零崎誠side
オカルト研究部での一件以来、俺は監視されていた。
学園では同じ学年である木場。放課後は追跡という形で
塔城小猫に監視されている。
不味いな。この数日は仕事の依頼がなかったから誤魔化せたがいつまでもこの現状を放っておくわけにはいかない。
「ったく、あいつらは人の言うことを聞かないのか?」
(それは相棒の自業自得だと思うが?)
と愚痴っていると頭の中に声が響く。
(なんだよドライグ?お前はどっちの味方だよ。)
今俺と会話しているのは俺の神器に宿っている赤龍帝ドライグ。オカルト研究部ではリアス先輩たちにばれたくなかったから黙っていてもらった。めんどくさいし。
(相棒があそこで無駄な威嚇なんぞしなければもっと楽に済んだと思うがな。めんどくさがる性格が災いしたな。これに懲りたら直すんだな。)
この野郎他人事だと思いやがって、めんどくさいのは
しょうがないだろう。本当のことだろが。いろいろあんだからめんどくさいのは当然だ。
そんなことを考えながら放課後を迎えた。
俺は今帰路についている。いつも通りに監視が居るがな。
はぁ。何事なく帰れるといいが。
「はわう!」
後ろから間抜けな声が聞こえた。振り返ると、シスターが転んでいた。不味い。今悪魔に監視されている中シスターとの接触は三竦みの関係から余計に疑われてしまう。しかし、シスターは周りをキョロキョロしながら困っている。
しょうがないな。深く関わらなければいいか。
(めんどくさがりのお人好し。完全に貧乏クジひいてるな相棒。)
うっせー!ここで無視するわけにいかないだろ!
「なあ。どうかしたのか?」
「あの、えっと、英語分かるんですか?」
「ああ、問題ないからどうしたのか教えてくれ。」
「この町の協会に行きたいのですが迷ってしまって。」
「わかった。ならよかったら案内しようか?」
「いいんですか?ありがとうございます!」
そして俺は彼女を協会に連れていった。
協会に着いた俺はすぐに帰ろうとした。当たり前だ。悪魔に監視されているんだからよ。
だが、シスターがお礼をしたいと言い出した。俺はそれを断った。そして彼女に名前を名乗り帰った。その時初めて彼女がアーシア・アルジェントだとわかった。
そうか.........あの子が元「聖女」か。
リアス・グレモリーside
私リアス・グレモリーは零崎誠を監視することにした。
彼には関わるなと言われたが、あんな殺気を出す人物を
野放しにはできない。
そして放課後に小猫に監視させていると思わぬ連絡がきた。
「部長。零崎先輩がシスターと接触しました。初対面のようですが、協会に行くようです。」
何ですって!?彼は三竦みの関係は知ってるはず。やっぱり彼は要注意だ。
「そのまま監視を続けて頂戴。だけど警戒は最大にしていて。」
「はい。」
知ろうとすればするほどわからなくなる。彼は何者なんだろうか?