雪山…
吹雪が強くなり3メートル先すら見えない中、鉄血兵達は急いで基地に戻ろうとしていた。
田中「(^p^)隊長!ケンガイデス!ツナガリマセン!」
隊長「圏外だと…救援は期待出来ないなこれは…お前ら!全速全身で急げ!」
「「「了解!!」」」
氷点下5度、流石に鉄血兵といえど長時間のいる事は出来ない、隊長は急いで基地に吹雪の中だが戻らないとやばい事は分かっていた。
そして数時間後、3分の1辺り進んだ辺りである最悪の出来事が起きていた。
「おい!あの川渡ったら基地に着くぞ!」
「そうか!行くぞ!我につづけ!」
何をトチ狂ったのか川を渡り始める鉄血兵が2人がいた。
「違ぁぁぁう!」
「駄目だ!どうしたまだまだ先だぞ!」
隊長「まずい…早くしなければ…」
氷点下を超える温度で歩き続け電脳がバグる(元からバグっているかも知れないが気のせい)という最悪の事態に直面していた。
そして川を渡りきった鉄血兵は
「や…っと…渡った…」
「カ…ラダガ…ウゴ…カ…ナイ…?」
川を渡ったと同時に体についた水が凍りつき体温が急激に下がり血液(擬似血液)が凍り機能停止していた。
それらを見ていた鉄血兵達は改めて気を引き締めて下山する事を心に決めた。
更に数時間後、昼になり配給のスープを食べようとするが凍っていたためガスコンロで温めてようとしていたが…
隊長「吹雪で火が…しかたない。
カマクラを作るぞ!急げ!」
「「「了解!」」」
田中「(^p^)了解!カレニツヅケ!」
「暖かいスープを飲もうでわないか!」
「これでも大鉄血帝国の軍人か!急げ!」
カマクラと言っても下に掘って穴を作る方が早い事が分り早く終わった。
カマクラ内…
隊長「ガスコンロさえ暖かく感じる…
お前ら!遠火で火に当たれよ!我々、鉄血人形といえどこんなに寒かったら凍傷が起きている!気をつけろ!」
「隊長、それより何か臭くありませんか?隊長?」
その鉄血兵の言う通り、何か変な匂いがした。
ガス系の匂い、カマクラと言う名の密閉空間…
その瞬間隊長は叫んだ。
隊長「まずい!急いで出ろ!火をつけるな!」
「分かりました!」
田中「(^p^)イソゲ!ソトニデロ!」
バァァァン!
隊長達の班は外に出た。その瞬間、辺り一帯に爆発音が響いた。
カマクラ内でのガスコンロのガス漏れ爆発だった。
隊長「間に合わなかったか…せめて戦場で死んで欲しかった…貴様らの事は忘れない…」
「どう言う事ですか!隊長!答えてください!」
隊長「安物のガスコンロのせいだ…安いからこれでいいと思いこの雪中行軍で使おうと注文したものだが…
このありさまだ…我々だけでも基地に戻り救助隊を作り救助するぞ」
「了解…」
田中「(^p^)ワカリマシタ」
この事件は鉄血史上最悪の遭難事件として語り継がれる事になる。
そして、隊長達の班は基地にたどり着き救助活動をした。ほとんどの鉄血兵は身体中凍っていたものの自然解凍と人形用気つけ薬で完全復活していた。