『愛』と『平和』の為に 〜Love&Peace~   作:とある世界のハンター

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長くなりそうだったので途中で切りました
あと何話かかるんだろうな(遠い目)
あ、昨日Vシネ観てきました。それだけです( ˇωˇ )
今後のプロットが少し展開が楽になりましたという裏話を...あとみーたん可愛かったです。はい




第10話 ここで登場。ピンチヒッター

 

 

 

 

 

 

「散らして殺す...か。言っちゃ悪いがアンタら、どうみても個性を持て余した輩以上には見えねぇよ。」

 

 (ヴィラン)を凍らせる轟、そしてドリルクラッシャーのガンモードに冷蔵庫フルボトルを挿し込んで同じく凍らせる希桜音は、(ヴィラン)から情報を搾取することにした。

 (ヴィラン)達は情けない声を出して、冷たさや痛みを訴える。しかし轟は全くの無視で、一番弱そうな(ヴィラン)へと近づいた。

 

「数で圧倒...て訳じゃなさそうだね。」

 

 轟の冷静さに感化されて、希桜音も冷静に銃弾を当て、蹴り、殴り、最終的に凍らせて身動きを封じていく。万丈はその間ずっと希桜音を褒めていた。

 

「...なぁあんたら。このままだと、ジワジワと体が壊死していく訳なんだが。」

 

 轟はそう口を開いた。(ヴィラン)は涙目になって、助けを乞おうとしている。

 

 ━━━━━━━━それでも(ヴィラン)なのか...?

 

「俺達もヒーロー志望。そんな酷でぇことはなるべく避けたい。」

 

 轟はその(ヴィラン)に右手の冷気を直接当てるように顔へと近づけ、希桜音も背後から銃口を当てる。

 

「あのオールマイトを殺れるっつー根拠、策ってなんだ?」

 

 轟はその冷ややかな殺意を持って、(ヴィラン)に尋問を開始する。

 

 ━━━━━━━━こっわ...

 

 

 


 

 

 

 その頃戦兎は、いや戦兎達は目の前の(ヴィラン)に応戦していた。

 この黒い靄は、13号に吸い込まれかけた際に13号の背後にワープを出現させ、彼の背中を塵へと変えたのだ。

 飯田を追わせまいと、障子はその大きな体でワープを包み込んだが、本体は未だ動くようだった。しかし、麗日は靄の背後に見えた筒状の物を掴んでいた。

 

「これが本体かな!」

 

『良くやった麗日!そこのテープ!引っ張れ!』

 

「わーってます!」

 

 本体と思われる筒を浮かせた麗日は、瀬呂に投げ渡すように投げた。急に浮遊された黒い靄は、そのまま瀬呂のテープに捕まり、さらに砂藤にジャイアントスイングの要領で遠くへと吹っ飛ばされた。

 

 

 


 

 

 

 中央広場では、主犯格と思われる青白の男、そしてその隣にいる脳が剥き出しの大男によってイレイザーヘッドは瀕死へと追い込まれていた。

 さらに青白の男は、それを見ていた緑谷、蛙吹、峰田を殺そうと大男と共に攻撃の構えに出た。緑谷は大男に殴りかかったが掴まれ、身動きが取れない。蛙吹は持ち前の跳力で峰田を掴んで青白の男から伸ばされる手を避け、尚且つ緑谷を掴んで脱出しようとする。

 しかし、間に合わない。

 

 彼等の脳裏に浮かんだ言葉

 

 〘死〙

 

 

 しかし、それは防がれた。

 助けられた。

 青白の男は迫り来る氷に気づき、寸でのところで躱して避けた。大男は凍らされたが、腕は動く。緑谷の腕を折ろうと未だ動くが、圧倒的な力によって緑谷を放し吹き飛ばされてしまった。

 

【輝きのデストロイヤー!ゴリラモンド!yeah】

 

「危なかった...!」

 

「お前ら、先生連れて離れてろ。」

 

「轟くん!小兎謚さん!」

 

 轟と希桜音が、寸でのところで助けたのだ。

 蛙吹と峰田は相澤の元へと駆け寄り、二人がかりで出口付近へと運ぶ。

 緑谷はというと、大男に殴りかかった際に覚えた、腕を折らない感覚を忘れないうちに戦闘を行うようだった。

 

「デッカイのは任せて。見るからにパワータイプだし、鎧に身を包んでる(ライダーシステム)私のが何かと楽!」

 

「分かった。緑谷、お前は...」

 

「ボクも大男...脳無の方に行く。大丈夫、行ける気がするんだ!」

 

 何を言ってるんだと轟は言いたかったが、緑谷の表情は真剣そのもの。轟が見ている限りでは、こんな場面でなんの算段も無しに動くバカではないと分かっている。

 

「...折れたら撤退しろ、いいな?」

 

「うん!」

 

 そう言って緑谷は、希桜音と共に走り出した。

 

 

 


 

 

 

 時は少し遡り、飯田がUSJを飛び出して1分程。彼はUSJへと向かうオールマイトを見つけた。

 飯田は、今USJで起きていることを、慌てながらもしっかりと伝えた。オールマイトはそれを聞いて、校舎の教員にも伝えるように飯田に言った後全力でUSJへと駆け出す。生徒達を、後輩達を助けるために。

 しかし、それはある人物によって防がれしまった。

 

「誰だ!」

 

 飛んできた銃弾をギリギリのとこで躱したオールマイトは、木陰に潜んでいる人物に問い掛けた。

 問い掛けられた人物は、こりゃ参ったと言わんばかりに両手を上げて日に晒される位置まで出てきた。

 

『初めまして、平和の象徴殿。俺の名はスターク...と、さすがにもう知っているか。』

 

「貴様は、この前の記者暴動事件の時に現れたという...エボルト!」

 

 会議当日は非番だったため、その場にはいないが、話は聞いていた。血に染まったような色合いに、蛇を彷彿とさせる意匠。聞いていた情報と同じ姿だった。

 

 ━━━━━━━━なぜ侵入者用ブザーがなっていない...?

 

『侵入者用のブザーについて考えているのか?』

 

 ━━━━━━━━考えを読まれたっ!?

 

 底知れない闇を見せるエボルトに、オールマイトは苦い顔をしている。考えていても仕方が無い。

 

 ━━━━━━━━残り時間...15分程度か?

 

 平和の象徴オールマイト、現在の彼の活動限界は一日3時間程度だ。これは過去に巨悪と戦闘し、それの後遺症でこうなっている。

 考える事をやめた彼は、尻の穴をキュッと閉めて、足を踏ん張って前へと跳んでこう叫んだ。

 

「”DETROIT SMASH”!」

 

 ストレートパンチ。その威力は拳一つで空を揺蕩う雲を切り裂く程だった。

 エボルトはそれを避けきれずに直撃、頭部へと大ダメージを負ってしまった。さらにオールマイトの追撃は続く。腕を掴まれ、ジャイアントスイングの様にしてUSJの方面へと投げ飛ばされた。

 空中で動きが制限されたスタークを、地上から垂直跳びで背中を思い切り殴った。連続して多大なダメージに襲われるスタークは、鈍い声を出しながらなるがままにされる。

 空中で追撃を喰らったスタークは、今度は脚を掴まれ簡単に投げ飛ばされる。そして、地面を抉るようにして落ちたのだった。

 

『ふ、ふふ、ふはははは!!これだから人間は面白い!』

 

 ふらつきながら立ち上がったスタークは、トランスチームガンに懐から取り出したボトルを挿し込んでオールマイトへと向ける。

 

【フルボトル!】

 

 新たなフルボトルを挿し込んだトランスチームガンの銃口が、オールマイトへと向けられた。空中で身動きの取れないオールマイトは咄嗟に防御の構えを取った。

 トリガーが引かれ、銃撃が彼を襲った。

 

「ぐぅ...!」

 

 その銃撃は獣のように凶暴で、オールマイトの体を斬り裂くような斬裂を浴びせた。銃撃によって空中での浮遊時間を狭められた彼は地面へと転がり落ちるようにして着地した。

 

 ━━━━━━━━ビデオで観た銃弾が目にも止まらぬスピード型だとすれば、これは威力重視のパワー型!まるで獣...いやそれ以上!

 

『さすがNO.1。生身で喰らってもへっちゃらか。』

 

「それは買いかぶりすぎじゃぁないのか?」

 

 そうかもな、と言ってスタークは再度銃口をオールマイトへと向けた。しかしそこにはもう彼はいない。瞬間移動でもして見せたかのような動きで、スタークの側面へと周り込み、ラリアットで彼をさらに奥へと吹っ飛ばした。

 

 ━━━━━━━━このままUSJへと向かって、そこで(ヴィラン)達と決着をつける!それまでにコイツを倒さなければ...!

 

 

 

 

 

 

 




平和の象徴オールマイト、未知の兵器と交戦
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