零崎誠side
修行が終わり俺は今天狼島から天界に向かっている。
ミカエルから連絡があり依頼を頼みたいとのことだった。
詳しいことはこれから聞くが、どうやら聖剣のことについてのことだった。
聖剣か...。いい思い出がないな。
っとついたな。ミカエルがいる。
「すいません。わざわざお越しいただいて。」
「構わないよ。ちょうど天狼島にいたしな。で、依頼のことだが、詳細を聞こうか。」
「はい。先日、聖剣が奪われました。その奪還の手助けをお願いしたいんです。」
「そちらが派遣した部隊は?」
「聖剣使いが二人です。名前は紫藤イリナとゼノヴィアです。
所持している聖剣は『破壊の聖剣』と『擬態の聖剣』です。」
「聖剣を奪った相手は?」
「堕天使組織『神の子を見張る者』の幹部コカビエルです。」
「...まず、聖剣を奪った相手に聖剣使いを差し向けるなんて鴨がネギしょってやってくるようなもんだ。
あとコカビエル相手にそんな戦力で行くのも愚行だな。お前、俺にコカビエルの処理させる気だったろ。」
「う....すいません。ですがこちらも割ける戦力がないんですよ。」
「言い訳はいい。で?その二人は今どこにいるんだ?」
「彼女たちはもう駒王町に向かっています。」
「って首謀者は駒王町にいるんかい!わかった。報酬はいつものように地獄蝶に渡せ。」
「よろしくお願いします。」
全くまた面倒事かよ。
エルザside
先ほどミカエル様から連絡を頂き聖剣奪還の依頼が入った。
ふぅ。聖剣か。マコトさんから聞いてたけど『聖剣計画』なんてことまでして人間は
よっぽど力に貪欲らしい。
「ただいま~。」
「あっ、帰ってきた!!」
子供達の一人が言う。
「マコト兄ちゃんお帰りなさい!」
「おう。ただいま。」
「お帰りなさい。修行はどうでしたか?」
「ああ、死ぬかと思った。トラウマにはならなかったからいいが。」
「ところでミカエル様から依頼が来てましたけど。」
「帰りついでに天界に寄ったから知ってる。二日後には駒王町に着くらしいからリアス先輩にって...、あれ先輩は?アーシアもいないな。」
「リアスさんたちは今シトリー家の次期当主のソーナ・シトリーさんと眷属の顔合わせらしいです。」
「そうか。じゃあ依頼の件もあるから行ってくるわ。」
「リアスさん達が帰ってきてからでもいいのでは?」
「いや、ソーナにも伝えなきゃいけないことだ。だからちょうどいい。」
「そうですか。じゃ、いってらっしゃい。」
「ああ。行ってきます。」
そしてマコトさんは部室へ転移していった。
零崎誠side
旧校舎オカルト研究部前に着いた。うん、まだいるな。見知らない気配があるが、眷属の紹介って言ってたからな。
コンコン!
「リアス先輩、入るぞ。」
部室に入るとそこにはリアス部長たち、そしてシトリー眷属がいた。
「よっ!ソーナ会長。」
「婚約パーティー以来ですね。零崎君。」
すると
「おいおい!気安く会長に話かけてんじゃねぇよ!つぅかなんで人間がここにいるんだ!!」
こいつは確か生徒会書記の二年の...
「匙元志郎だったか?」
「匙、彼はこちらの事情は知っているから問題ありません。」
「悪魔になりたてのお前よりかは詳しいぞ。」
「なんだと!!」
「匙!あなたは私に恥をかかせる気ですか?それにあなたでは彼には勝てません。
フェニックスの三男を倒したのは彼なのですから。」
「なっ!?ライザーを倒したのはゼロってやつなんでしょ!?こいつは....」
「そのゼロが俺なんだよ。威圧的になってるけど相手との実力差がわからないのに
その行動は自殺行為だ。」
「くっ「匙。」...悪かったな。」
匙は握手を求めてきた。
「いや。別に気にしてない。」
すると匙は手に力を込めてきた。
「(人間が悪魔に勝てるわけないだろ!)」
はぁ。まったく。
「...もういいか?お前の行動一つ一つがソーナの価値に関わってる。そんな虚仮威しはやめたほうがいい。」
すると匙は苦虫を潰したような表情をしていた。
「そんなことより、ソーナ会長、リアス先輩。教会のエクソシストが二人この街に来る。」
「なぜあなたがそんなことを知ってるんですか?」
「ミカエルからの依頼でそいつらの手伝いをすることになったんだ。」
「この街で何をするの?」
「俺の一存で言うことはできないから、その二人が来てから言うかどうか決める。
俺が事前に伝えたのはこの街を管理下に置いているあんたらとその二人を会わせて交渉をしてもらうためだ。」
「おい!お前は俺たちの味方じゃねえのかよ!」
「依頼をする上で必要なのは信頼関係だ。例え交流が深いとは言え贔屓をして、
情報をながす訳には行かない。」
「分かりました。ではその二人はいつ来るのですか?」
「ミカエルはあと二日でつくと言っていた。あと木場。」
「なんだい?」
「隠しても意味ないから最初に言っておく。今回の依頼には『聖剣』が関係している。」
「「「!!!」」」
木場の雰囲気が変わった。
はぁ。今回も面倒になりそうだ。
二日後の放課後俺はミカエルから連絡を受け教会のエクソシストを迎えに来ていた。
おっ来たな。って目立つぞあんなローブできやがって。
「あなたが零崎誠か。ゼノヴィアという。よろしく。」
「紫藤イリナです。よろしくお願いします。」
「零崎誠だ。早速で悪いがここの管轄の悪魔にあってもらう。今回の詳細はお前達の判断で話せ。無断でお前らが領地内に入ったら即戦闘だ。」
「そうなっても問題ないんだが...」
「好戦的だなお前。頼むから変な挑発しないでくれよ。」
「大丈夫です。私がいますから。」
「ああ頼むわ。じゃ行こうか。」
俺は二人を連れてオカ研に向かった。
コンコン!
「リアス先輩。つれてきたぞ。」
すると中から
「どうぞ。」
「入るぞ。」
中にはソファーにリアス先輩その後ろにグレモリー眷属がいる。
警戒心がすごいな。まっ、聖剣の波動も感じてるだろうから当然か。
木場のは警戒心じゃなくて殺気だな。
先に話を切り出したのはイリナだった。
「先日、ヴァチカン、正教会側、プロテスタント側のエクスカリバーが奪われました。」
「今私達の持っているエクスカリバーを合わせてこちらには二本です。」
残り一本は行方不明だからな。
「これが私の聖剣『破壊の聖剣』だ。」
「そしてこれが私の聖剣『擬態の聖剣』。能力は名前の通り形を自在に変えられるんだから。」
能力まで言いやがった。こいつ遠まわしに自分たちが強いって言ってやがる。
刺激しないでくれ。
「ここからは俺が説明させてもらう。お前たちだと余計なこと言うからな。」
俺はリアス先輩たちに諸々の事情を話した。
聖剣を奪ったのがコカビエルであること。奴がここに潜伏していること。
でこの街での行動を許可して欲しいと頼んだ。その間互いに不干渉という条件で。
「よし話は終わりだ。帰るぞ二人共。」
で帰ろうとしたら、ゼノヴィアが
「もしかして『魔女』のアーシア・アルジェントか?まさかこんなところで会うとわな。」
「あの元『聖女』さん?まさか悪魔になってたなんてね。」
「まだ我らの神を信じているのか?」
「何言ってるのよゼノヴィア悪魔になった彼女が主を信仰しているわけないじゃない。」
「...捨てきれないだけです。今まで信じてきたものですから。」
「なら私に斬られるといい。今なら神のもとに断罪しよう。罪深くとも我らの神なら救いの手を差し伸べてくれるだろう。」
はぁ。挑発するなってのに。
「おいお前ら。喧嘩売りに来たんじゃないんだろう。余計なことしてないでさっさと帰るぞ。」
「ちょっと待ってくれないか?仲間を馬鹿にされて黙ってられないな。」
木場まで挑発しやがって、全く。
「お前らいい加減にしろ!!」
俺はゼノヴィアと木場に拳骨を張った。
「~~~~~。何するんだ。」
「お前はさっさと話にケリつけようって考えはないのか!おい、イリナ!ゼノヴィア連れてこの住所の家にいけ。
そこがお前らの宿だ。さっさと行け!」
「は、はい!」
イリナはゼノヴィアを連れて人間界の俺の家へ行った。
「どういうつもりだい?マコトくん。」
「つもりもなにもお前の目は憎しみしかない目だ。アーシアのための怒りじゃない。」
「...!!」
「それに無駄死にさせるわけにもいかないしな。」
「僕では勝てないと言うつもりかい?」
「ただでさえ二対一と不利なのに今のお前は冷静じゃない。それにたとえ冷静でもお前とあいつらの自力だと
お前の方が弱い。」
「それでも僕は復讐を果たさなきゃならない。」
「それは誰のためだ?まさか死んでいった同志のためか?」
「っ!!知っていたのか。」
「ああ『聖剣計画』のことも全部な。でおまえの復讐はだれのためのものだ?」
「決まってる!同志たちの無念を晴らすためだ!!教会のせいで死んでいった仲間達のために僕は死んでも...」
「下らねえな。」
「なんだと...もう一度言ってみろ...」
「くだらないと言ったんだ。」
「貴様ァ!!!!」
木場が俺の胸ぐらを掴む。
「君に何がわかる!同志たちを救えなかった僕の無念が!自分だけのうのうと生きているこの罪悪感が!君に分かるのか!!」
「わからねぇし、分かりたくもねぇそんな自己犠牲の考え方なんかな。それにな....」
メキメキッ!
木場の腕を掴む。
「同志たちの為?復讐?死んでもだと?.....あ?逃げてんじゃねえぞコラ。」
俺は殺気を放ちながら言う。
「自分が死んでも復讐を果たすだあ?ふざけんじゃねぇ!そんなのお前が楽になりたいだけじゃねえか!さっさと死んでらくになりたいってか。
そこに生きる手段があるんならな、血反吐はこうが、泥水すすろうが精一杯生きやがれ!!!
あと...『死ににいく理由に他人を使うなよ』。」
「ッ!!!」
俺は木場を引き剥がす。
「祐斗どこに行くの!?」
「すいません部長。でも僕は...」
「祐斗!!」
はぁ。どうなることやら。
感想お待ちしてます。