが今日はコレ!戦闘訓練!」

Battleと書かれたプレートを見せながら俺たちにそう言った。いきなりとはな。

「それに伴ってこれ!入学前に送ってもらった個性届けと要望をあつらえた・・・コスチュームだ!」

「「「おおお」」」

これには俺も思わず声が出てしまった。何せヒーロー=コスチュームと言えるくらいコスチュームはヒーローを象徴するものだからだ。まぁ俺はそこまで特殊な要望はしていないが。

「着替えたら順次グランンドβに集まるんだ‼︎」

「「「はい‼︎」」」

そういうとオールマイトは教室を出ていった。さてと着替えますか。

シュルッグッ!、スッグッグ、スットントン。・・・よし。

「格好から入るってのは大切なことだぜ少年少女‼︎自覚するのさ‼︎今日から自分は・・・」

かつんっ、かつんっと歩きながらグラウンドの出口に向かう。

「ヒーローなんだと‼︎」

出口を出るとふっと視界がひらけた。そこにはオールマイトがおり、いつもの笑顔のまま言った。

「さぁ‼︎始めようか有精卵共‼︎」

 

 




ご覧いただきありがとうございます!今回は少し短めになりました。まぁ主人公が個性使わないんで長く書いてもなぁーという感じです。次回の授業ではコスチューム紹介とついに個性使わせたいと考えているのでお楽しみにしていてください!
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