零崎誠side
次の日俺は何事もなく放課後を迎えた。
すると向こうから黄色い歓声が聞こえる。
「まためんどくさいやつを使いに出しやがって。」
と俺に近づいてくる木場には聞こえないよう愚痴る。
「零崎君だよね?リアス・グレモリー先輩の使いで来たんだけど。」
「お前についていけばいいんだろ?ならさっさといこうぜ。」
そう催促する。
「わかった。僕についてきて。」
そして木場についていくと、旧校舎のある一室の前についた。
プレートを見ると「オカルト研究部」と書いていて若干引いた。
「部長、零崎君を連れて来ました。」
と言うと中から「入ってちょうだい。」と聞こえ中に入ると、中は魔方陣が書かれていていかにもな感じを醸し出していた。
辺りを見回していると、ソファーに座りお菓子を食べている白髪の女の子、塔城小猫だ。
「どうも。」
軽く会釈をされ俺は頷く。
そして次は黒髪ポニーテールの大和撫子を思わせる挨拶をされた。
「粗茶です。」
「ありがとうございます。」
社交辞令として答えたがお茶を飲む気はない。
俺がソファーに座ると正面に居るリアス先輩が話始めた。「さてと、零崎誠君私達オカルト研究部はあなたを歓迎するわ。」
「悪魔としてね。」
知ってるがな。
「前置きはいいから、本題にはいりましょうよ。悪魔、天使、堕天使の三竦みの関係は知ってますから。」
「なら単刀直入に聞くわ。あなたは何者?」
「ただの人間ですけど?」
「ただの人間が堕天使に勝てるわけないわ。それに堕天使が理由もなしにあなたを襲うわけないわ。しかも私の管轄で。」
何で味方でもないのに教えんだよ。あほか。
「理由はこいつのことですよ。神器」
俺は左手に籠手を出した。
「これは『龍の手』ね。ありふれた神器よ。」
そんな生易しいもんじゃないけどな。
「俺の素性はとりあえず話しましたよ。次は先輩がたじゃないですか?」
本当はしっているが、こう言わないとつじつまがあわない。
「そうね。ごめんない。改めて自己紹介させてもらうわ。私はオカルト研究部部長でこの子達の王のリアス・グレモリーよ。」
よく知ってるよ。特にお前の兄の方をな。
「私はオカルト研究部副部長の姫島朱乃ですわ。駒は女王です。よろしくお願いいたします。」
姫島?あぁ、あいつの娘か。
「知ってると思うけど僕は木場祐斗。駒は騎士だ。よろしく零崎君。」
こいつのことも知ってると言えば知ってるか。直接じゃないが過去のこともな。
「塔城小猫です。........駒は戦車です。」
こいつは姉と、真逆なんだな。反面教師にしてるんだろう。
「さて、零崎誠君。マコトって呼ばせてもらうわ。あなたにはオカルト研究部に入って貰うわ。」
は?いきなりなにいってんだ?入らねえよ。仕事と両立できないしな。
「やですよ。めんどくさい。」
即答してやったぜ。
「今回はなんとかできたかもしれないけどそう何度もうまくはいかないわ。しかも私の管轄で神器所有者を野放しにはできない。拒むならちからづくても入れるわよ?」
全く本当にめんどくさい。本気でやったら素性がばれかねないし。ま、今はどちらにしろ本気は出せないし。
でも嘗められるのも癪だしな。
「やれるもんならやってみろ。」
俺は左手の籠手で手刀をつくりリアスの首に突きつけた。
「俺より弱いやつに守られても邪魔なだけだから。俺に関わるな。」
俺は部屋をあとにした。
リアスside
私は零崎誠という人物を勘違いしていた。
彼はただの神器所有者だと思っていた。しかし彼に手刀を突きつけられたとき彼からでた殺気は明らかにこっちの世界に浸かっている者のそれだ。
「部長?」
私の女王である姫島朱乃に呼ばれてわれにかえる。
「大丈夫ですか?」
「え、ええ。」
彼は本当に何者なんだろうか。
零崎誠side
今俺は後悔している。
確実に疑われてるな。はぁー、もう嫌だ。
プルルルル!
電話がなる。電話にでると、
「よう、今いいか?」
「ああ。で?どうだったんだ?」
「お前の言う通り一部の部下の単独行動だわ。」
「じゃあ今後は俺の判断で対処するぞ?」
「ああ。わかった。すまんな、手間かけさせて。因みに部下の名前はレイナーレ、ドーナシーク、カラワーナ、ミッテルトだ。」
「まったくだ。じゃあな。『アザゼル』。」
「じゃあな、『ゼロ』。」
さて、どうなることやら。
兵藤一誠=零崎誠=ゼロという設定でやらせてもらってます。ご指摘があればよろしくお願いいたします。