しばらく放置されていた奴ら登場
隊長が目覚め一週間後…
鉄血基地……
鉄血の基地のある一角。
そこには立派な道場があった。
道場からはガキィン!やカァン!と金属音が響いていた。
そんな中、その道場の隣の日本庭園付きの日本家屋の畳の部屋の中に隊長と装甲部隊の親方がいた。
そんな日本庭園の静かな雰囲気の中、隊長と親方が話しを始めた。
親方「先週の戦の傷は治ったのか?隊長?」
隊長「はい、治ったぞ。親方。」
親方「おぉ!よかった!よかった!
…で?何用でここに来た?」
隊長「我々に足りない物がわかりその足りない物を手に入れるため、協力を要請しに来きた。」
親方「ほほぉ…足りない物か…どのような物なのか?」
そして隊長は立ち上がり日本庭園を見ながら話しを始めた。
隊長「我々大鉄血帝国は絶対的な力を手に入れなければならない…ジュピターのような固定砲台だけでは駄目だ。圧倒的で破壊不能な兵器でなければ…」
親方「そんな物あったら苦労はしていない。」
隊長「そうだ。そんな物あったら苦労はしていない。
だがあるんだよ…誰の手にも無い圧倒的火力で実質破壊不能の兵器がな…!」
親方「ほほぉ…ではその兵器は今どこにあるのだ?」
隊長「その兵器は今はな…あそこだぁ…」
隊長の指は真上に真っ直ぐ伸びていた。
親方「上?…………
…
…まさか?!人工衛星か!」
隊長「気づいたようだな…そうだ!人工衛星を奪うぞ!」
親方「しかし、兵器になる物なのか?
人工衛星は写真や電波を送るものなはずだが?」
隊長「そうだな…"普通の人工衛星"ならな。
だがこの事件はしってるか?
テラグリジア・パニックという事件だ。」
親方「テラグリジア・パニック?
確か、街一つ住めなくなったテロだったはずだが…」
隊長「その事件で街一つを焼却した人工衛星がある。
その名はレギア・ソリスだ。」
親方「レギア・ソリス?一体どのような物なのだ?」
隊長「レギア・ソリスは元はテラグリジアという街のために用意された太陽光集積システムだったが…
テラグリジア・パニック事件の際に破壊兵器として使用された。その人工衛星は今も宇宙空間を浮かんでいる。
それを我々が有効活用しようという訳だ。」
親方「そうか…協力が必要と言ったな?正規軍の基地でも襲撃する気か?だったらお断りするが…」
隊長「言っただろ?誰の手に無い兵器だと…
レギア・ソリスの制御システムはな…
第三次世界大戦で滅んだアメリカの旧生物兵器対策本部基地の中だ。
放射線などの汚染が激しい過酷な場所だ。だから装甲部隊に協力を要請したい。」
立っていた隊長は土下座しながら親方に向かっていしていた。
親方「……
……
……
分かった。最近出撃が少なくてなまっていた所だ…
アメリカに行って手柄を上げようではないか!」
隊長「親方殿!誠に済まない!」
人工衛星