イヴちゃんさえ生きてくれたらいい   作:イヴちゃん凶愛者

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大変遅くなってすみません
色々と作者が忘れている設定とかがありました。
感想などお待ちしております


37話 星遺物と巫女と物語の果て

あれからどうやって家に帰ったのか覚えていない。

脳にあった腫瘍、同じ街の人々それぞれ意味があっての事だと思っている。

家にあったPCに電源が入っていた。

電源を消そうとするがそれどころかサイトが開かれる。

 

星神となったアウラムはイヴを現実へと戻します。今度は本物の星神に会って書かれた真実を探るためです

 

字が形を形成すると同時にどこからか飛んできたユスティアが画面に溶け込んだ。

 

「ねぇ、遡亜。ラストデュエルをしましょうか。星遺物の導く先?いえ、星神である貴方が目指した道の先を見せてよ。」

VRAINSではないのにデュエルモードが起動された。PCにはデュエルフィールドが表示されたのだ。

 

 

「さぁ、私から先行もらうよ。私は手札から星杯を戴く巫女を召喚、そしてリンク召喚。現れてリンク・スパイダー。墓地に通常モンスターが送られたので手札から守護竜ガルミデスを特殊召喚。」

イヴちゃんのデッキは恐らく僕が書いた星遺物全てを使える、つまりミラーマッチ。

 

「私はリンクスパイダーと守護竜ガルミデスでリンク召喚、現れてトロイメア・ゴブリン。トロイメア・ゴブリンの効果、手札からオルフェゴール・ディヴェルを墓地に送り、通常召喚をもう一度行える。」

そっか、トロイメアすら入っているのか。今更ながら僕は彼女がどんな思いで僕と一緒に行動してくれたのかその深い理由なんて理解できていなかったのだと思ってしまう。

 

「ねぇ、遡亜。理解できてないとか思ってるかもしれないけどさ、私は貴方といて本当に楽しかったよ。だから最後まで全力で私を倒して証明して見せてよ。

 

「私は2度目の召喚でクローラー・スパインを召喚。墓地のディヴェルの効果、デッキからオルフェゴール・カノーネを特殊召喚。」

 

イヴちゃんはとても楽しそうだった、人生を奪った僕に責めるのではなく賞賛をしてくれるようだ。

 

「カノーネとトロイメア・ゴブリンでリンク召喚、現れてオルフェゴール・ロンギルス。更にオルフェゴール・ロンギルスとクローラー・スパインでリンク召喚。星神(あなた)がいるという事で世界は紡がれる、貴方の力を宿し真の力を見せよ。リンク4宵星の騎士(ジャックナイツ・オルフェゴール)エンリルギルス。」

 

彼女はデュエルディスクを置いて僕に問いかけてくる。

 

「人生なんて何が起こるかわからないからこそ面白い。私は確かに貴方によって作られたかもしれない、けどね。これからの未来は遡亜と一緒に見たいんだ、貴方が見た世界を今度は二人でさ。作られた物語だけじゃない、これから一緒に作るんだ。私は貪欲な壺を発動、墓地にある5枚をデッキに戻して2枚ドローする。」

星杯を戴く巫女

リンク・スパイダー

守護竜ガルミデス

トロイメア・ゴブリン

クローラー・スパイン

 

相変わらずイヴちゃんのデュエルタクティスは僕以上だ。

 

「まだだよ、私は手札からオルフェゴール・プライムを発動、手札から星遺物ー『星杖』を墓地に送り、デッキから2枚ドローする。私はフィールド魔法オルフェゴール・バベルを発動、そして星遺物の導く果てを発動してターンエンドだよ。」

 

「僕のターン、ドロー。宵星の騎士(ジャックナイツ・オルフェゴール)ギルスを通常召喚、効果によりデッキから星遺物カードを落とす。僕は星遺物ー『星杯』を落とすよ、ギルスは同じ列にカードがあるのならチューナーになる。

そして自分の場に他がないとき、星遺物トークンを呼び出せる。」

この時イヴちゃんの場にも特殊召喚されてしまうけれど今は展開が先だ。

 

「僕はチューナーとなった宵星の騎士(ジャックナイツ・オルフェゴール)ギルスに星遺物トークンでシンクロ召喚。安易な解決策への誘惑を打ち破りし物よ、今愛する者の音楽とともに妹を導いて。シンクロ召喚、現れて星杯の神子イヴ。」

僕は此処まで言って画面の前のカメラに手を差し出す。

 

「今度は君の手を離さないから、この勝負で貴方に勝ってそれを証明して見せる。」

イヴちゃんは寂しげに、でも嬉しそうに微笑んだ。

「ありがとう。でも……どうかな。私はまだ終わらないよ。宵星の騎士《ジャックナイツ・オルフェゴール》エンリルギルスの効果、除外されているオルフェゴール・ディヴェルを手札にもどしてデッキに戻す。遡亜、貴方の全力を見せて!」

 

「エンリルギルスはこれにより星杯の神子イヴ(わたしじしん)のコントロールを得る。」

 

「でも星杯の神子イヴ(貴方)の効果、デッキから星遺物の胎動を加えるよ。ごめんだけど僕の持てる全力を出す。星遺物の胎動を発動、これにより手札から夢幻転星(アストロイメア)イドリースを特殊召喚するよ。」

 

「そのリースは本来リンクを断ち切るモンスター、でもこの場に読んだのは彼女も物語の登場人物として愛されていた。そうだよね。」

僕はずっと君だけを求めて小説を星遺物の物語を書いてきた。でも今になってわかったんだ作者というのは全ての登場人物に愛を込めて作っていたという事を。

 

「イドリースの効果、このカードが特殊召喚に成功した時リンクモンスターを全て墓地に送る。」

イヴちゃんの最後の伏せカードはなんだろう、今発動しないからクリマクスではないのはわかる。

 

「貴方にとって星遺物世界(このものがたり)はどうだった?楽しかった?悲しかった?」

イヴちゃんは画面では手を振りながら質問してきた。本来デュエル中に質問なんてしないのだけど

この勝負はあくまで未来を決めるためだったから。

 

「その顔はどっちでもあったんだね、わかるよ。私は貴方に書かれて本当に良かった、だってさ 登場人物が作者に会えるなんて奇跡でしかないじゃない。」

イヴちゃんは微笑んだ。その微笑んだ笑顔に僕は何度救われたのだろうか、何度後悔したのだろうか。

 

「私は星遺物の導く果てによりデッキから星遺物ー『星鎧』を守備表示で特殊召喚し、更に『星鎧』によりデッキから星遺物を継ぐものを加える。」

イヴちゃんは僕は人の心を壊すのは反対しなかった、何故だろうか。デュエルに関係ない考えが脳を支配し始めた。

 

ああ、どうして僕はいつも関係ない事を考えてしまうのだろうか。

 

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