「ふふふ。義兄っていうやつね!」
「お兄さんなのです!」
パパも良いがアニキ扱いも良い。電はお兄様、雷はお兄ちゃん。
皆違って皆良いと思います。響なら。
『兄さん、なんて』
ふふふ。表情は変えないけど、仄かに頬を染めた姿が思い浮かぶ。うっ、ふう。落ち着け。出してない。唐突すぎる。
そういえば響のパンツを見た日…言葉にすると相当やばいが。彼女のパンツを見た日に、そんな話もしたか。
やはり俺には年下に兄と呼ばせて、悦に浸る趣味があるのだ。でも嫌なわけがない。
ふふふ。妹萌え。むしろ燃え。でも鳳翔さんは母枠かつ人妻枠。しょうがないね。雰囲気が熟成されている。
そうして龍驤はお袋枠。よく分からんね。
俺にとっての姉は、白露や阿武隈か。白露はともかく、阿武姉とは会えていない。
そろそろアイツとも会えそうで、それはきっと、本当に戦場の終わりを意味する時で。
「そうなるかは分からんがね」
心なんてどうなるかは分からない。
深く、強く想い合っている自覚こそあるも、そこに性愛や情愛があるかも分からない。
少なくとも俺は響で強く勃起するし、すんごく勃起するし、なんなら響という字を見ただけで勃起するがね。
「ただ、そうだな。いつまでも相棒のままでもいられんか」
「ワイルドすぎるのです」
「女の子との向き合い方には、ちょっと重すぎるわ」
そうだ。その呼び方には戦場の臭いが残っている。ならば俺は、響とどうなりたいのだろう?
なあんて。考える必要もない。
俺は艦娘が好きだ。その魅力だけが俺の全てだった。
そうやって戦い抜いた来た俺の隣には、いつだって彼女がいたんだ。
響。透明な、透き通るような美少女。雪や、或いは鋼を思わせる美しい少女が、いつだって俺を支えてくれていた。
もう迷う必要もない。ハーレムとか性に合わんし。いや、ハーレムも好きだけどね! 男の夢だよね!!
ぺちゃぱいとでかぱい。両方を愛せてこそ、一人前の男だろうよ。…と、ふざけていないと怖くて泣きそうだ。
だって、響はどうなりたいのか分からない。
相棒の距離感が好きだから、心が揺れている可能性だってあるじゃないか。俺を傷つけまいと、嘘を言う優しさがあるんだ。
昔はラブコメ漫画なんぞを見て、相思相愛なのにくっつかない二人に苛々していた。だけど、似たような感じになって初めて分かる。
本当に、真剣に思っているからこそ、怖いんだ。一歩踏み出せないんだ。ふふふ。ラブコメの主人公にしては、俺の容姿や中身は優れていないがね。
褒められるのは提督の能力位である。それもスケベありきである。