日本兵な鉄血兵達   作:oldsnake

3 / 38
色が…ついているだと…(感動)



直進!前進あるのみ!

鉄血本部…野戦訓練所…

 

「お前達!これより訓練をはじめる!」

 

「「「「了解!!」」」」

 

日本軍な鉄血兵達は訓練を開始しようとしていた。

 

「我々はハイエンドモデル様やエルダーブレイン様の手となり足となり駒となり命令は絶対に厳守しなければならない!どんな無茶な命令でもやり遂げなければならない!」

 

「そうだ!」

 

「その通りだ!」

 

「敵を殺せぇ!」

 

「鉄血万歳!」

 

「やかましいぃ!まだ話しの続きだ!!」

 

ツインテの護衛型鉄血兵は怒鳴り散らし周りの鉄血兵を黙らせる。

 

「どんな無茶な命令もやらなければならない…そこには柔軟な対応力と実力が大いに重要…そこで私はある訓練を思いついた!その名は…」

 

辺りに緊張が走る。

 

 

 

「直進行軍だぁぁ!」

 

そして鉄血兵達はざわめき出す。

 

「直進行軍?!なんだそりゃ?」

 

「違ぁぁう!実戦練習の許可を!」

 

「直進行軍って何すんだ!」

 

 

「貴様ら!黙れ!まだ話の途中だ!上官の言う事を聞けぇ!」

 

再度怒鳴り散らし周りを黙らせるツインテ

 

「直進行軍とは!方角を決めその方向に真っ直ぐ行軍をする訓練だ!家だろうが崖だろうが基地だろが構わずに真っ直ぐだ!」

 

「隊長!どうしてこのような訓練を?」

 

「よくぞ聞いてくれた…この訓練の意味はな、どんな理不尽な命令でもやり遂げなければならない…例え戦車だろうがAR小隊だろうが乗り越えなければならない…無茶な命令にも答えられるようにする訓練だ!今回は特別にハイエンドモデルのウロボロス様が方角をお決めになってくださる!」

 

すると、黒と紫のジープが突然野戦訓練所に現れ、駐車場に停めてウロボロスがでてきた。

 

「貴様らが新しい部隊か…なかなかの部隊じゃな…暇だからきたものの案外暇つぶしになりそうじゃな…方角を決めればいいじゃろ…」

 

ウロボロスは足元に落ちていた真っ直ぐな木の枝を立てて手を離した。

 

そして南西の方角にたおれた。

 

「この方角に進むんじゃな…じゃこれで…」

 

「ウロボロス様最後まで見ていてくださいませんか?」

 

ウロボロスに唐突に訓練の同行を持ちかけるツインテ

 

「はぁ?何でいなきゃいけないのじゃ」

 

「ウロボロス様が見てくださると訓練も精が出ると思うからです!ウロボロス様!」

 

ウロボロスは少し下を見ながら考えた…そして

 

「仕方ないの…見てやるとしよう」

 

ウロボロスが監督に着きいよいよ直進行軍は始まった。

 

 

5分後崖についた。

 

 

「崖か…登れ…」

 

「危険です!いつ崩れるか分からないです!」

 

「貴様!これでも鉄血兵か!登れ!」

 

「了解!」

 

鉄血兵達は登り始めた。

 

そして3分後…

 

「全員登り終わったな!」

 

鉄血兵達は疲労困憊だった。

 

「きゅ…休憩を…」

 

「水…」

バタ

「衛生兵!衛生兵!」

 

「チカレタ…」

 

「まだだ!戦場では敵は待ってくれないぞ!進め!」

 

「そうじゃな…一瞬の隙でも戦場では致命傷じゃ…休むでないぞ!」

 

ウロボロスは疲れている鉄血兵の様子が面白くて仕方なかった。

そして、鉄血兵達は疲れた足取りで南西の方角に進みはじめた。

 

10分後…

 

ぼろぼろの小屋の前に着いた。その時ウロボロスの様子が急変した。

 

「ぬ!主達!今日はここまでじゃ!疲れたであろう!妾が何か奢ってやろう!」

 

明らかに様子がおかしい。

 

「やったぁ!ウロボロス様万歳!」

 

「命の恩人です!ウロボロス様!」

 

「ありがとう!ウロボロス様!」

 

鉄血兵は奢りの言葉につられていた。ツインテ以外は…

 

「ウロボロス様……」

 

「お前さんか…何を奢ってほしいかの?」

 

ツインテは笑顔でハンマーを持ちながら言った。

 

「前進あるのみですよ」

 

目の前の小屋をに穴を開けようとするツインテ

 

「やめるのじゃ!今日はもう終わりなのじゃ!終わり!」

 

「いえ、まだ18分くらいしか経って無いじゃないですか…終われるわけ無い!」

 

そしてツインテは大きなハンマーで小屋のドアをふきとばした。

 

「シャーーー!」

 

「ワン!ワン!ガウゥゥ!」

 

「ニャャャャ!」

 

 

 

犬や猫がいた。それも沢山だ。

 

「ウロボロス様これは…」

 

ウロボロスを見ると顔が赤くなって涙目になっていた。

 

「わ……妾の威厳が…イメージが…」

 

「動物好きだったんですね、ウロボロス様…可愛い御趣味で…」

 

「可愛いくなんぞないわ!可愛いくなんぞ……」

 

「この事は言わないから大丈夫です!ウロボロス様!」

 

「言いふらしたら貴様ら全員スクラップになると思え…」

 

「「「「了解!!」」」」

 

その後、ウロボロス自らの実戦練習(と言う名の八つ当たり)

により部隊は全員半殺しになった。

 

 

 




アーキテクト怖くて未だに攻略出来ない…

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。