イヴちゃんさえ生きてくれたらいい   作:イヴちゃん凶愛者

13 / 35
遅くなってすみません・



13話 壊れていく運命

無事に家に帰るが誰もいない。

「ねぇ、遡亜(そあ)。SCAINSで待ってる。」

イヴちゃんの声が聞こえる。

「少しぐらい休憩させてよ。疲れてるから。」

 

「しょうがないなぁ。少しだけだよ。」

僕は記憶を頼りに自分の部屋の扉を開けた。

そこには何もなく、ミニマリストが住んでたような部屋だった。

僕はずっと一人で暮らしてたのだろうか?

病院に入院する前は誰かがいたはず。

僕は家の鍵を閉める。

「log writtig。」

僕はSCAINSへログインした。

「待ってたよ、遡亜。私の最高の親友。」

そっか、この時はまだ僕はイヴちゃんに告白してなかったね。

「そういえばどうしたの、このSCAINSに呼び出して。」

 

「それはね。」

急に光が僕を包み込むと何処かへワープした。

 

 

 

「今から諸君らにはこの指輪(シーケンスリング)を手に入れてもらう。」

 

あの指輪は確か5年ほど前にイヴちゃんにあげた指輪。

イヴちゃんの左の小指を見るとはめてなかったから。

今から僕がとってイヴちゃんにあげるのだろう。

 

「今から1日の間に。」

僕は何もこの世界を覚えてはいない。本能のままに探せばいいのだろう。

指輪の位置はイヴちゃんがわかるはず。

「私は兄と幼馴染と一緒に暮らしてた。でもね、星遺物とであって最終的に私だけが生き残った。兄と幼馴染は意見の食い違いにより決別した。ねぇ、遡亜。私は貴方も兄も幼馴染もみんな大好きなの。

また、みんなで一緒に笑っていたいの。だから私と行動して、そして本当の真実を思い出して。」

私は普通の少女でありたかった。でもリースの野望や守護竜(イムドゥーク)の真実を知った今は後戻りできない。例えこの身を失おうとも。

 

「大丈夫、貴方(きみ)は私の大切な人。他の人には決して死なせない。

そして始めようか。二人だけの物語を」

イヴちゃんは配布されたマップを見ると指をさした。

「南南西に行こうか。世界を驚かすためにね。」

 

「砂糖とチョコの苦さだっけ?」

 

「うん。」

 

僕とイヴちゃんは南南西へと歩き出した。

「そういえば、イヴちゃんは僕と出会う前は何をしてたの?」

 

「それはね、色んな電脳世界を渡り歩いていたよ。このSCAINSには私が求めてるデータが存在する。」

 

「色んな世界かぁ。」

 

「まぁ、私が最初に生まれた世界はとても幻想的でとても残酷だった。」

 

イヴちゃんはいろんな話を僕にしてくれた。だけど僕が最後記憶にあるのは現実の話と。

僕は探し人の事について話そうと思ったが、僕は本当に探し人の事をよく知っているのか?

僕は彼らに感謝している、それは何故だっただろうか。

 

「さて、問題です。Aさんには5人の息子がいます。彼らには1人づつ姉がいます。さて、Aさんの子供は何人いるでしょうか?」

 

「10人。」

 

「違うよ、もう少しちゃんと考えてよ。」

どこかイヴちゃんは楽しそうだった。次この夢が終わってイヴちゃんと出会う事があったら今度こそ守り抜こう。

僕は色々と考えた。そしてやっと答えを見つけた。

 

「答えは6人だね。」

 

「うん、正解だよ。よく考えたらわかるでしょ?」

 

「さて、次の問題だそうか?」

イヴちゃんは首をかしげる。

 

「そうだね、お願いするよ。」

貴方は無邪気だ。どんな事があっても前向きに生きていた。貴方が消したかった本当の記憶は全て消えた。

 


そうして、僕とイヴちゃんは様々なヒントを見ながらついに指輪を発見した時だった。

僕の後ろに全く知らない人がいて自分もその指輪を手に入れるしかないと言ったのでデュエルで決着付けることになった。

 

 

 

僕のターン、

「手札からレスキューラビットを通常召喚。そして、レスキュー・ラビットのモンスター効果、フィールドのこのカードを除外して発動、デッキからレベル4以下の同名の通常モンスター2体を特殊召喚する。現れて星杯に選ばれし者。」

 

 

 

 

「星杯に選ばれし者2体でリンク召喚。星杯に選ばれし者よ、己の運命を受け入れ更なる力をやどせ。リンク召喚、リンク2、星杯剣士アウラム。ターンエンド。」

とりあえずこれで様子を見る。

「私のターン、ドローです。私は手札から閃刀起動(せんとうきどう)-エンゲージを発動します。」

 しばらく間が空く。

「チェーンはなさそうなので私は閃刀姫ーロゼを手札に加えます。」 墓地 エンゲージ 

 

「私は手札から閃刀姫ーレイを通常召喚します。ロゼの効果、フィールドに自身以外の「閃刀姫」モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動します、このカードを手札から特殊召喚しますわ。

 

閃刀姫デッキなのか。僕のかつての記憶ではこのデッキは魔法とモンスターしか使わないデッキ。

だからデッキの攻撃力はあちらのほうが上。

 

「私はレイでリンク召喚、換装せよ閃刀姫ーカガリ。カガリの効果で再び墓地のエンゲージを加える。 墓地なし

 

「いきますわ。カガリとロゼでリンク召喚。閃刀を持つ二人の少女よ、今相俟って新たな力を呼び覚ませ。リンク2閃刀姫-ジーク。」

 

「ジークの効果、貴方の場にいるアウラムを貴方のエンドフェイズまで除外しますわ。」

 

「あ、へ?」

僕は驚き素っ頓狂を出してしまった。

「そして、カードを2枚伏せますわ。バトル、閃刀姫-ジークでダイレクトアタック。」

 

|遡亜

LP2500

閃刀起動(せんとうきどう)-エンゲージを再び発動し閃刀空域(せんとうくういき)-エリアゼロを加えて、ターンエンドですわ。」

 

「僕のターン、ドロー。僕は星杯に誘われし者を召喚。誘われし者でリンク召喚。現れろ、星杯竜イムドゥーク。イムドゥークはジークのリンク先に特殊召喚するよ。バトルです、イムドゥークでジークを攻撃。リンク先のモンスターとの戦闘時、そいつをダメステ前に破壊する」

 

「この瞬間、速攻魔法発動。閃刀機(せんとうき)-イーグルブースター。このターン、ジークは自身以外のカードの効果を受けない。」 せっと1 墓地イーグル

遡亜

LP1800

 

「やるね、だけどイムドゥークが破壊されて墓地に送られた事により手札から星遺物ー『星杯』を守備表示で特殊召喚するよ。」4-3

 

「守備力0じゃない、そんなんで私に勝てると思ってるの?」

 

「まだです、カードを1枚伏せてターンエンド。」 セット1

 

ターンエンドの宣言と共にアウラム君が再びフィールドに戻ってくる。

 

「私のターン。ドロー  私はジークでリンク召喚。旋風よ、今起動して、吹き飛ばせ。リンク召喚、リンク1閃刀姫ーハヤテ。」

 

 「星遺物ー『星杯』の効果、EXデッキからモンスターが特殊召喚された場合、このカードをリリースして発動してそのモンスターを墓地へ送る。ハヤテを墓地に送ってもらうよ。」

 

「だけどハヤテが墓地に送られた時、墓地のレイちゃんを自身の効果を復活させる。邪魔な星遺物はなくなった。私は伏せカードバウンドリンク発動、墓地のカガリをEXデッキに戻して1枚ドローして1枚戻す。4-3-3」

 

バウンドリンク便利だね、貪欲な壺で5枚なくても使えるから。

 

「ねぇ、星‥遡亜。」

イヴちゃんが声をかけてきた。

「どうしたの?」

 

「-1交換だからあまり使わないかもよ?」

 

「でも手札交換できるから強いと思う。」

イヴちゃんが心を読んだ事に後から気が付いて少し寒気が走ったのは別の話。

 

「私はまずはレイちゃんでリンク召喚。現れて、閃刀姫(せんとうき)-カガリ。私が加えるのは閃刀起動 エンゲージを加えます。」

 

 

「驚くのはまだ早いです。カガリは自分の墓地の魔法カード×100アップします。よって攻撃力1600.さらに、閃刀術式(せんとうじゅつしき)-アフターバーナーを発動。邪魔なアウラム君を破壊。

墓地 バウンドリンク アフターバーナー 

今何故僕が夢を見ているのかはわからないけど、これも1つの奇跡なんだろうか。

「私は再びカードを1枚セット、バトルです。カガリでダイレクトアタック。」

 

「伏せカード、魔法の筒。」

ミーレイ

LP2200

 

 

「僕のターン、ドロー。」

僕が引いたのは星杯を戴く巫女。そっか、イヴちゃんは僕と一緒に戦ってくれてるのか。

傍にいるのはわかってるし会話はできるけどどこか隔たりを感じていた。

 

「往くよ、イヴちゃん。僕は手札から星杯を戴く巫女を召喚、3-2そしてリンク召喚。現れてリンク・スパイダー。

そして、貪欲な壺を発動。」

 

星杯に選ばれし者2枚

星杯竜イムドゥーク1枚

星杯剣士アウラム。

星杯を戴く巫女

 

「5枚戻して、2枚ドロー。」

僕が引いたのは絵は空白だけど効果は読める転臨の守護竜と魔の試着部屋だった。

 

「僕はライフ800払い魔の試着部屋を発動。」

遡亜

LP1000

星杯を戴く巫女

プロトロン

神聖なる球体

星遺物の加護

 

「再び現れて、星杯を戴く巫女。そして神聖なる球体とプロトロン。」

 

僕は何も知らずに生きている。当たり前だと思ってた日々は突如と壊された。

また、君と現実世界で会うためにも僕は生きなければならない。

 

「僕は神聖なる球体でリンク召喚、現れろ星杯竜イムドゥーク。そして、さらにイムドゥークと星杯を戴く巫女で現れて星杯神楽イヴちゃん。」

 

「一体何をする気?」

 

「僕はプロトロンでリンク召喚、現れてサクリファイス・アニマ。そして、僕は未知なる世界を開く。転臨の守護竜を発動、2-1サクリファイス・アニマ、リンク・スパイダーそして星杯竜イムドゥークを除外して融合召喚する。」

 

「融合だって。」

 

彼女は少し怯えていた。

 

「世の中に生きる力を依り戻し今こそ真なる力を取り戻せ、現れてレベル9星杯の守護竜アルマドゥーク。」

後に僕はこの守護竜の真実を知る事になる。

 

「バトルです、アルマドゥークでカガリを攻撃。」

 

LP1000

 

「カガリが破壊された時、レイが再び姿を現すよ。」

 

「アルマドゥークは全体攻撃持ちだから再びレイに攻撃。」

 

「(レイの効果)最後の砦を守りし少女よ、今ここに表せ。閃刀姫ーカイナ。」

レイの効果で再び新たな姿を呼び出したか。

それで僕は止まらない。

「カイナの効果、アルマドゥークを封じるわ。」

 

「なら、イヴちゃんでカイナを攻撃です。」

 

「伏せてたイーグルブースターを発動して、戦闘破壊を防ぐわ。(現状墓地2枚、副葬と錬装融合でカバー可能)そしてカイナの効果でライフ100回復する。」

カガリの時に発動してたらダメージはそんなに受けなかったはず。

ミーレイ 

LP800

 

「それが貴方の全力?」

 

「え、どういう事ですか?」

 

「私のターン、ドロー。 手札から閃刀術式ーベクタードブラスト。発動、お互いのデッキの上から2枚カードを墓地に送る。」

僕が落とされたのは

星遺物の導き

馬の骨の対価

 

彼女が落としたのは両方魔法カードだった。

 

「追加効果はアルマドゥークがEXゾーンにいないから使わないわ。だけど魔法発動した事によりライフを100回復する。」

僕は安堵する。

「私はカイナを素材にリンク召喚、水の流れを受け止めて真の力発揮せよ。閃刀姫-シズク。」

 

一体彼女は何度リンク召喚したんだろうか。リンク召喚の多さに驚きを見せた。

「シズクの効果は自分の墓地の魔法カード×100相手の攻撃力を下げる。よって、イヴの攻撃力は1300。」

 

 

イヴちゃんはこちらを見るとにっこりを笑顔になった。

そっか、イヴちゃんはリンク状態だから破壊されないのか。

 

「バトル、シズクでイヴを攻撃。ジャミング・ウェーバー。」

 

 

「だけどイヴちゃんは自身の効果で破壊されない。」

 

「だけどダメージは受けてもらうよ。」

 

遡亜

LP800

 

「ターンエンド。」

後に分かったけど彼女は手加減してくれてたらしい。己の弱さを恥じ僕はもっと強くならなければならない。

 

 

 

「僕のターン、ドロー。僕は星杯に誘われし者を通常召喚。」

僕はひとまず息を置く。

「ミーレイさん、勝負していただいてありがとうございました。」

 

この時にはもう勝負の理由なんて忘れていた。

 

 

 

「誘われし者でリンク召喚、現れろリンク・スパイダー。」

このリンク・スパイダーも昔は持っていなかった。探し人にもらったんだった。

僕はイヴちゃんの頼みの星遺物集める事と僕自身の行動原理の1つ探し人と再会するのとどっちを

優先したらいいのだろうか。

 

「あの、星かじゃなくて遡亜。デュエル中ですよ、考えるのは終わってからでもいいんじゃないのかな?」

 

イヴちゃんに言われて僕が思い込んでた事に気が付く。

 

「僕はアルマドゥークでシズクを攻撃、この瞬間アルマドゥークの効果発動。このカードがリンクモンスターと戦闘を行う攻撃宣言時、その相手モンスターとリンクマーカーの数が同じリンクモンスターを

自分のフィールドか墓地から1体除外して相手モンスターを破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える事ができる。」

 

「僕はリンク・スパイダーを除外、シズクを破壊します。この効果ダメージで終わりです。」

 

 

 

ミーレイ

LP0

 

「こちらこそ楽しかったよ、ありがとう。」

 

彼女はログアウトをした。

 

 

僕は指輪を取りイヴちゃんを呼ぶ。

 

「どうしたの?君は指輪を持って。」

 

「イヴちゃん、僕は君が好きだよ。泣いて笑って一緒に生きたいんだ、君は僕を見向きもしないかもしれない。でも僕はずっと生涯貴方を守り続ける。一緒に貴方と生きたいのです。だからそばにいてくれますか?」

僕はイヴちゃんの小指にシーケンスリングをはめた。

 

しばらくの間が空く。

「あ、え?」

イヴちゃんは顔を赤面させる。

「ならさ、運命を受け入れて。私は貴方と違って人間じゃないから。」

 

「イヴちゃんは人間らしいから。一緒だね。」

 

「人間らしいか。ふふ、そうだね。」


人間らしいってなんだよ、私は貴方が憎いの。でも貴方は何も悪くないってわかってるのにこの気持ちを感じるのはいったい何だろうか。私はまだ彼に教えるわけではない。今は彼を慕い演じよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで私は現実世界や仮想世界が行き来できるようになったけど。」

イヴちゃんは戸惑いながらこちらに笑顔を向けてきた。

「僕は君が懐かしく思えた。だからこれからはずっとずっと一緒だよ、イヴちゃん。」

僕はイベント報酬で得たシーケンスリングの力を使ってログアウトをした。イヴちゃんにシーケンスリングを渡してしまっていたから手をつないでた。

 

 

 

今僕が見てるのは夢の現実世界、口で言ってるけどいまいち意味が分かってない。

今見てるのは思い出すために見てるのか、それともまた違う理由があるというのか。

イヴちゃんの声が聞こえてるってことは夢なのだろうけど。

 

「どうしたの、浮かない顔をして。」

イヴちゃんは不思議な顔を見せた。

「ううん、なんでもないよ。(イヴちゃん)さえ生きてくれたらいい。」

僕がそういうと今度はイヴちゃんが浮かない顔をした。

「なら、どうして私を殺したの?」

イヴちゃんは僕に聞こえないように何かを呟く。

でも今の僕はイヴちゃんが何を言ったのかわかった。

「おかえりっていうためだよ。」

 

 

 

 

 

「ならさ、君が死んでくれる?遡亜君、今度は私がおかえりって言ってあげるから。」

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。