イヴちゃんさえ生きてくれたらいい 作:イヴちゃん凶愛者
久々に書いたので文章が乱れてるかもしれません
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僕の反応を見てアドミニストレーターは訝しげにこちらを見てくる。怖いすぐに逃げたいが此処で逃げるわけにはいかない。
「さて立ち話も疲れてきただろうから場所を移動しようか。」
僕を洗いざらい探ろうとしているのが怖くて僕は口を閉ざした。
口を閉ざしたと言っても身振り手振りはしてたし理解してもらえていたと思う。
僕は自分で考えている以上に自分の本音を打ち明けたくない。
誰かを傷つけてしまうかもしれない、誰かの首を絞めてしまうかもしれない。
「僕がリソウの自分になれたら君に笑ってあげられるだろうか。」
誰も聞こえない声で僕は呟く。アドミニストレーターさんは近くのレストランに僕を案内する。
「僕はカミサマなんかじゃない。僕はイヴちゃんのソバでイレルだけでシアワセだった。」
舌打ちをしたいがした事もないので少し目を横にずらす。結局一人ぼっちだったのかな、イヴちゃんなんてこの世にいなくて僕が考えた空想の人工知能だったのかな。それならどうしてニンギルスさんやアウラム君がいたという話になるがそれもこれも全部空想。
夢なんか見たところでサメナケレバ意味がない、
「どうしたんですか?イグニスの事気になってしまいましたか?」
アドミニストレーターさんが取り留めなく怖い。まるで僕を見透かしているかのように、少し抜けていて面白いけれど。
「なーでもないです。貴方の奢りなら少しは気が楽になりますが。」
別に今いる人とは今だけの関係だ。適当に話を合わせて使い捨てればいい。
「勿論最初からそのつもりですよ。」
彼は笑っていた。僕は笑えない。
(私は貴方が憎かった、でも感謝をしている)
僕を憎いならもっと早く殺してくれたらいいのに、僕の心なんか必要ないのに。
心があるから生きるのが辛くなるし、心があるから
「貴方は自らの物を取られたらどう思いますか?」
「それは嫌に決まってます。」
「ですよね。私は今度こそVRAINSをハノイの騎士の手に渡らせるわけにはいきません。SCAINSはハノイの騎士に狙われましたが目的の物が無かったためにそのままになっているようです。」
「彼らは何を狙っているのですか?」
「先程言っていたイグニスですよ。」
「イグニスって何かさっぱりわかりません、」
「イグニスは次世代後継人類人工知能。私達を導いてくれる物です。」
「それは信じられるの?」
「貴方よりは。」
彼はそこまで言うと飲み物を1つ頼んだ。仕事中なのもあってアルコールは頼まなかった。
大人はアルコールがあるから辛い仕事も乗り越えられると聞く。
アルコールに頼ってまで働きたくない。
「と言う冗談はおいときまして最近データストームが昔より少ないのです。このままだとやっていけません、」
僕にそれを言われてもどうすることもできない。
彼の奢りというので僕もオレンジジュースを頼む。
イヴちゃんがいれば僕の考えている事を代行して言ってくれるのに。
イヴちゃんに依存しすぎるの自分がとても嫌になる。
「そこで君に頼みがあります、私達と協力してくれませんか?」
僕は目の前の人を信用できなかった。
「断ります。僕は貴方の傀儡なんかじゃない、僕は僕自身の方法でイヴちゃんを見つけてみせる。」
「なら不法侵入の事を告発してもいいのかね?」
そっか、敵の本拠地に僕は侵入したんだった。
「わかりましたよ、その代わり僕は…」
「君はplaymaker の素顔を探ってほしい、それぐらいならできるだろ。」
アドミニストレーターの素の性格が出てきていてとても怖い。
「どうして僕を君は憎んでいたのかな。」
僕は貴女の為に生きて貴女の為に行動していた。
自分の身体なんて要らない、君の為に。
(本当にその気があるの?)
あるさ、僕は君しかいないから。僕には君が眩しく思えたよ。
(ならカフェ薙に行きなさい、手がかりがあるから。)
僕は見えないイヴちゃんの声を頼りにカフェ薙へと向かう。
生憎閉店時間を過ぎているのか店は閉まっていた。
(本当に私がいないと何もできないんだね。)
「君に会いたいよ、君は僕に生きる楽しさを教えてくれたんだよ。一人でいるという孤独さを考えさせてくれたんだよ。」
泣きたくて寂しくて僕は今すぐにでも自分を殺したかった。
(死んでは駄目だよ。貴方は私の大切な人だから、貴方に最後の質問をするまでは死んでもらっては困るんだよ。)
「なら今すぐにでも姿を見せてよ、僕は君しかいない。イヴちゃん、僕は生まれて初めて君が好きになった。君の為に生きたいと思った。どうしてどうして僕を置いて行ってしまったの。」
声はぽつりと消える。これなら最初から君と出会わなければこんな辛い思いなんてしないのに。
僕が明日また訪れようと家の方向を向いた時声をかけられる。
「お、おう。どうしたんだ、playmaker様に会いたいとでも思ったのか?」
振り向くとどこか見覚えのあってとても懐かしい声が人間ではない姿でデュエルディスクの上に立っていたのだった。