『愛』と『平和』の為に 〜Love&Peace~ 作:とある世界のハンター
補足
心操チームメンバー
・心操人使
・常闇踏陰
・青山優雅
・尾白猿尾
常闇君は毎度の如く心操チームに入れられてるなぁ(遠い目)
それでは第17話、どうぞ!
話の内容を纏めると、騎馬戦での最終局面で、轟は使わないと決めたはずの
緑谷はこれを否定したが、彼の口振りから察するに、オールマイトと何かしらの繋がりはあるらしい。No.1ヒーローのオールマイトと緑谷が繋がっているのなら、No.2ヒーローのエンデヴァーの息子である轟は、尚更勝たなければいけないらしい。
轟はエンデヴァーについて語りだした。轟曰く、彼は上昇志向がとても強く、ヒーローとして破竹の勢いで名を馳せたが、それ故に生きる伝説オールマイトが目障りらしい。しかし、エンデヴァーの力ではオールマイトを超えることはできなかった。
‘個性婚’、それは自身の個性をより強化して子供に継がせるために配偶者を選んで結婚することだ。轟はそうやって作られた子供らしい。エンデヴァーの欲求を満たす為だけに。
だが、轟はそれをうっとおしいと思っていた。彼の左目の火傷の痕は、母に煮え湯を浴びせられた時のものらしい。
「...ざっと話したが、俺がお前に突っかかんのは見返すためだ。クソ親父の個性なんざなくたって、いや、使わずに一位になることで、俺はヤツを完全に否定する...!」
轟は
希桜音と爆豪はその場を後にして食堂へと向かった。
蛙吹の隣で焼肉定食を食べていた希桜音だったが、彼女らは八百万と耳郎に呼ばれる。
「用って何かしら?」
未だ口に焼肉を詰めている希桜音の代わりに、蛙吹が質問した。
「昼休憩後のレクリエーションでは、女子は皆チアガールとして応援合戦をするらしいですの。なのでコレを」
八百万はそう言って希桜音と蛙吹にチアガールの衣装を配った。耳郎はモジモジとして恥ずかしがっているが、着るしかないだろう。
A組女子に全て配り終えた八百万は、その他女子を引き連れて更衣室へと向かい、チアガール姿へと身を包むのだった。
「...で、何か言い残すことは?」
ドリルクラッシャーの銃口を向ける希桜音の顔は真っ赤に染っていた。銃口を向けられた峰田はガクブルと震えていたが、容赦はしない。
チアガール姿で応援合戦というのは全くの嘘で、実際は峰田と上鳴がクラスの女子のチアガール姿を見たいがためにさせられたこと。
「衣装まで創造してまで作って...」
膝から崩れ落ちて自分の不甲斐なさを悔やむ八百万。その純粋さが彼女の良い所なのだと、麗日は彼女を励ます。
耳のプラグで上鳴を脅していた耳郎は恥ずかしさのあまり上鳴を蹴り飛ばして葉隠の元へと駆け寄った。
「まー、本戦まで時間開くし、張り詰めててもしんどいしさ!いざ、やったろー!!」
駆け寄った耳郎を励ますつもりなのだろうが、耳郎は味方が減少したことにショックを受けて蛙吹の元へと駆け寄る。蛙吹は呆れていたが、しょうがない。
時間は止まらず、このままレクリエーションへと移行する。
「...と、その前に最終種目の組み合わせのクジ引きよ!」
「毎年見てた
早速クジ引き、の流れを遮るように尾白が手を挙げた。
「すいません、俺...辞退します」
尾白曰く、騎馬戦をしている最中の記憶はぼんやりとしか覚えていないらしい。彼の推測では、二週間前に宣戦布告してきたC組の心操の個性の影響らしい。
「チャンスの場だってのは分かってる...それを蔑ろにするのが愚かだってのも。でもさ、皆が力を出し合って争ってきた場なんだ。こんな訳のわかんないままそこに並ぶなんて、俺は出来ない...」
そんな尾白を説得しようと、幾人かの生徒が話し掛けるが尾白は意志を曲げない。これは彼のプライドの問題らしい。
「...いいんじゃない、それが尾白君のやりたいことなら」
説得の言葉を遮るように希桜音は口を開いた。
「プライドが許さないのなら、しょうがないと思うな」
「...ありがとう。あとなんで君達チアの恰好してるんだ」
泣きながらのツッコミに、女子陣は暗い雰囲気に包まれた。希桜音は主審であるミッドナイトの方を向いて棄権の有無を聞いたのだが、彼女曰く、青臭いのは好きだから良いとの事。
尾白の枠は繰り上がりで鉄哲チームのメンバーから一人参戦。鉄哲が入った。
「というわけで鉄哲が繰り上がって16名!抽選の結果、組はこうなりました!」
ミッドナイトがスクリーンを指差すと、抽選結果が表示された。
1戦目 緑谷vs心操
2戦目 轟vs瀬呂
3戦目 小兎謚vs芦戸
4戦目 八百万vs常闇
5戦目 上鳴vs青山
6戦目 飯田vs発目
7戦目 切島vs鉄哲
8戦目 爆豪vs麗日
という結果になった。
「三奈ちゃん!?」
「希っ桜音ー!」
組み合わせられた生徒達は、互いに宣戦布告や挨拶を済ませ、レクリエーションへと移動。
このレクリエーションは参加は自由らしく、対策を練るものや落ち着きたい者は不参加だった。
希桜音は他の女子クラスメイトと同じく参加したかったが、用があると言ってグラウンドを後にした。
「万丈〜ハザードレベル測って〜?」
控え室へとやってきた希桜音は、クローズドラゴンに入っている万丈を呼び起こした。
万丈はその姿のまま希桜音の腕に触れてみたが、ハザードレベルは分からないと答えた。
『あんた入試の時は分かってたでしょ』
『うっさいな!頭の中に浮かんでこねーんだよ!数字が!』
やれやれと呆れた戦兎は、クローズドラゴンを操って選手席へと移動する。希桜音は控え室に少し居座って、最終種目の為に押し入れを整理するのだった。