などと格好つけたが! 悪戯したくなったのでします!!
しょうがないね。時雨が可愛すぎるからね。…絶対泣かない系統にしよう。
白露も怖い。何より彼女がガチ泣きをしたら、俺の心が折れるに決まっている。
ついでに、時雨の想いを聞いた響がいたなら。
『…冗談で許される区別もつかないのか? 発情した猿が。君はもう相棒じゃない』
あああああ!! お、落ち着け。想像で傷つくな。落ち着く為に考えたのに、想像の響に殺される所だった。
あいつ、表面は冷静な感じなくせして、滅茶苦茶仲間思いだからな。他の艦娘達も仲間好きが多いけど、かなり情の厚い子なのである。
さて。
それを踏まえて、どんな悪戯をし・よ・う・か・な?
ぐふふ。父性とは何だったのか。くそ変態野郎である。でもしょうがない。
無防備に体を預ける彼女が、可愛すぎるのが仕方ない!!
そっと、起こさないように時雨を横にした。ソファーに寝かしつける形。
「すう、すう」
仰向けのまま。彼女は穏やかに寝息を立てている。気のせいでなければ、抱擁を解いたから若干寂しそうだ。萌える。
まずは…って。寒そうだな。今日も良い天気だけど。まだ夏には早すぎる。
寝室に向かう。新品のかけ布団を取り出した。薄手の生地なので、寝苦しくもないと思う。
これも起こさないように気をつけて、彼女にかぶせた。
「ぅ、っ、しら、つゆ…? ありがと…」
朧にお礼を言って、深く眠り込んでいった。
むにゃむにゃと緩んだ表情。嬉しそうに見える。良かった良かった。
それにしても柔らかそうなほっぺだ。つついてみる。
「おおっ」
思わず声が漏れた。とっても柔らかい。肌がすべすべだ。
子供の肌だなあ。うんうん。今度は両頬をつまんでみた。
「うみゅ…? ゆうだち?」
めっちゃ柔らかい。引っ張ればどこまでものびそう。起きたら不味いので。
「寝てて良いぞ」
穏やかに言ってみた。
「提督…なら、だいじょぶだ…」
仄かによだれを垂らしながら、ぐっすりすやすやと眠っていった。ちょう可愛い。
もうちょっと。
眉毛を撫でてみる。細い眉はくすぐったく。どこか微笑ましい手触り。
そのまま額に手を置いた。すべすべ。女の子だなあ。
しっかし本気で起きないな。このままエスカレートすると。ううん。
…うん。罪悪感が酷い。想像しただけで胸が痛む。
なんかこう。俺って変態だなあ。みたいな感じ。ちょっとないわあ。
これを背徳に楽しめれば一流なのだろうが、俺は二流で良い。
普通に頭を撫でる。むしろ、これも贅沢であった。
「ふふ」
夢見が良いのか。時雨が楽しそうに微笑んでいた。よしよし。
愛らしくも守りたい存在を、強く感じる事が出来たんだ。今日も良い一日だった。