いちゃいちゃ大好き提督日常   作:ぶちぶち

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峠を越えたので、再び物語らせてもらいます。
自分でもびっくりする位に技量が落ちていますが、色々と、人生において素晴らしいモノをいただけたので、愛情とか、それに恥じない自分でいようと思います。

とまあ、そんな前提は抜きにして。楽しんでもらえるとありがたいです。
改めてよろしくお願いいたします。


素直な甘えの裏側です

 提督さんが張り切ってお料理をして、暖かいごはんを用意してくれたっぽい。

 湯気がでてる焼きたてのお魚。豆腐のお味噌汁にほかほかのごはん。全部全部、とっても素敵で最高の料理っぽい。提督さんの深い愛情を感じるの。

「このお魚、とっても美味しいっぽ~い!!」

 

 ぱさぱさしてないっぽい。しっとりとしてる。幸せ~!

 提督さんをちらりと見ると――白露にも似た、切なげで愛おしそうに見守る人の笑み。ああ。夕立を愛してくれてるの。嬉しい。嬉しいなあ。ふっふっふ。

 

「ふっふ~、すっごい美味しいっぽい」

 不思議な位、提督さんは料理が上手ね。おにぎりを頬張ると、甘さと暖かさで胸がいっぱいになるっぽい。とっても素敵な料理なの。

 

「おにぎりも絶妙っぽい! 提督さんって料理が上手っぽい」

「夕立は作らないのか?」

 やったこともないけど、出来そうもないっぽい。絶対、変な形になったりすると思うの。

 

「経験がないっぽい。白露とかは上手っぽい」

「料理でも一番だと言いたがりそうだな」

 白露と触れ合って、提督さんはかなり元気になったっぽい。夕立も役立ててるかな? 甘えるしか出来てないや。ん~難しいのはだめっぽい。

 

 素直な私でいよう。きっと提督さんも望んでくれてるっぽい。

「ふふっ。白露らしいっぽい。下の子達の笑顔が好きな、頑張り屋さんね」

「夕立はそうじゃないのか?」

 

「皆は好き。けど、夕立はそういうのが苦手っぽい」

 あんまり複雑なのは出来ないの。皆笑顔がステキね。その為なら、夕立はどこまでも強くなれる。…提督さんといっしょになんてまだ言わないっぽい。

 

 艦娘としての私を認めてくれたから、もっと強くなりたい。なるんだ。

「ただ自然体で皆を愛しているのだな」

「難しいのは分からないっぽい」

 

「うむ」

 優しい微笑みはお父さんみたいで、えへへ。提督さんはとっても格好良いっぽい。…ぽいは失礼? 分からないけど。夕立らしいって笑ってくれるっぽい。

「ごちそうさまでした~」「お粗末様でした」

 

 おいしいご飯で幸せいっぱい。暖かい時間が流れてるっぽい。

「提督さん、色々と聞きたいことがあるの」

「ふむ?」

「えっとね。ぐわ~っとして、わ~ってなったんだけど」

 

 夕立が纏ってた力が、ぐにゃんと動いたっぽい。偶然砲撃を固い所で受けた事はあったけど、あれは意識的にやってたの。

 難しいのは大変だけど。皆にも教えてほしいっぽい。

 

「伝えたい気持ちは分かるのだが、とても抽象的な言葉だな」

「えへへ」

 愛おしそうな目に照れるっぽい。提督さんの優しさは、胸を暖めてくれるっぽい。

 

「然程面白い話ではない…出来なければ死ぬから、出来るようになっただけさ」

 仄かに残ってる繋がりから感じる、とっても大きな悲しみの声。

 …うん。夕立が気付いてるって知ったら、提督さんは困るっぽい。素直に言いましょう。

 

「とってもすごいっぽい。どうして、普段から出撃しないの?」

 なんて残酷な言葉。言ってて泣きそうな位恥ずかしい。

 こんなに追い詰められている人の…その言葉も最低っぽい。頑張ってる人を見て、哀れむなんて最低よ。

 

「攻略すべき海域もないからな。かといって、普段から俺が指揮を執っていると」

 一回言葉が止まった。弱さを見せたくないっぽい。ちょっと寂しいな。でもでも! 夕立は素直に甘えるっぽい。そうすれば提督さんも笑ってくれる…よね?

 

「柔軟な対応力のない艦娘が出来上がるかもしれない」

 難しい言葉ね。う~ん。提督さんに頼り切りは駄目っぽい。

「まあ、枷を外し育てる力こそ本質なのだと。思ってはいるのだがね」

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