ハイスクールD×D 護りたいもの   作:くまくま

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久しぶりの投稿です。では、いってみよう!


第三話 復讐と意志

零崎誠side

俺はゼノヴィアとイリナがいる家についた。

「帰ってきたか。」

「お帰りなさい。零崎さん。」

「全く。お前らが余計な挑発したおかげでややこしくなったじゃねえか。」

「そんなことより。我々の目的は聞いての通り聖剣の奪還だ。相手はコカビエル

この悪条件で任務を遂行しなければならない。」

「まぁミカエルにも言ったが無謀の一言だな。お前らの信仰心を貶すわけじゃないが、勝算がなさすぎる。」

「それでも私達はそれを覚悟してこの街に来ました。」

「はぁ、お前らはもう少し自分の命を....ん?」

この気配は....

ピーンポーン!

「お前らはここに居ろ。俺が出る。」

「はいよっ。」

ガチャッ。

「なんだ塔城。まぁこのタイミングだと木場のことか?」

「....はい。一緒に祐斗先輩を探すの手伝ってくれませんか?」

「わかった。...言っとくがこれは依頼の範疇だ。勘違いするなよ。」

「はい。」

木場の魔力を探す。

「.......いた。!魔力が二つ...それにこの気配は...早く行くぞ。面倒になってやがる。」

「はい。」

木場side

「......」

僕は何をやっているんだろう。主である部長を困らせて、マコトくんに八つ当たりまでしてしまった。

でも僕は冷静になれなかった。僕の存在を否定されているかのようだったから....。

でもマコトくんのあの目...。あれは復讐を知っている目だ。しかもかなりどす黒かった。

そんなことを考えていると、雨が降ってきた。だが足元を見ると明らかに雨の色ではない液体が流れてきた。

「!」

次の瞬間、いきなり斬撃が飛んできた。この波動はっ!

「やや!君はあの時のクソ悪魔くんではあーりませんか!」

「お前はっ!フリード!それにその剣は....」

「こいつは『閃光の聖剣』。そこの神父をぶっ殺して手に入れたんだよん!!」

「エクスカリバーは一本残らず破壊する!!」

「やれるもんならやっみろってんだ!クソ悪魔が!!」

「はああ!!」

キン!キン!バキン!

「なっ!速い!騎士のスピードを使っている僕よりもっ!」

「なーに寝言言ってんだ!!この聖剣は斬撃の速度を上げる聖剣だ!!クソ悪魔のスピードに負ける分けねえだろ!」

「くっ!」

「さーてさてさてっ!これでさくっと死ねよっ!クソ悪魔!」

くそっ!

ガッ!!

「あ”?」

「全く面倒だ。いちいち俺の仕事を増やすな....。」

零崎誠side

全く俺の仕事を増やしてくれてんじゃねえよ。木場のやつ帰ったら説教だな。

ん?おいおい木場のやつ焦って体の動きが硬いなあれだと殺されるな。

「搭城。掴まれ。」

「どうしたんですか?」

「走っていくと間に合わん。瞬間移動をする。」

「わかりました。」

で、木場と白髪野郎の間に入り白刃どりをしているわけだが。

「全く面倒だ。いちいち俺の仕事を増やすな....。」

「マコトくん!」

「おい木場。今のお前じゃ聖剣に勝てないって言った理由わかったか?お前は聖剣にしか目が行ってない。いくら聖剣が脅威だと言ってもそれも使い手しだい。

そんなことにも気づけないやつに勝ちは来ない。」

「くっ!」

はぁ、納得してないって顔だな。

「お前はあの時の変な炎で殴ってきやがったくそ人間じゃねえか!」

「おい白髪。お前はコカビエルとつながっているな。」

「企業秘密だ!」

「答えたようなもんだ。」

「殺す!」

「おいおいまだ質問は残ってんだぜ?お前は元々の聖剣適合者じゃねえな。なのになんで聖剣が使える?」

「それについては俺が答えてやろう。」

いきなり光の槍が投げられた。

「ずいぶんなご挨拶じゃないか。コカビエル。」

「ふんっ!下等な人間相手には十分だ。」

「そーかよ。ならこっちも無礼講でいいな?単刀直入に聞くぞ。今回はバルパー・ガリレイは関わっているか?」

「ああそもそも今回の計画を持ちかけてきたのはあいつだ。さすが『聖剣計画』の首謀者なだけはある。」

「「!!!!!!!」」

あ~あ。木場のやつ殺気立ってるよ。頼むから面倒事は...「呼んだかねコカビエル?」...おい。

「バルパー」

「貴様がっ!」

「なんだ貴様は?」

「僕は聖剣計画の生き残りだ!貴様のせいで殺されていった同志たちの仇をとらせてもらう!」

「ふん。結果に犠牲はつきものだ。」

こいつは...気づいてきたか。

「ん?」

コカビエルも気づいたか

「零崎さん!!」

「零崎誠!!」

イリナとゼノヴィアがやってきた。

「はぁ。おまえら何で来た?」

「任務を遂行するためだ。」

「ええ!コカビエル覚悟!」

あのバカ!

「よせ!イリナ!」

「聖剣使いか。だが俺と戦おうなどとは千年早いわ!」

コカビエルは光の剣でイリナを一閃しエクスカリバーを奪った。

「きゃぁっ!!」

「よっと。死んでないな。はぁ仕事が増えた。おいコカビエルお前の目的は戦争か?」

「ああもちろんだ。この地で事を起こせばサーゼクスあたりが来るのではないかと思ってな。」

「コカビエル。準備ができたぞ。長居は無用だ。フリード退くぞ。」

「アイアイサー!」

「俺たちは駒王学園で事を起こしこの街を破壊する。止めたければ来い!」

そしてコカビエルたちは転移していった。

「くそっ!逃がすかっ!」

ゼノヴィアも奴らを追いかけていった。

「塔城、木場。学園に行くぞ。早くとめないとな。」

「はい。」

「.....何も聞かないのかい?」

「聞いて俺が口出ししてもお前の問題だ。あの時俺が言ったことの意味わかるか?」

「『死ににいく理由に他人を使うな』のことかい?」

「ああ。あれはなお前が死ぬことで悲しむやつの気持ち、そしてお前自身の未来、生きることへの冒涜。これが一番重要なんだが託された思いの意味だ。」

「え?」

「木場、確かにお前は同志たちの思いを受け継ぐべきだ。だけどな、同志たちはお前に復讐を望んだのか?今となってはそれはわからない。だからなおさらお前

は生きなきゃならない。同志たちの意思を理解するためにも。彼らが生きていた証はお前が持っているんだからな。」

「マコトくん...。」

「裕斗先輩、私も先輩がいなくなるのは嫌です。」

「小猫ちゃん...。」

「湿っぽいのは後だ。今リアス先輩たちに連絡を取った。生徒会の連中が結界を張っていてくれている。あいつら学園で魔法陣を展開してやがる。行くぞ。」

「はい。」

「うん。」

俺たちは学園へと瞬間移動した。




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