イヴちゃんさえ生きてくれたらいい   作:イヴちゃん凶愛者

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データが全部消えて落ち込んで新しく書き直して
ました。
会話文多めですすみません



29話 嘘をつく必要はない

「僕はカードを1枚伏せてターンエンドだ。」

 

「伏せたカードは気になるけれど、貴方の覚悟見届けた。私のターン、V.F.D.(ザ・ビースト)で攻撃する前に効果を使っておこうか。バトルだ、V.F.D.(ザ・ビースト)で攻撃。」

ドローしたカードも見ずに攻撃か、それだけ貴方は僕に期待してくれている。

「伏せカード、オープンさせてもらう。速攻魔法、コンセントレイトを発動。ディンギルスの守備を攻撃力に加える。防御は最大の攻撃だ。」

ディンギルス

攻撃力 2600

攻撃力 4700

リース

2300

 

「君の番でも使えたのに、どうして使わなかったの?」

当たり前のように君は聞く、きっと僕との会話を楽しんでいるのだろう。

「ビーストは効果だけではなく攻撃すら封じるからね、君の手には乗らないよ。」

 

「気づいていたのね、ならば次の手を見せてあげる。メインフェイズ2、私は星遺物の機憶を発動し、デッキから宵星の騎士ギルスを特殊召喚する。」

僕の見た事がないカードだ。それで何をする気なんだろうか。そしてディンギルスの目の前に呼び出すなんて。

 

「ギルスの特殊召喚時、デッキから星遺物ー『星杯』を落とす。さぁ、君に試練を与える。ギルスは自分フィールドに自信以外ない時、お互いのフィールド上に星遺物トークンを呼ぶ。」

僕に塩を送って何をするつもりなんだ。

 

「私は宵星の騎士ギルスに星遺物トークンでチューニング。世界に痕跡のない者よ、鍵の真の力を解放して数多の可能性を導け、レベル5星杯の神子イヴ。」

僕の前にイヴちゃんを出すのはずるい。会えなかった、僕だけの大切な人だった。君の手に渡ってはいけない。

 

「(ねぇ、遡亜。前を向いて行こう。行きましょう。)」

イヴちゃんの声とリースの声が混じって聞こえてくる。これ以上僕を苦しめないでそう言いたい。今聞こえてくる声は誰の声なんだろう。

イヴちゃんはこの場にいないはず。

 

「僕は君を許さないから、僕の手で取り返してみせるから。」

 

「(それでいい。貴方はいつまでも私を追い求めて。)」

 

「星杯の神子イヴの効果、デッキから星遺物カードを手に加える。」

彼女の手に握られたカードは何も見えなかった。

「私はこれでターンエンド。君に何も繋がりなんてないとは思っていない、だから私にそれを証明して見せてよ。」

 

 

「僕のターン、ドロー。」

イヴちゃんを傷つけたくない、例えそれが本人じゃなかったとしても。

 

(傷つけるのが怖いからといって逃げちゃダメだよ。人は傷ついたってそれ以上に仲が良くなるって言うでしょ。)

それは喧嘩する程仲が良いの間違えでしょ。

 

「僕は星辰のパラディオンを通常召喚、そしてディンギルスとリンク召喚。現れろ、リンク2 レグレクス・パラディオン。」

それとこれは違う、僕には君しかいないんだ。君にいなくなられたらどうやって生きていけばいいのかわかんない。僕は彼女(イヴちゃん)に依存していた。

 

「そして僕は星遺物を継ぐものを発動、墓地からディンギルスをレグレクス・パラディオンのリンク先に呼び戻す。」

君がいないなら君を作れば良い、そう思ってた。けど僕には無理だ、だからそれ以外の方法を見つける。

 

 

「レグレクスはリンク先から力を得る。そしてリンク先に特殊召喚されたのでデッキからオーバード・パラディオンをデッキから手札に加えます。」

レグレクス

1000→3600

 

君を傷つけるのは本当は嫌だ、だけどそれでは前に進めない。

 

「手札から星遺物ー『星槍』を墓地に送り、レグレクスの攻撃力を3000下げる。君の覚悟はもう決まっているんでしょ、だったらさっき加えたカードを使いなよ。」

 

「速攻魔法オーバード・パラディオンを発動。ねぇ、リース。貴方は本当は僕をどう思ってるの?感謝しているって都合の良い言葉で誤魔化さないで。」

イヴちゃんは好きだと言ってくれた。けれど他のみんなは僕と決別した。

 

「さぁ、それは貴方自分自身に聴きなさい。貴方の描いた物語は貴方しか結末を記す事はできない。だから私に憎しみを込めて書いたならそうなのでしょう。でもそれは違うと思ってます、だから自分で考えて。」

リースは優しい笑顔を見せた。

リース

LP900

 

「イヴの効果、デッキから星杯の妖精リース(わたしじしん)を守備表示で特殊召喚。そして、デッキから星遺物ー『星杯』を手札に加える、さぁ、決着の時だ。私のターン。」

彼女が加えたのは願望機(さいしょのちから)だ、そして僕がイヴちゃんと出会いたいと願ったその物。

 

「私自身を媒体に星遺物ー『星杯』を召喚、そして、リンク召喚。現れろ、転生炎獣アルミラージ。星杯の効果、星杯に選ばれし者と星杯の守護竜を呼び出す。私は星遺物の醒存を発動。」

再び3体のモンスターか、この勝負に何の意味があったんだろう。そしてやはり君もそのカードを使うのか。

星遺物の守護竜メロダーク

星遺物を継ぐもの

星遺物へ至る鍵

星杯に誘われし者

星遺物の機憶

 

リースさんが捲ったのは全て星遺物だった。

「人生に意味なんてない、死を経て初めて意味を知るんだ。早すぎてはいけない、人生は君がおもうよりも広いんだ。リンク召喚、現れてトロイメア・ユニコーン。」

 

「私は手札を一枚捨てて効果を発動、ディンギルスを戻してもらうよ。」

 

「伏せカード、オープン。共界神淵体。トロイメア・ユニコーンが対象だ。」

このカードの隠された効果なんて使う機会がないと思っていた、けれど今回の勝負は星遺物を巡っての戦い。役には立った。

 

「君は本当に自覚し始めてるんだね、君が神様に近づく度に君は人間ではなくなる。」

 

「何を言ってるの、本当にわかんなくなるからこれ以上はやめて。」

 

「やめない、君が神様になって欲しいから。」

 

「僕はトロイメア・ユニコーンを特殊召喚、そして君の場と僕の場から除外する。これ(デュエル)が終わったらしっかりと話してもらう。」

 

「私はこれでターンエンド。さぁ、終わらせて。」

どうして君はさっき星遺物を継ぐものを使わなかった、諦めるのはまだ早い。

「僕のターン、レグレクスでダイレクトアタック。」

 

「おめでとう、君の勝ちだ。」

僕はリースの方へ走る。思った疑問全てぶつけるために。

 

「どうして君は自分手札のカードを発動していたら、まだ勝負はわからなかったはず。」

 

「継ぐつもりなんて全くなかったから、私は私なりの方法で人間(かみさま)になってみせるよ。」

リースさんの目には少し水滴があった。何故だろう、それは僕には理解できない。

 

 

 

 

「負けてしまったけど、こんなにデュエルするの初めて、楽しかったよ。ごめんだけど、此処でお別れだね。」

リースさんはそう言うと何処かへ行こうとしているようだ。リースさんは初めてのデュエルじゃないのか。

「どこにいくの?一緒に来るんじゃなかったの?」

 

「私の役目は君の目的の再確認だからね、死にたいと思ったらいつだって殺してあげる。だけど今は駄目だよ、君は私と同じで進んでヴィランとなるのだから。」

ヴィランか、確かにそうなのかもしれない。イヴちゃんを守る為に全てを敵に回してもいいと誓った。イヴちゃんさえ生きてくれたら、何も要らないから。

 

「さよなら、私の創星神(あこがれ)。私は私なりに人間を目指すよ、君が見た別の選択肢を見届けるのと同時にね。」

道案内は此処までのようだ、この先にサイバース世界があると信じて僕は歩き始めたのだった。




感想気楽にください モチベが少し下がってて落ち込んでたので
誤字脱字なども教えていただけると修正できるのお願いします
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