イヴちゃんさえ生きてくれたらいい 作:イヴちゃん凶愛者
色々忘れておりますがよろしくお願いします。
読者の君達には理解不能だけど考えを整理しよう、そもそも僕は死にたいと思っていたのは何故なんだろうか。
イヴちゃんがいないからではない、親しい友人がいなくなったからでもない。僕の記憶は死ぬ事ができなかったから病室までしかない。
「世界に君がいないなら作ればいい、君がいる世界ならいてもいいと思えた。」
病室に入れられる前、僕は
(この世界が作られた物だと知った
目を開けるとそこは自分の部屋にいる、それと同時に自動料理作成機が動き始める。
「あと50分ぐらいで夕飯ができます。それまで暫くお待ちください。」
生憎僕は食欲がない、けれど折角作ってくれる物は無駄にしない。この考え全てがこの世界においては無駄かもしれないがそれをこの頃の僕は知らない。
僕の家は全てオートメーション化されている、一般の家庭はどうなんだろう。
暖かい家族がいたら幸せだったのだろうか、いずれくる死合わせがないから気が楽なのだろうか。
「世界に君がいないなら作ればいい、君がいたなら何も要らなかったのに。」
僕は小説を開いた、今は非公開にしてるイヴちゃんの物語を読むためだ。
イヴちゃんは生き返る事が出来る、けれどイヴちゃんの傍に僕はいない。
イヴちゃんはたった1人の星遺物の導く先を信じていた。
「僕は此処にいるべきではないんだろう、けど僕は君が好きだし君を愛していた。 君がいない世界は虚無で何もできなかったから。」
貴方がずっと傍にいるのが当たり前だった、でもそれはまやかしで本当は君がいないのが現実な気もする。
[イヴは星神と会う為、星神が残した器を壊す事にしました。アストラムに全てを託すのです、アストラムが対焉覚悟で星神器へと入ると内部にいたリースが全てを語り始めたのです。]
物語は此処で終わっていた。僕が書く事で続きは読める。
けどそれでは意味がない。
「貴方の為に生きたいと思えた。それは今も変わらない。」
続きはいつだって僕の手の中にあった。イヴちゃんが側にいる時に思い浮かばなかったのは不思議だけどそれは仕方ない。
[この世界は所詮全ては作り物、創作者がいる限り世界は再演し続ける。望まむ世界を見捨て、望む世界へ至る道を探す。
続きは書いていなかったのにどうしてか文章が作られていく。
(君も死ぬ事で全てを終わらせる事ができる。)
「君と会うまでは死ぬ気はないよ、君は会う約束をしてくれたからね。」
僕の言葉は全て真実だった、けれど強がりで寂しがり屋だった。ライトニングさんと話す前にロスト事件、彼らが生まれたきっかけを知らなければならない。
どうしてロスト事件を起こしたハノイの騎士は事件を起こすのを急いだのだろうか。
世界が破滅の道を辿っているという話も聞かない、人が指導されるべき者も聞かない。
僕はSOLテクノロジー社の問い合わせフォームを開ける。そこには座標がある。
送信先の情報さえあればそれを僕の端末に同期すればいい。
このメールアドレスにメールを送り、サーバーデーター記録を覚えればいい。
そして内部にあるデータを盗み出す、ロスト事件の全貌を知る。
僕はヴレインズへとログインした。
ウィルスデブリが漂っていた、触れてしまうと個人情報が抜き取られ昏睡状態になるのは間違いないだろう。
不規則に動いているように見えるため僕は立ち止まるしかない。
ウィルスデブリをどうすれば対処できるのか考えていると僕は違和感を感じる。
それはプログラムである以上不規則は存在してないのだ。管理をしている人がいるのだろう、僕に気付いてないからウィルスデコイはこちらに向かう事はない。
乱数を生み出すためには様々な方法がある。それさえ解析できれば此処を抜ける事ができる。何も考えられないでいるとここではVRAINSの中だからカードが実態できる事に気がつく。
どんな手を使ってでも貴女と一緒にいたかった。君と笑い合える日々が何より楽しかった。僕が書いた星遺物の話は君と出会えた大切な話。
だからそれ以外は何もいらない、イヴちゃんさえ生きてたら全て入らない。ウィルスデブリは合計40個程漂っている。僕は天威のデッキを実体化させた。そのカード達をウィルスデブリに当て始めた。
「もう何も要らないから、君が僕に残してくれたものさえあればいいから。」
天威のデッキと引き換えにウィルスデブリは全て消滅した。代償は大きいと君は感じるかもしれない、けれど僕には君といたあの日が大切なんだ。
ウィルスデブリに頼りきっていたのか抜けた先は一箇所を除き真っ白な空間だった。
一箇所にはコアらしきものが漂っていた。コアに触れると記憶が流れて混んできた。
(SM暦⁇ 私達はイグニスと呼ばれるAIの開発に勤しんだ。)
これはロスト事件を起こした人達の記憶か、僕にそれは必要のない。そもそも何でここに来たんだっけ、先程に記憶が入ってくると同時に自らの記憶が消えていく。危険だと思い一旦手を離した。
[修正 修正]
僕が来た事でデータを隠蔽しようとしているのか。そうはさせない、僕は再び手を伸ばした。
記憶という名のデータが脳に入り込んでくる、もういいよ僕はとっくに壊れていたのだから。