イヴちゃんさえ生きてくれたらいい   作:イヴちゃん凶愛者

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クラッキングドラゴンのモンスター効果忘れてたので修正します


2話 cracker

学校に入ると僕は屋上へと向かった。無論、授業をサボるためだ。

「屋上へ行ったところで何も変わらないわ。

遡亜(そあ)君、私は…貴方は私と違って生きれるじゃない。

私は電脳世界で生まれ、

電脳世界からいつかは消える存在。」

 

彼女の目には涙が浮かんでいた。何か、彼女を怒らす事をしたわけでもない。

 

「僕は君のことが好きだし、将来は現実で君と触れ合って生きたい。」

 

「なら、勉強頑張ってよ。」

 

 

 

「でもさ、此処は窮屈なんだよ。」

 

「窮屈って何?」

 

「容量がいっぱいで動けなくなること。」

彼女は理解できないという顔を見せる。

 

「それはVRAINSでも同じ事なの?」

 

「さぁ、VRAINSの事詳しくないからわかんない。同じ事ってなにが?」

 

「VRAINSも窮屈になるの?」

彼女は純粋だから色々と聞いてくるけれど彼女の方が詳しいはずなんだけど。

 

 

 

「僕に分かるわけないでしょ。まぁ、データの世界だから

作る事は出来るって事だから窮屈にはならないんじゃない?」

 

「なら今すぐにでもヴレインズに行こうよ。此処だと聞かれちゃうよ。」

 

聞かれてまずい話はない。ただ、今ここは学校だ。

だから、先生に咎められるかもしれないということだ。

 

(デッキセット、into the VRAINS)

 

脳の奥から声が聞こえてくる。 アバターを再構築してます、そのままでお待ちください

目の前には川が流れていた。これは俗にいう三途の川?ではないのは確実だった。

でも、何処か懐かしくてどこか切なかった。

アバターの再構築が終わると地面に降り立った。

 

 

 

 

イヴちゃんは今迄の画面とは違い僕より少し小さい姿で立っていた。

「今、私を小さいって思ったでしょ。遡亜(そあ)君と違って私は(私は成長期)なんだからね。」

 

「ならまだまだ成長するってことなの?」

 

「う、それはわからないよぉ。」

イヴちゃんは苦笑いを僕に見せる。

 

 

 

「イグニス、隠れてても無駄だ。居場所はこのデータマテリアルを使えばすぐにわかるんだぞ。」

突然耳を劈く音が聞こえてきた。

「何事?なんかのイベントなのかな?」

 

「今日はそんな事ないはず。平日だし、人も少ないし。」

 

「あの人と勝負してみようよ。イグニスって何か、気になるじゃない?」

イグニスはどこかの国の火の神様だと聞いたことがある。

火の神様を探している彼には興味がわいた。デュエルでもして理由を聞いてみようかな。

 

 

 

「そこの人、デュエルしてくれませんか?色々とお聞きしたいことがありまして。」

 

「貴様、私が誰か知ってるのか?」

 

「いえ、知りません。今日初めてログインしたニューピーですから。」

 

「恐れおののけ、私の名はリボルバー様の名のもとにハノイの騎士。以後、お見知り置きを。」

 

「なんか中二病ぽいデュエリストね。なんか面白いね。」

イヴちゃんは手に口を当て、くすっと笑った。

 

「デュエルしてくれませんか?色々と聞きたいことがありまして。」

 

「よかろう。だが、私が負けたらイグニスを探すのを手伝ってもらおう。」

さっきはデータマテリアルがあるからすぐにわかるって言ってたけどデマだったのか。

ハノイの騎士は指を鳴らすとスケートボードみたいなのに乗った。

そして僕も真似をするが一向に出ない。

 

「私に任せて。」

イヴちゃんは僕には読めない文字を空中に書くとそこから緑色と水色の

を出した。

「これでよし、これはスピードボード。本来は一人で乗るようだけど

私も乗るわ。」

 

「危なくない?」

 

「別にいいじゃない。いざとなったら助けてあげるからさ。」

 

「待ち侘びたぞ、スピードデュエル。」

ハノイの騎士は痺れを切らしたのかスピードボードで戻ってきた。

僕も見様見真似でスピードボードに乗る。

乗った後すぐにイヴちゃんが飛び乗ったからバランスを取るのが大変だ。

 

 

「私は手札のハック・ワームを特殊召喚。そして、もう一体を特殊召喚。」

 

「ハック・ワームは相手フィールドにモンスターがいなかったら特殊召喚できるよ。」

イヴちゃんが解説してくれるお陰でデュエルがスムーズに進む。

「私はハック・ワームを2体リリースする。電脳世界を壊す蟲よ、今新たなデータの残照を貪れ。クラッキング・ドラゴン。」

 

「攻撃力3000が現れた。」

 

「大丈夫、私達のデッキにはそれに対抗するカードがある。

別に無理せずにあれを機能停止させるだけでいいんだから、遡亜(そあ)君はデュエルに集中して。私は操縦するからさ。」

 

「私はこれでターンエンドだ。」

 

「僕のターン、ドロー。手札からライフを800払い魔の衣装部屋を発動。デッキの上から4枚見てレベル3以下の通常モンスターなら特殊召喚できる。

そして、あとのカードをデッキの下に戻す。質問、イグニスとは

何?」

星遺物の加護

月鏡の盾

星杯に選ばれし者

馬の骨の対価

「懐かしいカード使うな。イグニスは人類を滅ぼす人工知能だ。」

 

「わかってくれるの?嬉しいな。」

イヴちゃんは言葉にピクリと反応するがすぐにいつもの笑顔に戻る。

「私の恩人リボルバー様は古き良きカードを使ってらっしゃる。だから、そういう事は似てるのかもしれないな。そして、イグニスをリボルバー様は追っており、

私はその手伝いをしている。相手がモンスターの召喚・特殊召喚した時、レベルかける200そのモンスター

の攻撃力を下げ、その分ダメージを与える。」

遡亜(そあ)

Lp3400

 

 

「僕は星杯の守護竜を召喚。現れて、創星を導くサーキット。召喚条件は星杯モンスター2体、星杯の守護竜と星杯に選ばれし者をリンクマーカーにセットする。

現れて、星杯剣士アウラム。僕は魔法カード、二重召喚発動、それによって

召喚件を増やす。

そして、僕は星杯に誘われし者を召喚し、

リンク召喚を行う。現れて、星杯竜イムドゥーク。」

遡亜(そあ)

2400

このデッキは連続リンク召喚する、だから息切れは激しいけど

回るときは回る。

 

「アウラム?お前の持っているのはサイバースではないのか・・どこで手に入れた。」

 

「私が渡したのよ。貴方と違ってサイバースを手に入れる方法はあるから。」

まぁ、この時は彼女がサイバースになるというのは思いもしなかった。

「スキル発動、星神への軌跡(アストロー・アドレア)

イヴちゃんの話を切り、僕は声をあげる。

 

僕のスキルは相手フィールドに機械族、又はサイバース族が存在しているときに効果が使える。

未だ嘗て僕はサイバース使いを見た事がない。

だから、相手がそれ以外のデッキを使ってきた場合

は対処できないから新たにスキル申請をしようかと悩んでいる。

 

 

「そこでスキルだと!?」

 

「僕はイムドゥークとアウラムをリンクマーカーにセット、ブレイク・ザ・サーキット。

召喚条件はリンクモンスター2体。スキルの効果、通常召喚扱いとしてレベル8からレベル5の機械族を特殊召喚する。顕現せよ、星遺物ー『星杯』。だけど、

フィールドに存在している限り星杯の効果は無効だ。そして、僕は星遺物の加護を発動し、星杯の守護竜と星杯に選ばれし者を手札に戻すよ。」

 

 

「ニンギルスの効果、自分及び相手カードを1枚づつ選んで墓地に送る。

僕は星杯を墓地に送る。君のクラッキング・ドラゴンを墓地に送ってもらおうか。」

 

「そうはさせん、手札からエフェクト・ヴェーラーを墓地に送り効果を無効だ。」

 

「ならば手札から速攻魔法、抹殺の指名者を発動し、デッキからエフェクト・ヴェーラーを除外して効果を無効だ。」

 

「何だと、やるな。」

 

「貴方だって、出来るね。」

 

 

星杯(星遺物ー『星杯』)の効果、デッキから星杯モンスターを2体フィールドに出す。現れて、星杯に誘われし者と星杯に選ばれし者。」

 

 

「なんだ?」

 

 

 

 

「バトルだ、ニンギルスで攻撃。」

 

「くっ。まだ、私のライフは残っている。」

ハノイの騎士

LP1500

 

「私のターン、スキル ダブルドロー を発動。デッキから私は2枚ドローできる。アンノウン・シンクロンを特殊召喚し、更にジャック・ワイバーンを召喚。」

場にモンスターが2体、リンク2が来るのかな。

「ふふ、見て驚け。アンノウン・シンクロンとジャック・ワイバーンを除外する。電脳世界を蝕む龍よ、

資源(リソース)をもとに甦って蹂躙しろ。クラッキング・ドラゴン。」

2体目なのか?

「あれはさっき墓地に送った奴だ。きっとジャック・ワイバーンには機械族モンスター2体を除外したら

蘇生させる効果があるんだよ、きっとね。」

イヴちゃんは少し顔を青ざめた表情を見せた。

 

「ふふ、驚いた顔をしてるな。デュエルだから、何があっても当然だろう」

 

「そう来なくっちゃね。」

 

「僕は星遺物の加護を除外して戦闘破壊は無効だ。」

 

「だが、衝撃は受けてもらおう。ターンエンドだ。」

遡亜(そあ)

1400

僕は心の中で微笑んだ。

 

「僕にターン、ドロー。さぁ、このデュエルに終わりを告げようか。

ニンギルスの効果、選ばれし者とクラッキング・ドラゴンを墓地に送ってもらう。

この効果が通れば僕の勝ちは決まりだ。」

ハノイの騎士は顔をしかめた。

 

「バトルだ、ニンギルスでダイレクトアタック。」

 

「ごめんね、ハノイの騎士。貴方は僕が探してる人じゃなかったみたいだ。」

 

 

「なら、私達と一緒にイグニスを探さないか?」

 

「僕は誰の仲間でもない。だから、リボルバーという人が誰だか知らないし

イグニスには興味はあるけど断っておくね。ごめん。」

 

ハノイの騎士は僕の答えを聞くと不意に笑い出した。

「ははは、ハノイを敵に回すとは。貴様の度胸は認めてやろう。だが、

いくらお前でも勝てるわけがない。」

そういうと彼は姿を消した。

「ねぇ、大丈夫なの?いつか、襲って来ない?」

 

「大丈夫だと僕は思うよ。いざとなりゃ、現実世界に引きこもればいいわけだし。」

本来此処に来た目的とは正反対の事を言ってるのに気が付いて苦笑した。

 

「えっと、初めましてだね。私の事は知ってる?」

いつの間にか傍にいた天使の羽を生やした少女は言った。

「ブルーエンジェルさんでしょ。」

イヴちゃんが目を輝かせて言った。

 

 

「正解です。さっきの(ハノイの騎士)とは知り合い?」

 

「「いいや、全く」です。」

 

「息ぴったりね。」

 

「僕になんか用なの?僕はニューピーだし、それに・・。」

 

「でもiDが作られた時は6年前(ヴレインズ稼働日)。」

僕は今回初めてのログインのはず。

 

「まぁ、また話しましょ。私は忙しいからこの辺で。」

彼女は何処かへ飛び去った。

メッセージボックスにフレンド申請のメッセージ

が来ていて僕はそれに承諾するとログアウトをした。

 

 

 

 


 

 

 

 

「最近VRAINSに復帰した者はいる?彼の情報を至急調べろ。」

 

「は、はい。」

何処かで誰かが指示をしていた。




3話 機怪蟲

やっべ、主人公のアカ名まだねぇや。

おかしなところありますが後で修正します、
遅くなり申し訳ないです。

星神への軌跡(アストロー・アドレア)
機械族、又はサイバース族が存在しているときにスキルが使える
デッキからレベル5〜8の機械族モンスターをフィールド上に存在している限り
効果と攻撃力を0にして特殊召喚。
このターン、効果ダメージを受けない
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