ショタコン疑惑のソーナさん   作:ケツアゴ

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前回の続き

イッセーが直情型でヴァーリよりドラゴンとの相性良しとのこと

今までグリゴリ所属で戦える相手に限定が 相手へのデバフ 元から強い

これでドラゴン化に必要な精神的なのが制限 テロになってライバルも出来て制限解放

上級悪魔ライザーと下級悪魔の眷属に身体的魔力的差が大きかったし、半分が強くても幼少期に栄養が不足してた半分人間の彼じゃ許容量の最大値が一応悪魔のイッセー以下でも……




降りかかるわりと自業自得な誹謗中傷

「申し訳有りませーん。当店は全面禁煙となっておりますのでぇ」

 

 ちょいと同僚の陣中見舞いに来てみれば留守。どうせ生真面目に狙われそうな場所を警戒し続けているんだろうな。あの性根が腐ったパンダもどきは呼びかけても寝てやがるのかうんともすんともいわねぇし、たまには雑な味でも食おうと思ってファミレスに来てみれば喫煙者の肩身は狭くなるばかりだ。

 

 いや、でち公やオカンら料理人達の飯は美味いけど、夜中に無性にカップ麺を食いたくなるって奴さ。ちなみに俺は蕎麦が一番好きだ。今日もマニュアルでしか接客できない姉ちゃんに案内された席で鴨南蛮を待ってたんだが、便所から戻ると信じられねぇ組み合わせが後ろの席に居やがった。

 

「欲張りミックスフライ定食、ライス大盛りで、それとハンバーグ&チキングリルプレートと海鮮カレー焼きそば!」

 

「じゃあ、私も同じ物を! あっ、待って! チョコレートパフェとクリームソーダも!」

 

「私もそれを追加してくれ」

 

 そこの居たのはルプーの奴が言っていた痴女みたいな格好のお姉ちゃん達。いや、それは構わない。飯は大切だし、体力仕事だから大食いも当たり前だ。暴食は大罪? 体力が資本だ、文句言ってやるな。

 

「……おい、少しは支払う側の事も考えろよ」

 

 問題なのは同席してるのが悪魔、それもリアスん様の眷属とソーナ様の眷属だって事だ。しかも神父服。おいおい、どこぞの王族が宴でナチスの格好して問題になったが、一応冷戦状態の相手の服だぞ、そりゃ。特に白チビ、お前はそれなりに長いってか、彼奴が裏切ったから妹のお前もって散々な目に遭ってんだろ!?

 

 幸い、後ろの席との間には少し高めの境が有るから横を通らないと俺の姿は見えない。会話を気にしつつも俺は前に座る連れのシズにハンドサインで質問を送る。一緒に来たのか、ってな。あっさり頷きやがったよ。ったく、せっかくの休日なのに厄日だぜ。……休日手当ては申請させて貰おう。

 

「博士……止めない?」

 

 俺は静かに頷いた。俺は隠れてシズに観察を任せるか? 此奴、俺が創った中で最高傑作だし即座にプレアデス入りをする実力はあるが……。

 

 尚、美少女に創ったんだが設計コンセプトやバランスの都合上、やや幼い印象なせいで少しロリコンなんじゃって悪評が立ちやがった。元カノはボインの年上だよ。……彼奴、今何やってんだか。

 

 兎に角、シズじゃ応用利かせるには経験不足だし俺が観察するっきゃねぇな。白チビも心配だしよ……。

 

 

 

 

「コカビエルもフリードも現れねぇか。ったく、何処に居るんだか」

 

「絶対にエクスカリバーを奪還もしくは破壊しないとね」

 

 ……成る程成る程。此処まで話を聞いたけど、木場少年がエクスカリバーに憎悪を抱いてるから協力しようって事か。まっ、下手に教会に恨み向けて特攻しかける方が厄介だし良いんじゃね? ……それ自体はな。

 

 

 

 

「おいおい、流石に黙っちゃいられねぇぞ。お前ら戦争肯定派の集まりか? 三竦みのバランスってのは三者が敵対してるから保たれてるってのによ。……久々だな、白チビ」

 

「……いい加減チビ呼ばわりは辞めて下さい」

 

 俺は立ち上がって声を掛ける。ちょいと訳あって疎遠になってた妹分は相変わらずの反応を見せてくれた。

 

 

 

 

 

「さて、自己紹介をしようか。俺はエクネス・ペシネン。ルーク様の兵士やってる者で……このチビの元彼だ。一緒にいるのはメイドのシズね」

 

「はぁああああああああああっ!? オッサン、ロリコンかよ!?」

 

 俺は奴らの席に座り、隣の白音……いや、今は小猫だっけか? の頭を撫でれば鬱陶しそうに振り払われる。どうも少年と教会の嬢ちゃん達は警戒しているみたいだから軽いジョークで場を和ませようとしたんだが、誰がロリコンだ、誰が。それと俺はまだ二十代だっての。

 

「……うわぁ」

 

 シズ、ドン引きですって声出すの止めてくれる? どうも一番俺を警戒してるっぽい匙って小僧が大声出したせいでヒソヒソ話が聞こえてくるしよ。

 

「……嘘です。私の……姉の恋人だった人です」

 

「え? 小猫ちゃん、お姉さん居たんだ。美人なら紹介して……」

 

 イッセーって小僧はシズに向けてたにやけ顔を更に変態チックにしてるけどさ、身内にそんな奴を紹介する奴が居るか? それに小猫の表情が曇って来たし……。

 

「はい、ストップ! なあ、俺がさっき言った言葉覚えてるかい? お前ら協力してるけどさ……悪魔と教会が手を組むとか、どれだけ堕天使を刺激するか分かってんの?」

 

 話が拙い方向に向かおうとしたので軌道修正。ったく、堕天使の幹部が侵入しても上の奴らが大々的に動かない理由を察しろっての。挑発に乗って動けば戦争に入るかもだからだろ。……今まで一般人だった少年達は兎も角、悪魔祓いの嬢ちゃんはどんな教育受けてんだ?

 

 ……いや、禄に軍資金を与えない奴らだ。あんな防御の役に立たない破廉恥な格好を強制させるエロ親爺共だし、マトモな教育で常識が身についたら困るだろうな。だって悪魔に奢って貰ってるんだぜ? 資金を盗まれるのは戦士として有り得ないし、使い込むとか絶対にないだろうからな。

 

「でも、僕はそれでも聖剣を破壊しなくちゃ……」

 

 ……思い詰めた顔だな。昔のルーク様を思い出すぜ……。

 

 

 

 

 

 

 

「ルーク! あんな無茶しちゃ駄目でしょ!」

 

 昔ってもちょっと前の事、ルーク様はある仕事を任された。ロリ婆やランスロットが居れば簡単に終わる実績作りの仕事だったんだが、一人で勝手に向かって危ない所だったんだ。

 

「……だって早く一人前になりたいんだもん」

 

 リッカ様の叱責にルーク様は涙目で答えていた。……そもそも護衛は兎も角、眷属をあの歳で持ってるのには理由がある。ヴォラクの『創造』だ。本来は複雑な物を創っても直ぐ壊れて消えるが、次期魔王候補に選ばれるルーク様は天才で、高い魔力以上に歴代で最高の創り手だった。

 

 ……まっ、要するに金のなる木って事だ。当然狙われる。……守ってばかり、守られるのが当然、そんなのは悔しいよな、男の子だもん。んで、それを聞きつけたロリ婆はファラオ集合の大宴会から帰って来るなり黙ってルーク様に手を伸ばす。そこの誰もがビンタなり拳骨なりかと思ったんだが……。

 

 

 

「お前が無茶をする必要が何処にある? もう少し自分の眷属を信じろ」

 

 そう言って頭をクシャクシャと撫でたんだ。ありゃ驚いたね。……ルーク様が無茶しなくなったのは流石つぅか、年の功って奴だね。

 

 

 

 

「別に復讐を止める気はねぇが、方法は考えろ。……見なかった事にする代わりに此奴は連れて行くぜ?」

 

「ちょっと、おい!?」

 

 俺は小猫を俵担ぎにして少年達の伝票片手に去って行く。後ろで何か騒いでるが知った事じゃねぇ。……まあ、ランスロットには伝えとくか。

 

 

 ……所で不在のセラフォルー様は何してんだろうねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……此処って最初の町から大して離れてないよね? 頭までミイラになっちゃった?」

 

「戯けが。特定の道を歩むのも魔術儀式の一環だ」

 

 さて、俺が知る由もないけど二人は岩山の前にある平たい岩がくっついた場所に来ていた。キッツイ日差しで肌が少し赤くなったセラフォルー様は不満そうだが、ロリ婆は酔っ払って醜態を晒すのは三日に一度は有っても素面なら全く無駄な事はしねぇ。……多分な。

 

「此処から先は別空間を進む。妾の守護神獣(スフィンクスアウラード)に乗って一気に進むのだ。……あっ、ファラオと無関係な貴様は太い胴に縄括り付けて引っ張るぞ」

 

「別世界を行く? 此処からって……あっ!」

 

 セラフォルーはある事に気が付き目を輝かせる。今から何をする……何を唱えて何が起きるのか気が付いたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「開けー! ゴマ!」

 

 ……ぶっちゃけベタベタだよなぁ。いや、嫌いじゃないけど。




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