良いだろう。構わない。いや、むしろ歓迎するさ! 大歓迎さ!!
恋とかそういうのを通り越して、大切な相棒だ。彼が望むなら応えたい。
外面は怜悧に研ぎ澄まされているくせに、お酒とか疲れが出ると、子犬みたいに愛らしくなる創。ふにゃふにゃと緩む人。
長年の付き合い。過ごしてきた時の密度。皆との思い出がある。大切な時間を共有してきたんだ。
そんな彼の瞳が、私の下着を見たがっている。
興奮してきた。
落ち着け。落ち着くんだ。まだ慌てるような時間じゃない。
ほら、こんなにも良い朝だ。あいさつをしよう。
「おはよう。良い朝だね」
「ああ」
良い! この一言にこめられた想い。そうして、言い終わった後の思い!!
どうしてもっと明るく返せなかったのか。とか。好き。とか。私も好きだよ!! 口べたなのはお揃いじゃないか!!
胸にあったかいのが溢れてる。ほんともう。ずるい。
とける。とけるよコレは。しょうがない。しょうがないんだ。
「今日もよろしく頼むよ。司令官」
永遠によろしくお願いしたい。朝の始まりから、夜の終わりまでよろしくしたい。
いっしょにお風呂に入りたい。食べさせ合いたい。もちろんね。就寝もね。
駄目かな。駄目だよね。分かってる。私の体がもたない。嬉し恥ずかしで死んでしまう。かつての仲間達にもうしわけない。
他の五人だったらなあ。もっと上手く接するんだろうね。
ちょっと自己嫌悪。口べたな我が身が憎い。
「こちらこそ」
ふむ。つまりはケッコンだ。そういう事だろう?
おっと、待て待て。正気に戻らないといけない。
今日を始めよう。いつもより甘くて、とても興奮する今日を始めるんだ。
挨拶を終えて、業務が始まる。
それはどうでも良い。前線の負担に比べれば、笑ってしまうほど楽だ。慣れもある。創が優秀すぎて、私の仕事が少ないのもある。
おかげで頭を使っていられる。
どうやって、パンツを見せれば良い?
はあ、はあ。興奮してきた。やばい。シミは見せたくない。
でもそれはそれで良い。良いんだ。最高だ。
『響、見られて興奮しているのか?』
良い!! ま、待て。待て待て。暴走している。龍驤さんの胸を思い出せ。――虚無。…本人に聞かれたら殴られそうだ。でもあの人、割と持ちネタにしているよね。
落ち着いた。さあて、どうすれば良い?
『司令官。下着を見てくれ』変態だ。
『つまらないものですが』変態だ。
『我が主足りうる親愛なる同胞よ。我が下衣を見よ』変態だ。
冷静に考えれば、パンツを見せるのはとても難しいのでは? どうする。