日本兵な鉄血兵達   作:oldsnake

36 / 38
侍…
再び暴れる




武士道とは!死ぬことを見つけたりぃ!!

戦闘ユニットを倒した隊長と田中は、すぐさま他部隊に救援に向かおうと田中に誘導してもらいながら全力で走っていた。

 

隊長「田中ぁ!次はどっちに行けばいい!」

 

田中「(^p^)左デス!」

 

電子戦や情報戦に特化している田中の案内により銃声と爆音と大きな声が聞こえる始めた。

 

田中「(^p^)モウスグ着キマス!」

 

隊長「了解!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第一部隊…

 

隊長の部下の鉄血兵達は戦闘ユニットに苦戦を強いられていた。

 

「クソ!弾丸が切れたぁ!

お前ら!絶対に下がるんじゃないぞ!」

 

「侵入者ヲ排除シマス」

パパパパパパ!

「あぁぁぁぁぁぁ↑!(撃たれた)」

 

「衛生兵!衛生兵!」

 

「援軍はまだなのか?!このままでは全滅してしまう!」

 

「メリケン野郎のロボットめ!なんて硬さだ!」

 

装甲の異様な硬さとミニガンに手間取っていた。

対光学兵器装甲により鉄血兵の主兵装である光学銃が効かなく梱包爆薬にも耐えゆる防御力を持っていたからである。

 

「ぐぁァ!!足がぁ!クソぉ!」

 

ミニガンが鉄血兵の足に直撃し足がズタズタにされてしまった。

 

「分隊長がやられた!クソ!援護に行くぞ!」

 

「死なせんぞぉ!」

 

鉄血部隊の分隊長が動けなくなり鉄血兵達がカバーに入ろうしていたがこれを見逃す攻撃ユニットではなかった。

 

「ミサイル発射シマス」

 

ミサイルが発射そうになっていた。

 

「クソォ!鬼畜め!死ねぇ!」

 

「発射させるな!」

 

「敵を妨害せよ!!」

 

鉄血兵達は分隊全員によるフルオート射撃による威力と精度はかなりのものでコントロールはし頭部に全弾当たり一糸乱れぬ射撃。

 

これなら助けられる!

そう思っていた。

 

 

 

…だが現実は非情であった。

 

 

 

 

バシュゥゥゥゥ!!

 

ミサイルが分隊全員によるフルオート射撃を物ともせず発射され分隊長に向かって飛んでいった。

 

ドォカァァァァン!!

 

鉄血兵達は最後を悟ったのか敬礼をしていたのが見えただ呆然とするしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、分隊長は無傷だった。

 

親方「大丈夫か?」

 

「親方様!?」

 

目の前には侍装甲機械兵の親方がミサイルが直撃していても悠々と立っていた。

 

「無事なのですか?!」

 

親方「大丈夫だ。あとすまん。我ら装甲機械兵部隊の移動が遅くなり…」

 

「そんな事より危ないですよ!攻撃ユニットは我々が想像していた物より強力です!」

 

ミサイルをどうやって耐えたかわからないが流石にミニガンなどは耐えられるか分からなかった。

 

親方「分かった…行こう」

 

「流石に危険です!死んでしまいます!」

 

親方「自分の命など微塵も惜しくはないわ!」

 

止めなければ装甲機械兵の首領が死んでしまう。しかし、自分は歩けない為何もする事が出来なかった。

 

親方「お前らに見せてやろう!武士道となんたるか!」

 

 

 

 

 

 

 

攻撃ユニットは親方に気づきミニガンを向けて発射体制になっていた。

そしてミニガンが発射され無数の弾丸が発射された。

 

パパパパパパ!!

ズガガガガガガ!!

 

凄まじ音で装甲から音がなるが悠然と歩く親方。

 

親方「武士とは、嵐の真っ只中にあろうとも、ひとり立ちすくせる者でなければ価値がない」

 

ミニガン×2の雨のような弾丸を浴びても平然と歩く親方。

 

「硬い…!あの攻撃ユニットと同格の硬さ…!?」

 

動揺する鉄血兵達。

 

悠然と歩き接近する親方、攻撃ユニットはミサイルを発射したが…

 

ドォカァァァン!

 

親方「武士道とは死ぬことを見つけたり」

 

攻撃ユニットとの距離は1m程になり親方は拳を振り上げた。

 

親方「心無き供に我々侍装甲機械兵は負けぬわ!」

 

ガァゴン!!

 

親方の渾身の拳は装甲の薄い首に直撃し手が装甲内部に入る、そして頭部はもげかけ配線が露わになった。

 

親方「フンッ!」

 

更に手をっこみ胴体部分の装甲内部を破壊し攻撃ユニットは機能停止し糸が切れた人形のように動かなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長「流石は親方だ…手を突っ込んで倒すなんて…

エゲツない倒し方してる。」

 

田中「(^p^)普通ノ装甲兵ナラ耐ラレナイ攻撃大量二クラッテマシタヨネ…」

 

隊長と田中が着いた頃には親方が攻撃ユニットを倒していた。

 

田中「(^p^)何モノナンデスカ?」

 

隊長「分かった。隠す事じゃないからな…

…教えよう」

 

隊長が話しを始めた。

 

隊長「アーキテクト様が極限の防御力と死をも恐れぬメンタルを持った装甲兵を作ったんだ…

超硬合金にウルツァイト窒化ホウ素を混ぜた合成超硬合金だ。

とてつもないほど硬くかつ耐火、耐衝撃、耐圧、耐爆、全ての攻撃に対して防御性能を発揮する装甲人形だ。その合成超硬合金の製法はヤバイからな…」

 

田中「(^p^)ソンナ装甲兵イタラ鉄血ノ勝利ハモウキマッテイルノデワ?

ソレトウルツァイト窒化ホウ素ヲハ混ゼレナイハズ?」

 

隊長「一体に約2ヶ月かかる、それと費用がエゲツない程かかる。

ウルツァイト窒化ホウ素については"禁忌の製法"を使っている。」

 

禁忌の製法と聞き田中は意味が分からなかった。

 

田中「(^p^)禁忌ノ製法?」

 

隊長「禁忌の製法…

それは逆コーラップス技術だ。崩壊液を使いこの合金を作ったって聞いたが…

…一度間違えば我々でも非常に危険だから止めて欲しい。

 

要するに危険と費用と手間がかかるから量産はできず一体しか作られなかったのが…

それが試作型次世代機械装甲兵adamas(アダマス)こと親方だ。」

 

田中「(^p^)adamas(アダマス)?」

 

隊長「確かなギリシャ語で「屈服しない」「征服されない力を持つもの」「侵されない」という意味があるらしい」

 

田中「(^p^)ナンカ…親方ラシイ名前デスネ」

 

隊長がある事に気づく。

 

隊長「そんな事言ってる場合じゃないな!怪我人の救護に行くぞ!足がズタボロにされて流石にかわいそうだ!」

 

田中「(^p^)ソウデスネ!ワカリマシタ!」

 

隊長は足がズタボロにされた分隊長の鉄血兵に応急処置をしようと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




試作型次世代機械装甲兵adamas(アダマス)

親方の本名、アダマスはギリシャ語で「屈服しない」「征服されない力をもつもの」「侵されない」という意味。

アーキテクトが極限の防御力と死をも恐れぬメンタルをコンセプトに作った試作の機械装甲兵

逆コーラップス技術というヤバイ技術を使った合金によりあらゆる面での防御性能がずば抜けて高くそれでいて起動力が高い。
その為、危険と途方もない程の高い費用、手間がかかる為一体しか作られなかった。

ウルツァイト窒化ホウ素…

世界で一番硬い鉱石、ダイヤモンドより硬いが宝石としての価値は無い。





フリー素材ですので好きに使ってどうぞ。






▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。