イヴちゃんさえ生きてくれたらいい   作:イヴちゃん凶愛者

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32話 神様が与えたきかい 前編

(私達はイグニスに未来を託す為にデュエルモンスターズを教える事にした。私達だけでは時間が足りない、調整する必要がある。そこで6人の子供を連れて来て教えさせる事にしたのだ。子供達を連れて来たのは純粋だからだ。純粋な心を持っている事で純情なるイグニスが生まれる、そう考えていた)

この記憶は鴻上博士の記憶らしい、今は生きているかわからないただの他人だ。

 

そして、ライトニングさんが言うには誘拐して来たとの事らしいけれど考えによるのだろう。

この後連れて来られた6人の名前が出て来たが知らない名前が出て来て混濁した。赤の他人と言えばそうなんだろうけれど、この6人には選ばれた理由がある。ただ誘拐してきたのではない、人知を超えた何かの共通点が存在しているはずだ。

リンクセンスだけだったらそれなら僕も誘拐されていたはず。

考えても今の僕に他の人との違いを思い出す事はできない。思い出す事さえできればライトニングさん達を救う事ができるはずだ。細やかな違和感を見つけ出す事で良い結果が得られる。

 

 

それとこの時代はSM歴じゃない、今は違う。おかしい、言葉にならない違和感が僕の脳を支配する。

 

その記憶(データ)は貴方のセキュリティクリアランスに違反しています。

 

その言葉を脳が理解を拒んだのと同時に焼きつくように痛さを感じる。

後悔でもない、失念でもない、この気持ちはなんだろう。

これ以上を知ったら僕は人間としている事ができない気がした。

これ以上詮索すると…僕は僕じゃない何かになってしまう気がする。

何度も考えが繰り返される。

このままではいけない、僕は手元を操作してデータのコピーを始める。誰かに見せるわけではないけれど、この情報が此処においてはいけないと確信したからだ。

僕が僕であるためにそして今は此処にいるわけにはいかない。

コピーが終わる時何かが出てきた、化け物ではない。モンスターカードにしては異質な姿をしていた。

 

『オートパイロット・スタンバイ。デュエルロックモード・始動。』

出口の扉が閉まる音がして意識が朦朧とするがデュエルに勝たなければ此処から出れなくなってしまった。

 

『デュエル。』

僕は言葉を放つ事ができなかった、無駄な体力は使いたくないのだ。

 

『ドラゴノイド・ジェネレーターを発動、ドラゴノイドトークンを2体呼び出す。』

このカードはリボルバーが使うカード、いやカードに使い手は決められていない。

だけど僕が使う星遺物だけは誰にも使わせたくない、使わせるはずがない。でも、機械蟲(クローラー)を使う彼はどうして使う事が出来たんだろう。

記憶を辿っても思い出す事はないし、それを今の僕には知る事できないだろう。

 

『ドラゴノイドトークンを2体リリース、現れろパーフェクト機械王。』

パーフェクト機械王の姿はカードの絵とは違い、コアを守るように立ちはだかる。

『機械仕掛けの夜ークロック・ワーク・ナイトを発動、これにより君は機械族(あるがまま)になる。』

ここまで展開をしてから相手はニヤリと笑う。機械に感情はないのはわかっている、けれど僕にはそう見えた。

『君は微かな違和感に疑問を持ったな、それは正しい。だが此処は思い描いた世界(きみだけのものがたり)が存在している。どうしてそれを拒む。』

 

「拒んでなんかいないよ。」

 

『夢は醒めるから夢なのだ。途中で醒めたら。』

彼の言葉は途中で切れてしまう、それと同時にイヴちゃんの声が入ってくる。

(私はいつまでも遡亜君を待つから。気にしないで夢を見て。)

イヴちゃんはここには居ない、けれど思い出はここにある。

 

「私はカードを2枚伏せてターン終了だ。ターン終了時、君はドラゴノイドトークンを2体呼ばなければならない。」

 

「僕のターン、ドロー。」

違和感の正体は明らかになる事は絶対にない、口に出せば修正されなかった事になる。

考えの状態で置いておく事で修正を解除できる。

「手札からオルフェゴール・ディヴェルを墓地に送り、ワン・フォーワンを発動、それによりデッキからフォーマッド・スキッパーを特殊召喚する。」

そして僕はエクストラデッキからアークロード・パラディオンを見せる。これによりフォーマッド・スキッパーはパラディオンモンスターとなる。

 

「フォーマッド・スキッパーでリンク召喚、現れてマギアス・パラディオン。」

 

「そしてスキッパーの効果、リンク素材になったのでスクリプトンを手札に加える。」

 

 

「墓地からスキッパーを除外し、スクリプトンをマギアス・パラディオンのリンク先に特殊召喚する。そしてマギアスの効果、

デッキから星辰のパラディオンを手札に加える。」

 

「ディヴェルの効果、デッキからオルフェゴール・トロイメアを呼び出す。」

 

『壁を幾ら作ったところで君は私に敵わない。素直に私の命令に従え。』

どうしてこれは強気なんだろうか、外部で操作されているようにも見えない。

 

「スクリプトンとマギアスパラディオン、そしてオルフェゴール・トロイメアでリンク召喚、現れてアークロード・パラディオン。」

もう僕は迷わない、全ての記憶を取り戻すために全ての星遺物(おもいで)を駆使する。そうすればハッピーエンドにつながると信じているから。

 

『たった攻撃力2000、私のパーフェクト機械王は貴様のおかげで3200。』

 

「君は思い違いをしている、これからの可能性を見せてあげる。オルフェゴール・トロイメアの効果、自身を墓地から除外して星遺物ー『星杖』を落とす。これにより攻撃力が800アップする。」

まだ足りない、この世界を変えるためには真実を照らすためには限界を超える。

 

 

「『星杖』を除外し、除外されていたオルフェゴール・トロイメアを呼び出す。」

 

まだ足りない2枚目の伏せカードにはきっと何かがある。1枚目はメッセージを示すためのカードだ。

 

 

「オルフェゴール・トロイメアを墓地に送り、オルフェゴール・プライムを発動、これにより僕はデッキから2枚ドローする。」

本当は星辰のパラディオンを呼んでイヴちゃん(星杯神楽イヴ)を呼び出したかった、でも今はいないしアークロード(アウラム)の側にいるのを見るのは嫌だ。

 

「僕は手札から速攻魔法 星遺物の機憶を発動する。デッキから現れ出でよ、紫宵の機界騎士。紫宵の機界騎士の効果自身を除外して蒼穹の機界騎士を手札に加える。」

 

『これで君の展開は終わりですか、余りにもつまらない。』

 

「それはどうかな、僕はパーフェクト機械王の同列にカードをセットする。これにより蒼穹を呼び出す事ができる。現れろ、蒼穹の機界騎士。蒼穹は手札から読んだ時デッキから宵星の騎士ギルスを手札に加えられる。そしてドラゴノイドトークン1体目と蒼穹でリンク召喚、現れろ 明星の機界機士。」

墓地に落とすのは星遺物の交心、これによってクローラーを次のターン呼ぶことができる。

そして手札に加えた星槍は身を守るための手段だ。

今外から見ればデッキとして纏まってないと思うかもしれない、けれど星遺物は1つの物語だ。1つの物語紡ぐのが僕の役目。

 

「バトルだよ、アークロード・パラディオンでパーフェクト機械王を攻撃。」

攻撃力が4400になったアークロードでなら攻撃力が3700であるパーフェクト機械王を倒せると思っていた。

 

『伏せカード発動、リミッター解除。』

やはり何かを伏せていた。

 

「僕は手札から星遺物ー『星槍』を墓地に送り、効果を使う。パーフェクト機械王の攻撃力を3000下げる。」

 

『伏せカード発動、透破抜きを発動。星遺物ー『星槍』。」

冷酷な一言で僕は全てを失う事になる。安易な行動は身を滅ぼすとはこういう事かな。

 

遡亜

LP4000⇨1000

 

「僕はメインフェイズ2 ドラゴノイドトークンと明星の機界騎士をリリース。アドバンスセットし、カードを2枚セットする。これでターンエンドだ。」

ターン終了時、パーフェクト機械王は破壊される。すすみ過ぎた技術(こうげきりょく)は破滅を齎す。

 

『私のターン、ドロー。私は再びドラゴノイドトークンを2体呼び出し、アドバンス召喚。現れろ、リボルバー・ドラゴン。』

相手のデッキは機械族か、機械が何度も連続している光景をどこかでみた。

死にたいから僕は小説を書いた、そして病室で目を覚ました。

 

病室で目を覚ます前、イグニスさん達と出会う前に僕は機械に接続された。

それが何の為の機械だった、それを思い出す事が重要だ。




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